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ジャムの旅

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かわいいから許す。

かわいいから許す。

やはり今年も雨だな。

6月初旬、山形への「ジャムの旅」。
今年で3回目。

梅雨時期だから当たり前だけど、毎年雨の中の出発となる。

宇都宮に入り、サービスエリアでひと休み。
ここには朝8時から営業している餃子屋さんがあるのだ。

前日は遅くまで仕事が入っていたからあまり寝ていない。
眠いのだ。
がっつり餃子でも食べて目を覚そう。

年に一度の朝餃子。
ちょっとした背徳感が心地いい。

山形とい

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種ありか?種なしか?

種ありか?種なしか?

5月の「ジャムの旅」で目指すのは宮崎県日南市だ。

もう何度も来てるし「ジャムの旅」としても3回目。
2年ぶりかな。

宮崎県日南市で柑橘栽培をされている「緑の里りょうくん」の田中良一さん、聖子さん夫妻に会いにいく。

余談だが、先日の朝の情報番組「THE TIME」の安住キャスターが、農園から生中継で田中さんの国産グレープフルーツの魅力を伝えていた。

田中さんが育てるグレープフルーツは「樹上完

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「ジャムの旅」〜湘南テロワール〜

「ジャムの旅」〜湘南テロワール〜

書くのを2ヶ月サボってしまった…。
ますます「いいね」がつかなくなるぞ。

さて…。

春のように暖かかった2月中旬。
旬の柑橘「湘南ゴールド」を収穫しに神奈川県二宮町へ。

採れたての果実でジャムを作る「ジャムの旅」だ。

今回は少し思考を変えてこんなアプローチ。

同じ土地で育った食材の相性を考えて作った商品。

「湘南テロワール」

テロワールって?

僕もちゃんと説明できないけど、なんか響

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やっぱり世界を元気にしてるのは女性だ!

やっぱり世界を元気にしてるのは女性だ!

今年初めの「ジャムの旅」は2月から。

柑橘の旬、真っ只中の愛媛県宇和島市と愛南町に行くことにした。

宇和島を訪ねるのはちょうど2年ぶり。
もう2年か…。時が経つのがほんとに早い…。
お目当てはもちろん「ブラッドオレンジ」。
ちょうど最高の時期だ。

生産者の児玉恵さんと久しぶりの再会。

でも「先週も会ってたよね」的なあいさつ。

なごむ。

ふっとリラックスできる雰囲気を持っている人だ。

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「ジャムの旅」の始まり。〜徳島編〜

「ジャムの旅」の始まり。〜徳島編〜

みなさんいちご狩りやぶどう狩りって行ったことありますか?もぎたての果実って香りも良くって美味しいですよね。僕も各地の農園に訪れた際、木から果実をもぎってそのままがぶっと食べさせてもらう。

「おっ、温かい!」

そうなんです、太陽に照らされて元気に育っている果実って温かいんですよね。真夏に食べる桃なんてもはや熱い!冷たいよりも温かい方が甘さも香りも感じやすいからね。追熟が必要な一部の果物を除いて、

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「ジャムの旅」〜宮崎編〜

「ジャムの旅」〜宮崎編〜

今回はとても貴重な国産グレープフルーツを求めて宮崎県日南市を訪れました。
ほとんどの人が「日本でグレープフルーツが穫れるんだ?」という反応です。
私もそうでしたし、宮崎県内でもあまり知られていません。

宮崎県といえば強い日差しが降り注ぎ、ヤシの木が立ち並ぶ南国のイメージ。
海岸線はサーフィンの聖地としても有名で、宮崎空港ではサーフボードを抱えた人たちをよく見かけます。毎年2月にはプロ野球のキャン

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「ジャムの旅」〜岩手編①〜

「ジャムの旅」〜岩手編①〜

旬の果物を現地で収穫後、すぐにジャムにして美味しさを閉じ込める
「ジャムの旅」。
収穫したての新鮮な美味しさを、いかに早く瓶に閉じ込めるか。

「世界一新鮮なジャム」を目指しております。

宮崎県日南市に続いて、今回は岩手県盛岡市へ。
今回は僕の相棒「Jeep」と一緒に車旅。
車の何が楽かっていったら、荷物制限がないことですね。飛行機ではスーツケース内に銅鍋などのジャム作り道具一式を、20kg以内

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「ジャムの旅」〜岩手編②〜

「ジャムの旅」〜岩手編②〜

岩手県盛岡市「サンファーム」での2日目。
やはり楽しみすぎて朝5時に目が覚めた。テントを出たらすぐそこに旬の果実があるというのは、なんとも贅沢なことです。

「世界一新鮮なジャム」作るぞ!

