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オペラハウスだけじゃない、シドニーの美しい風景と出会う旅
オーストラリアのシドニーと聞いてイメージするものといえば、オペラハウス、コアラ、カンガルー…
日本人が思い浮かべるシドニーのイメージは、こんなものではないだろうか。
私もシドニーで暮らすまでは多かれ少なかれこのようなイメージだった。
しかし、実際にシドニーで生活し、街の輪郭を徐々に掴み始めると、当たり前だがそのイメージは変わっていった。
晴れた日に散歩した何処までも続く海岸線、日本では見かけない
釣り糸を垂らすその池は
「色んな所に釣り糸を垂らしてるだけだよね」
話の前後はあまり覚えてないが、私が今日かけられた言葉だ。
つまり、何かを得ようとしてる割にはとっ散らかってるよねってこと。
確かに私は中途半端に向上心があるため、あちこちに手を出す癖がある。
写真、デザイン、ファッション、語学(英語、タイ語、韓国語)、動画編集、ギター...
統一感があるようでないこれらの"池"に対して、私は釣り糸を沈めたり、浮かせた
ひとりだけど、ひとりじゃない
シドニーに到着した日。
私の滞在場所は中心地から電車で40分、そして最寄り駅からバスで10分程度。
日本でも同じくらい郊外に住んでいるため、移動時間は苦にならないだろうと思っていたが、移動時間以外にストレスを感じるものがあった。
それは、オーストラリアのバスのシステムだ。
オーストラリアのバスは次の停留所がアナウンスされない。
そのため、周りの景色を見てなんとなく次のバス停だな~と思ったらブザ
「終わり」と「幸せ」の関係性
自粛が続くコロナ生活も3年目。
在宅勤務のため平日は家から出ず、休みの日も何となくお散歩したり、ジムに行ったり、カフェに行ったり。
実家で暮らす子供部屋おばさんのため、料理は何もしなくても3食出てくる。
東京在住27歳実家暮らしOLの典型的な生活パターンだろう。
この代わり映えのない生活に無理矢理終止符を打つように、私は来週からオーストラリアに行く。
…のだが、こんな飽き飽きしていた平凡な生活も
オーストラリアに住むまでの7年間について
20歳のとき、私は夢に出会ってしまった。
バイトしかすることがない典型的な大学生だった私は、時間を潰すため喫茶店で過ごしていた。
そこで、入学当初仲が良かった同級生と数年ぶりにばったり鉢合わせた。
正確に言えば、同級生とその友達である留学生と、である。
話を聞くと彼女は留学していたようで(私がぐうたら大学生活を過ごしていた間に)、初めて自分の身近な人が英語を使いこなしている姿を見てめちゃくちゃ
夢へと"立ち向かう"恐怖
アカデミー賞作品賞を受賞した「Coda コーダ あいのうた」を今更ながら見てきた。
この映画に、ルビーに出会えてよかった。
家族の中で唯一耳が聞こえる少女、ルビー。
聾者の家族を支えながら青春時代を過ごす彼女は、歌うことを生きがいに過ごしていた。
その歌の才能を音楽教師であるV先生に見出され、音大進学を勧められるが、彼女の手話通訳無しで家族は生計を立てることが出来ない。
歌を歌うという"夢"を
ブルーボトルコーヒーで名乗ること
建築が素晴らしいと話題の南禅寺の近くにあるブルーボトルコーヒーに来た。
ブルーボトルコーヒーは東京にも店舗があるが、コーヒーが飲めないのと、(私にとっては)少し敷居が高いのでなかなか行かないお店だ。
注文を終え、席に着こうとすると
「お名前でお呼びしますので、お名前を教えていただけますか」
とのこと。
この何気ない一言に私は逡巡してしまう。
はて、この場合店員さんにどんな名を伝えるのが正解なのだ
【vol.7】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
いざ、真夜中のウユニ塩湖へ昼間のツアーを終え、20時ごろにウユニ市街に到着。
また3時からスターライト・サンライズツアーが始まるので、それまでしばしの休憩というか仮眠です。
実は滞在7日目にして時差ボケは顕在中。
そのため夜中に起きることは辛くなかったのですが、如何せん休憩なしにここまで来てしまったので、身体の疲労はピークに達していました。
それでもカイジに出てくる労働者のような顔つきでツアーバス
【vol.3】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
マチュピチュの朝は早い。
外はまだ真っ暗のマチュピチュ村。
それもそのはず、まだ時刻は早朝4時です。
頭が働かないまま朝ごはんを食べに行くと、おいしい朝食のラインナップに似つかわしくない正体不明の葉っぱが...。
これが南米名物、噂のコカの葉です。
コカの葉は高山病予防に効果があり、コカの葉を乾燥させたコカ茶が南米ではポピュラーな飲み物とのこと。
コカ茶の存在は知っていたのですが、素のコカの葉
【vol.2】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
クスコの空は鉛色
今まで行ったどの国とも違う、心が落ち着かないざわざわした感じ。
これがペルークスコの第一印象でした。
南米初上陸で緊張していたからか、目に見えるものがどんより暗かったからか、誰一人アジア人がいない孤独感からか...。
「とにかく生きて帰らねば」とリュックの持ち手を強く握り直しました。
早朝に到着したため、観光名所もご覧の通り閑散とした雰囲気。
あまりにも人がいなかったので、
【vol.1】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
どこへだって自由に行けた2019年3月。
私は新卒で入社した会社を辞め、ボリビアのウユニ塩湖へ一人旅に行きました。
いつかは行きたいと思いつつも、移動時間に24時間以上かかるし、公用語はスペイン語のため英語は通じないし、高山病にかかる可能性もあるし、そもそも女一人旅は危ないかもしれない...。
ウユニ塩湖までの道のりはとにかく不安でいっぱいで、出発日が近づくにつれ、「生きて帰ってこれるのかな」と憂
【vol.6】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
中華料理は世界を救うボリビアの首都ラパスにて恐怖の一夜を過ごし、いよいよウユニ塩湖へ出発します。
ウユニまでは早朝の飛行機を予約していたので、前日にホテルでタクシーの送迎を頼んでいました。
チェックアウト時、ホテルの人と会話をしたのですが異常な様子は見られず。
こうなると昨夜ドアを壊そうとしてきた人は何者だったのか...。
もちろんそれを確かめる語学力は無く、この謎は永遠に迷宮入りになってしまい
【vol.5】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
ウユニ塩湖まで上から行くか、下から行くか。ペルー観光も一通り終わり、vol.5にしていよいよウユニ塩湖のあるボリビアに向かいます。
ペルーからボリビアに向かう手段は様々あり、飛行機で行けば時間は短縮できますが片道約5万円と思いのほか高額...。
復路は時間の都合上飛行機に乗ることが確定していたため、往復10万円ともなるとお財布がしんどい。
かと言って夜行バスで移動すると費用は大分抑えられるものの
【vol.4】ちょっと、ボリビアのウユニ塩湖まで。
レインボーマウンテンという山があるらしいなんだか嘘みたいな語感の「レインボーマウンテン」。
こんな山が本当に存在するんです。
しかし調べてみても日本から申し込むことはできず、現地のツアー会社で申し込む方法がメジャーのよう。
ペルーで申し込んで大丈夫か心配でしたが、それでも「めちゃくちゃ映えそう!(単純)」という軽い気持ちで、レインボーマウンテンに登ることにしました。
前日にマチュピチュからクスコ