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カンボジアで乳がんになるvol.16.「かわいそう」ってなんですか?
久しぶりに行った大好きなワインバー@シェムリアップ
いつもお店に行くと「សុខសប្បាយ ស្រីស្អាត (ソックサバーイ、スライスアー)!」と、めちゃくちゃ笑顔で迎えてくれるスタッフさん。が、頭を坊主にしていたので、「お父様かお母様が亡くなったの?」と聞いたら(カンボジアでは身内が亡くなると頭を剃る人が多いです)
「お母さんが亡くなりました」と。
私と彼の会話
私; それは残念だったね
カンボジアで乳がんになるVol.14.私が選択した生き方①
5ヶ月ぶりのブログを更新できたのも、2月に日本にやってきて久しぶりにこの1週間、ただただ会いたい人に会ってお酒飲んで喋りまくって自分の心のままに過ごせたから。
1週間でたくさんの友達に会えた。会いたい人がいて、会いたいって思ってもらえる人がいる、これってめちゃくちゃ幸せだなぁ、あぁ今日も楽しかった!ってニヤニヤしながら毎晩ベッドにもぐりこんだ。自分のために時間を作ってくれる人がいるって幸せだ。
カンボジアで乳がんになるVol.13.癌告知から7ヶ月
癌と診断されてから7ヶ月。
最後のブログから5ヶ月。
久しぶりにブログを書こうという気持ちになってきたので、その気持ちが消えないうちに今の気持ちを書き残しておこうと思う。
私の癌を心配してくれていた大切な友人が、1月に悪性の脳腫瘍と診断され、放射線と抗がん剤治療をすることに決めてつい数日前に入院した。
どんな治療をするか、それを決めるのは本人でしかない。けれど、多くの人が「癌」と診断されるまで
カンボジアで乳がんになるvol.12.光と闇の間で
日本での検査が終わってシェムリアップに帰ってきて10日が過ぎました。今夜のフライトでまた日本です。
帰ってきてからの数日は、ハチ🐶といっしょに自分のホームであるファームで過ごす時間が穏やかに流れていて、シェムリアップの空を見上げるだけで心が満たされる気持ちだった。
でも少しずつ変化が起きて、心に光が灯る時より、闇の中へ引きずり込まれそうになる時間が増えてきて、ここ数日は自分の心が闇の中に埋も
カンボジアで乳がんになるvol.10. 日本とバンコクで検査を受けた結果
26歳からカンボジアで暮らし始めて早25年。日本に来ると1週間でアウェイ感に疲れを感じ、早くお家(カンボジア)に帰りたいといつも思う。それでも日本人の私。
バンコクのお医者様からは「バンコクと日本、どちらで治療を受けますか?」と聞かれ、日本のお医者様からは、「カンボジアで治療をすることは考えていないですか?」と聞かれました。
手術、治療となると時間もかかるし、自分のホームに近い方がいいのでは?と
カンボジアで乳がんになるvol.8 周囲に伝えるか?問題②
そんな自分で決めたことを貫くっていう、私の性格をよーくよーく理解してくれている友人がくれた言葉がある。彼女はバカなこといっぱいやって遊んだ大学時代からの親友。今は大学病院で働くバリバリキャリアウーマン。たまにしか会えなくてもなんでも話せる尊敬すべき大切な人。
彼女は医療関係の仕事をしているので、病院にかかる前、シコリが分かった時点で病院に行ってくると連絡を入れた。そして癌という診断を受けた時もす
カンボジアで乳がんになるvol.3 自己紹介と癌宣告から1ヶ月の流れ
話が過去に戻ったり、現在の話になったりと時系列が滅茶苦茶になってしまってるので、しこりに気づいてから乳がんと診断されるまでの流れと自分の自己紹介をざっとまとめます。
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〜自己紹介〜
1972年生まれの50歳(2023年8月現在)
独身、子供なし、日本人だけれどカンボジア在住25年。ひとり暮らし。
カンボジアで乳がんになるvol.1 癌宣告を受けて
「悪性の腫瘍ですね」
ステージ2の乳がん、腫瘍の大きさは約3センチ
自分が癌の宣告を受けることを人生一度も想像したことはなかったけれど
想像したことがなかった現実が目の前に。
常々おもしろいなぁと思っていたこと。
人は病院でお医者様に病気ですと診断された瞬間に病人になるってこと。
私の腫瘍は3センチ、癌細胞が産まれてすぐに3センチになるわけではなく、1年に1センチずつくらい大きくなるらしい