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気化した思考法とAI
人工知能の父と呼ばれているらしいマービン・ミンスキーの”脳の探検”を読中。まだ読中ではあるが本書の基幹となる”思考素”という考えが面白く、先述の熱力学に関する自分の考察にどこか親和性を感じたので、備忘として書いておきたいと思う。
思考素と呼ばれる個別の要素が脳内に点在しており、感情は思考素を回路が囲むことで生まれるというもの。実際の脳内がこのように作られているという話ではなく、思考をシステムとし
マクスウェルの悪魔と"分別"
私は全くの文系脳だけれど、最近熱力学や量子学などをかじっては、科学哲学の真似事のようなことを考えている。そんな中で気になるのが、マクスウェルの悪魔だ。
詳しいことはwikipediaで。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%82%AA%E9
ソーシャルディスタンス
森の木々は自身の枝をとなりの木々を脅かすほど成長させない。多様性のある共生とはまさにこんな姿だと思う。競争経済ではなくウェルビーイングな幸福度を優先した社会における人と人の距離感もこうあって欲しい。
話は少しそれるが、幾何学のシンプルな美しさを見出したモンドリアンの話をしたい。
よくある木のスケッチの変遷についてはこちら。
https://www.google.com/amp/s/guchin
イタリア未来派 マリネッティとコロナウィルス
近代芸術の一端を担い、先進的な試みをやりまくったマリネッティですが、あまりに過激すぎる彼の行動を最近ふと思い返します。
注※ 別に私はマリネッティの思想の過激な部分は支持していません。
ざっくりマリネッティについてはこちら
戦争は時代を変化させる最大の契機とみなし、自ら将軍となり他国に攻め入って破壊を行ったマリネッティ。そんな彼は戦争にはテクノロジーが凝縮されており、破壊は美しいものだと語っ