マガジンのカバー画像

膝のお悩み

9
運営しているクリエイター

記事一覧

成長期の膝の痛み(オスグッド病)

成長期の膝の痛み(オスグッド病)

痛みの原因を追求、自ら治る力を引き出す柔道整復師タクです

今回は一生懸命スポーツに取り組んでいる小中学生に多い膝の痛み、オスグッド病について解説したいと思います。

息子、娘などが膝のお皿の下の出っ張りが痛くて走るのが大変そうなどと困っていれば参考にしてみてください。

成長期の痛みオスグッド病の原因は膝蓋骨(お皿)の下部までつながる腱が繰り返し強く引っ張られておこると考えられています。この部分

もっとみる
なんとなく最近膝が痛い(変形性膝関節症)

なんとなく最近膝が痛い(変形性膝関節症)

医療機関で軟骨が減っている、変形性膝関節症と言われたけどどのような状態かわからない、どう対応すれば良いか悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。

今回は変形性膝関節症についてと進行度別に考えていきたいと思います。特に下記の方に参考にしていただければと考えています。

・60代女性心当たりはないけど膝が痛い
・変形性膝関節症と言われたが対応に困っている
・人工関節にすべきなのか悩んでいる

もっとみる
膝からパキパキ音がする(タナ障害)

膝からパキパキ音がする(タナ障害)

日常生活で膝がパキパキなるという症状が気になっていませんか?痛みがなければ緊急性は低いです。

症状があることに加えて中高生で運動を盛んに取り組んでいるという場面ではタナ障害という疾患の可能性があります。医療機関も考えてください。

痛みのきっかけスポーツ動作(スクワット、ジャンプ)や膝の曲げ伸ばしの繰り返しにより内側の滑膜ヒダが炎症を起こし痛みが生じます。

症状痛みは炎症が蓄積する夜間に悪化す

もっとみる
膝を捻ってしまった(半月板損傷)

膝を捻ってしまった(半月板損傷)

スポーツ動作や日常生活で膝を捻ってしまってから調子が悪いという方は半月板損傷の可能性があります。

半月板は関節に加わる負荷を分散するクッションの役割と、関節を安定させる役割がある大事な組織です。

もし今回紹介する症状が当てはまれば一度整形外科を受診をしてみてください。
参考にして頂ければ幸いです。

きっかけ
体重移動でバランスを崩し、膝を捻る場面で損傷することが多いです。ジャンプの着地やスト

もっとみる
膝がたまに痛くなる人へ

膝がたまに痛くなる人へ

対象の方
きっかけがないがたまに膝が痛い、整形外科などで進行度合いをみてもらい重症ではなかった方。

悪化する前に
何のきっかけもないのに膝がたまに痛くなるという方は重症となる前に原因を考え、それ以上症状が進行しない様に運動療法を取り入れましょう。今回は膝の痛みの原因の一つとその運動療法を紹介します。

原因は何か
はじめから膝が原因で膝が痛いということは直接膝を打撲したとき以外は滅多にありません

もっとみる
膝が伸びにくい

膝が伸びにくい

膝が伸びなくて困っているという方は少ないのではないでしょうか?

しかし膝が伸びるかどうかの評価は膝の柔軟性、どれだけ負担が掛かっているかの目安として大切な項目の1つです。

今回は痛みがあり、膝が伸びないという方はもちろん、痛みがなくても伸びないという方にも参考にしていただければ幸いです。

今回の内容
・なぜ伸びなければいけないのか
・自分の膝はどうか
・エクササイズ

なぜ伸びなければいけな

もっとみる
階段の下りで膝が痛む

階段の下りで膝が痛む

転んだ、ぶつけた、などのきっかけもない。

だけどなんとなく階段の下りで膝が痛いたい。
なぜでしょう?

大きく2つ原因が考えられます。

⑴筋肉の炎症
⑵お皿の可動域不良

⑴階段の下りは上りよりも大きい筋力を使うため筋肉の炎症があれば痛くなりやすい。

⑵は何らかの原因でお皿周りの筋肉や組織が硬くなることでお皿の動きが制限され周りにストレスがかかっていると考えられます。
 
⑴は無理せず生活し

もっとみる
膝の腫れ

膝の腫れ

ぶつけた、転んだなどの心当たりがないのに膝が腫れている、
特に膝を曲げるときにつっぱり感がある。

まずは整形外科で診察を受けることが大切ですが。

ここでは受診後、または軽症の場合の症状やセルフケアを中心にご紹介します。

今回は診断名として1番多いと考えられる
変形性膝関節症(膝関節の軟骨がすり減り、様々な症状を引き起こす疾患)に
よる腫れの場合の解説をします。

腫れの仕組みから

①膝関節

もっとみる
膝が痛くてしゃがめない

膝が痛くてしゃがめない

膝を曲げたときに、膝の前方に痛みが出る方向けのnoteです。

今回の内容
・日常生活に必要な屈曲角度
・痛い場所
・改善のためのエクササイズ
です。

日常生活に必要な参考可動域
 問題の屈曲角度を明確にしておくことで今後のケアの目標となるため、把握しておきましょう。

 歩行    70度
 階段上り  85度
   下り  105度
 立ち上がり 120度
 しゃがむ  130〜160度
 

もっとみる