見出し画像

カンボジアで乳がんになるVol.13.癌告知から7ヶ月

癌と診断されてから7ヶ月。
最後のブログから5ヶ月。

久しぶりにブログを書こうという気持ちになってきたので、その気持ちが消えないうちに今の気持ちを書き残しておこうと思う。

私の癌を心配してくれていた大切な友人が、1月に悪性の脳腫瘍と診断され、放射線と抗がん剤治療をすることに決めてつい数日前に入院した。
どんな治療をするか、それを決めるのは本人でしかない。けれど、多くの人が「癌」と診断されるまでは「癌」を自分ごととして捉えたことがなく、突然目の前にやってきた自分ごとの「癌」と言う言葉に「死」が身近にいる恐怖を感じ、担当医の言うがままの治療を選択することがほとんどだと思う。それ以外に選択肢はないと思う人が多いのではないかと思う。
たくさんの時間を一緒に過ごしてきた大切な友人が検査の結果を受け、放射線と抗がん剤治療を受けると決めた時は正直言って止めたかった。でも、自分が癌になり、この7ヶ月、真剣に自分の命について考えてきたからこそ、その人の命はその人のものだと、
私が彼を大切に思うのであれば、彼の気持ちに寄り添って、彼がしてほしいことをサポートして、そして会える時に会ってたくさん話をする、会えないならメールをする、電話をする、この人と出会えた時間を大切にする、そう思った。

ついつい人は自分の意見が正解だと思って別の身近な誰かを無意識(意識的?)にコントロールしようとしがちだけれど、どんな選択も正解なんだと思う。私は抗がん剤に対して否定的な考えを持っているけれど、抗がん剤を投与して回復したという人もいる。だから自分が自分の人生において何を選択肢、進んでいくか、それはひとりひとりに委ねられているものなんだ。

ずーっとブログを放置していたのに、久しぶりに書きたくなったのは、ついこの間、日本で会った友達のおかげ。
私が「闇に埋もれていきそうだ」って5ヶ月前に書いたブログを読んだらしく、どんな気持ちだったの、そういう闇が突然やってくるの?と聞かれた。彼は今年に入ってご家族を自殺という形で亡くされたばかりだった。
5ヶ月前の私は闇に埋もれていく恐怖に襲われていたけれど、あれから5ヶ月経った今の私はあの頃の気持ちを思い出せないくらい毎日を晴れやかに過ごしている。
だからこそ、今感じた気持ちって薄れていってしまうからこそ、自分の言葉を残しておきたくなった。

私の今の状況を心配してくださる方も多く、ブログの更新がないことを気にしてくだsるかたもいるので、次のブログでは私の現状をお話しします。

今夜は横浜!大好きな街で大学時代の大好きな仲間と集まります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?