見出し画像

カンボジアで乳がんになるvol7 周囲に伝えるか?問題①

自分が癌だって言われた時、誰に伝える?
きっと結婚されてる方は旦那様とかお子さんとか家族には伝えるんだろうな。最近は私のように独身の女性も多いし、パートナーもいなくて親も高齢だったりすると、ひとりで癌に向き合う人もいると思う。

そして、今わたしがやっているように、不特定多数の人にこうやってオンタイムでブログで発信するってどうなの?ってことも考えてみたい。

「癌」っていまだに「死」をイメージする病気だし、女性にとって「乳がん」って胸を切除するという肉体的だけでなく、精神的にもダメージの大きい病気なので、癌という診断を受けた時に、どこまで人に伝えるか?と悩む人が多いと思う。

私の場合。

まずは親しい友達に伝えた。特に女友達中心に伝えたら、瞬く間にみんなから色んな乳がん情報が届いた。

自分が乳がんを経験した人、身内が経験した人、友達が経験した人。。。。。友人たち全員、周りに乳がん(または癌)経験者がいた。これには驚きだった。ドクターが言った通り、女性の9人に1人が乳がんを患うって本当なんだ。

みんながそれぞれの経験とか、治療方法とか、おすすめの病院とかたくさん情報を提供してくれてそれがとってもとっても励みになった。

癌を経験した友達がくれた言葉。
「お医者様も評判で選ぶのじゃなく、自分の理念に合っている病院を選ぶのがいいと思う。とにかく調べて!納得するまで調べ尽くしたら方向性が見えてくると思います。
なんでも聞いてね!一般的ではないけれどとりあえず先輩。笑」


彼女も海外在住で(カンボジアではないけれど)10年近く前に乳がんを経験して、日本で治療をした。外科手術はしたけれど化学療法はいっさい受けないという選択をして、いまだに再発はないとのこと。彼女の自分が納得するまで調べて!という言葉は本当にその通りだと思う。癌だと診断されてすぐの時にはピンときていなかったけれど、2ヶ月近くたった今はすごくよく理解できる。

一般的な西洋医学の病院では、乳がんと診断されたらベルトコンベアに載せられたように三大治療が始まる。ほとんどの人が乳がんと診断されるのは初めて。その一方でお医者様は毎日のように乳がん患者さんと向き合っているから経験豊か。
そのお医者様から「外科手術、放射線治療、抗がん剤やホルモン治療」が癌の治療方法ですって言われたら、それが1番いいことだと思うのが当然だと思う。

でもやっぱり自分が納得する!というのは何より大切だと思う。
治療方法を決めるのは、お医者まではなく、「自分」。

私は小さい頃から今にいたっても「みんなと同じ」が好きじゃない性格なので、癌治療に関してもその気質が思う存分発揮されているみたい。
「みんながやっている」ことが本当に私にとっていいことなのか?必要なことなのか?みんなと同じで本当にいいのか?という天邪鬼な性格が功を奏して?!自分はどうしたいのか?を追求してる。

そこに不安はない。いつも自分で考えて自分で選択して決断してきたから。
「私がどうしたいのか?」
人生で立ちどまった時にいつも自分に問いかけること。自分で決めたらもう迷いはない。

長くなったのでつづきは次回へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?