カンボジアで乳がんになるvol.9.MRIとPET-CT
T病院で初めて主治医の先生とお話しした際に、これから必要な検査としてあげられたのがこちら。
①血液検査
②胸部X線検査
③心電図
④MRI検査
⑤PET-CT検査
①〜③は一般的な検査なので先生の診察後にすぐにT病院内で検査を受けた。
④MRI検査はT病院内で受けると1ヶ月待ちになる程混んでいるらしく、病院外のメディカルスキャンニングを紹介され、病院からすぐに予約を入れてもらい2日後に検査を受けた。
MRI検査は4時間前から水やお茶以外は禁止。クリニックでは問診票と同意書を書いて、お医者様の説明を聞いて、検査へ。
造影剤を入れての撮影なので、事前に点滴の針を入れる。
ここ数年、怪我することが多くて2度ほどMRIを受けているので要領はわかっていたけれど、造影剤を入れての撮影は初めてだった。そしていちばん衝撃だったのがMRIを撮影する体勢。なんとうつぶせ。これで動いてはいけないって結構過酷。しかも乳がんの検査なので寝転ぶベッドに胸の形にくり抜いてある型があって、そこに胸を入れてうつ伏せになる。手はバンザイ。
「はーい、このまま30分くらい動かないでくださいねー」って先生は簡単に言うけれど。。。。
「手も動かしちゃダメですか?」って念の為に聞いてみたら、「体って全部繋がってるから手を動かしただけでも胸の部分が動いて撮影がブレちゃったりするんですよね」とのこと。頑張って30分耐えました。
MRI特有のガンガンする音対策でヘッドフォンをつけてくれたけれど、あまり効果はなく。ただ30分って言われていたので、瞑想をしていたらあっという間に過ぎた。ヨギーでよかった。
終わって10分ほどでデータをCDに焼いてくれて終了。
所要時間 約1時間
金額 10,700円(国保3割負担)
MRI検査の翌日に、溜池山王にあるT病院の画像診断センターでPET-CT(陽電子放出断層撮影)を受けた。
PET-CTは検査の5時間前から食事制限があり、水やお茶はいいけれど糖分の入った水分は禁止。午前10時の予約だったので朝ごはん抜きで病院へ。
血圧測定、身長体重測定、血糖値測定の後に先生の問診。
それからFDGという放射線物質を含んだ放射性薬剤を静脈に注射し、お水をたっぷり飲むように言われ、そのまま待機室で安静にして、薬が身体全身に回るまで1時間ほど待機。
(その間に忘れないようにブログを書いてます)
FDGという薬はブドウ糖に似たもので、体内に取り込むと細胞の活動のご飯になる。癌細胞や病気の細胞は正常な細胞よりもよりブドウ糖を必要とするという性質を利用して、FDGがより取り込まれている細胞を見つけて癌細胞を発見するというのがPET検査。(私の解釈)
癌の検査初体験の身としては検査について知らないことばかり。問診や説明を受けるたびに、ドクターや看護婦さんにMRIとPETについての疑問点やその違いについてたくさん質問した。
忙しい中できちんと答えてくれた先生や看護婦さんに感謝です🙏
MRIでの検査は私の場合は胸、その部分だけの撮影になるけれど、PETは全身を撮影できるので他の臓器への転移などもわかる。
10:30にFDG薬を投与して、12:00にPET検査室に呼ばれた。MRIと違って全身撮影だけどあの強烈なガンガン音はせず、静かな時間が流れる。途中2、3度大きく呼吸を吸って吐いて止めるっていう作業がある以外は機械が勝手に動いてくれるので、ただ身体を真っ直ぐにして寝ていれば終わり。約20分ほど。とっても静かなのでMRIの時よりもいい瞑想ができた。
所要時間 約2時間
金額 28,170円(国保3割負担)
都内のホテルに泊まっての病院通い、お金がどんどん飛んでいく。
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