朝食もそこそこにさっそくレッドカラントの収穫に入りました。
ラズベリーと同じくとても繊細な果実なので、収穫には気を使って。丁寧に、小さな実を落とさないように。

日本ではなかなかお目にかかれない、この宝石のよ

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「ジャムの旅」〜番外編〜

「ジャムの旅」〜番外編〜

岩手県への「ジャムの旅」。東京から岩手への道中で感じたことがありました。

首都高を抜けて常磐自動車道に入ると、車の数も少なく、道もほぼまっすぐで快適なドライブでした。初夏の新緑の中を走るのは気持ちがいいもんです。

東京を出て4時間ほど経った時、通り過ぎる街の景色にふと気づいたことがありました。

「なんか人の気配がないな…。」

そこは双葉町、浪江町などの帰還困難区域でした。
ニュースでは何度

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「ジャムの旅」〜岡山編〜

「ジャムの旅」〜岡山編〜

旬の果物を現地で収穫後、すぐにジャムにして美味しさを閉じ込める
「ジャムの旅」。
収穫したての新鮮な美味しさを、いかに早く瓶に閉じ込めるか。
「世界一新鮮なジャム」を目指しております。

まだまだ夏の暑さが残る9月末、岡山県笠岡市のいちじく生産者「ブリガーデン」さんを訪ねました。

今回の素材は幻の黒いダイヤと呼ばれる「ビオレソリエス」。
フランス原種の黒いちじくで、東京でもなかなか手に入らない大

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「ジャムの旅」〜高知編〜

「ジャムの旅」〜高知編〜

岡山から東京に戻り、余韻に浸る暇もないまま高知への「ジャムの旅」の準備。

もうスーツケースのパッキングも慣れたもので、銅鍋とテントなどを適当に詰め込んでも、飛行機の手荷物制限20kg以内に収まるようになりました。
今回は19kg。見事ニアピン賞。

10月初旬、高知県四万十町の名産「しまんと地栗」を求めて、羽田空港から出発。

今まで様々な果物をジャムにしてきたけど、栗を扱うのは初めてなんです。

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「ジャムの旅」〜愛媛編〜

「ジャムの旅」〜愛媛編〜

11月中旬、秋も深まったとはいえ、温暖な日差しが降り注ぐ愛媛県の瀬戸内海へ。

「青いレモンの島」と呼ばれるのは瀬戸内海に浮かぶ岩城島。
一つも信号がないのどかな島には、いたる所に青いレモンが実っている。

青い⁉︎黄色じゃなくて?

って思うかもしれないけど、レモンは最初青くて、成熟するにつれ徐々に黄色に変化していくのだ。

時々思うのだが、正確には「緑」なのになんで「青」って言うのかな?
信号

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「ジャムの旅」〜2021年〜

「ジャムの旅」〜2021年〜

大晦日、お酒飲みながら振り返ってみた。(酔っ払ってるからほぼ写真ね…)

徳島県鳴門市の「フルーツガーデンやまがた」さんのうずしおベリー。

宮崎県日南市の「緑の里りょうくん」さんの樹上完熟栽培グレープフルーツ

岩手県盛岡市の「サンファーム」さんのラズベリー、レッドカラント、サワーチェリー

岡山県笠岡市の「ブリガーデン」さんの無花果

高知県四万十町の「しまんと地栗」

愛媛県岩城島の「ブルー

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「ジャムの旅」〜青森編〜

「ジャムの旅」〜青森編〜

温暖な瀬戸内への「ジャムの旅」から続けて、今回は青森県弘前市へ。

11月下旬。雪混じりの雨。
寒い…。いや、痛い…。

まるでヨーロッパの暗くて低い冬の空を思い出す。
地中海のような瀬戸内の日差しが恋しい。

本当に同じ日本なのか?
この寒暖の差は辛い…。

行く前から「雪になりますよ。」と言われていたので、さすがに今回はテント泊を諦めた。

今回お世話になるのは「グラニースミスが繋いだ縁」の投

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