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能登、金沢、石川

能登、金沢、石川

今年の1月1日、能登半島を大きな地震が襲いました。
本来平和であるべき元日の悲劇、人間の勝手など森羅万象の前には一切通用しないのだと思い知らされ、自分という存在の無力さにただ打ちひしがれるのみでした。

その1週間後、仕事の関係で能登半島を伺いましたが、道は寸断し建物は倒れ、インフラは壊滅していました。
日頃あって当たり前な電気、水道、ガス、道路…トイレに行ける、お風呂に入れる、暖かい布団で寝られ

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THE YOKOHAMA FRONT TOWERは成功か

THE YOKOHAMA FRONT TOWERは成功か

これまで横浜駅きた西口は他の出口に比べ非常に影の薄い存在でしたが、2020年頃からデリス横浜ビル、CIAL(NEWoMan)、CIAL ANNEX等次々と再開発が行われ、ついに2024年4月26日にTHE YOKOHAMA FRONT TOWER(TYFT)の入居が開始、6月20日にテナントが一部開店となりました。
再開発に係り失ったものももちろん少なからずありましたが、人流という点で言えば以前に

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タグを付けるのに悩む日々

タグを付けるのに悩む日々

私が初めてハッシュタグなるものを知ったのはインスタグラムだったと思いますが、毎回何のタグを付けるか、また何個付けるかで悩みます。
少ないと少ないで検索に引っかかりにくいし、多いと多いで必死感が出るし。
また写真のような何ともタグの付けづらいものはどう付けるべきか、アイディアを引き出すのにも苦労します。
いっそのこと一切付けないのが正解かもしれません。
どうせ誰にも見られないし。
というのはあまりに

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物の見方

物の見方

普段見慣れている光景も、少し立ち止まり、一瞬を切り取ると全く違う印象を受けることがあります。
写真は大阪・吹田は桃山台駅近くの螺旋階段。
一段一段均等に上っていく様子、また支えがなかったりと、良く見るとなかなか面白い構造です。

仕事だ何だと忙しく視野が狭くなる毎日ですが、こういった何気ないことにも驚きと感謝を持てる人になりたいですね。

季節の境目に降る雪は

季節の境目に降る雪は

2月も終わろうかという先週の土曜日、みなとみらいにも珍しく雪が降りました。
写真は数年前の関内・伊勢佐木モール、これも確か3月に入ってからの突然の雪だったと思います。

これくらいの時期に雪が降ると、そろそろ春が近いなと思ったりするものです。
一度寒さがぶり返し、その後で春一番があり暖かくなる…
春は四季の中で一番好きです。
花粉が飛ばなければもっと好きですが。

とにかく、今年も冬が終わりそうだ

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行ったことはあると言えるけれど

行ったことはあると言えるけれど

大学生の頃、西武池袋沿線に住んでいました。
大学へは池袋から乗り換えて行く必要があったのですが、アルバイトをしていたのが池袋だったこともあり、3年生や4年生の頃は禄に大学にも行かず最寄り駅と池袋にばかりいました。
西武線はなかなか面白い駅が多く、池袋線で言うと椎名町から始まり大泉学園や秋津、また新宿線で言うと西武新宿、高田馬場から始まり田無や東村山、そして両線が交わる所沢…とおおよそ全ての駅に降り

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「バズる」とは何か

「バズる」とは何か

写真は数年前にTwitterでどなたかが紹介しバズった横浜そごうの紳士服フロアです。
こんなに動きやすいスーツ、というのを一目でわかるように表現した素敵なディスプレイですね。

さてこの写真、私はTwitterでバズる少し前に撮影しており、「これはバズるだろうな」などと思っていたのですが、自分で上げることはついにしませんでした。
なぜかと言うと、そもそも私はTwitterで誰とも繋がっていないから

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映え

映え

「映え」という言葉が流行って久しいですが、こと食の映えに関しては日本より諸外国の方が以前から優れていたような気がします。
そして、日本は盛り付けで映えを作ることが多く、海外は色で映えを作ることが多いように感じます。

シンガポールはニョニャ・クエという伝統的なお菓子がありますが、それも色彩が非常に美しいです。
そしてシンガポールでもっと驚いたのが、ディーンアンドデルーカにあったレインボーケーキ。

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屋内の水

屋内の水

生物の根源は水から…とは言いますが、だからでしょうか、私も水を見るのが大好きです。
降り続ける雨が鬱陶しかったり、夜の海に底知れぬ畏怖の念を抱いたり、時と場合によってはマイナスになることもありますが、基本的にはファンタジーRPGのように、水には癒しのイメージを持っています。

特に好きなのは屋内を流れる人工の川だったり滝だったり泉で、屋外にあるべき環境を屋内に再現しているというところに惹かれます。

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モノになったように

モノになったように

世の中には閉所恐怖症の方もいらっしゃる一方、狭いところが好きな方もいるものです。
私も狭いところは好きな類の人間で、昔はドラえもんのように押入に寝てみたいと思っていましたし(家の押入には色々と物が詰め込まれていて実現しませんでしたが)、ショーウィンドウに飾られている人形を見るとここで生活してみるのも面白そうだなと今でも思うものですが、カプセルホテルに泊まったのも楽しい思い出として残っています。

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残らない思い出たち

残らない思い出たち

多くの人々がインターネットを使うようになり、デジタルタトゥーという言葉が浸透しつつある今日ですが、まだまだインターネットは不完全なもので、人々の記憶に勝る記録媒体はないのではないでしょうか。
写真は2015年に閉館した横浜・新高島にあったGENTOという施設の109シネマズ入口です。
あまり映画を見ない私ですが、ここは個人的に利便性の高い場所にあり、また時間を選べばかなり快適に鑑賞できるため、何回

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20年超の初めて

20年超の初めて

大学生だった4年間を除き私はずっと神奈川県在住なのですが、崎陽軒さんのシウマイ弁当はCMこそ見たことがあれど社会人になるまで食べたことがありませんでした。
県内の主要駅ではだいたいお店がありますが、個人的には「他県へのお土産」とか「他県の人が買う名物」という印象をなぜか持っており、近くて遠い存在でした。

その分、社会人になり、初めて食べたときの衝撃と言ったら凄まじいものでした。
シウマイはもちろ

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素敵なオブジェに憧れて

素敵なオブジェに憧れて

写真はどこかで撮った砂時計です。
携帯電話やスマホの登場で駅の時計が撤去され、腕時計すら必要ないといった議論がなされたりするのですが、そういった中で砂時計は言ってみれば正に無駄の極みだと思います。
正確に時間を測りたいなら、それこそスマホで事足りてしまいますから。

ただ、レコード盤やインスタントカメラが少し復権したように、こういったアナログな無駄を取り入れることはそのまま心の余裕に繋がるのではと

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2003年の話

2003年の話

2023年になり、2003年とはつまりちょうど20年前になるわけですが、私のスマホにはその頃からの画像が残っています。
私の人生2台目の携帯電話、auのA5402S(ソニーエリクソン)には34万画素の回転式カメラが内蔵されており、これはQVGAのディスプレイと並んで個人的に衝撃を受けた装備でした。
あまり昔話をしても仕方ないのですが、日頃持ち歩く小さな端末にいつでも記録を残せるカメラが付いていると

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