記事一覧
TEN colorsの中の人 スタッフA
今日も、私の部屋の窓は閉まっている。
カーテンは、毎朝かろうじて開けているけど、すりガラスの窓からは、外の景色は、ぼんやりとしか分からない。
それでも、窓を開けることはしない。
だって、外にはどんな怖いことがあるか分からないし、外が見えなくても、自分の部屋にいれば安全だ。
…でも。
外の世界を見て見たい気持ちも、心の奥底にずっとあることに、自分でも気づいている。
そんなある日、なんとか勇気を
TEN colorsの中の人 スタッフQ
疾き事風の如く
静かなる事林の如し
侵略する事火の如く
動かざる事山の如し
武田信玄が旗に掲げたとされる戦においての心構え「風林火山」
考えてみれば日々の生活の中で全くなんの参考にもならないが、こどものころ、語呂のかっこよさに、幾度となく復唱して覚えた言葉である。
今改めて口に出してみると、静けさの象徴が林というのは、他の3つに比べて納得感が薄い気がしてこないだろうか?
静かと言えば静かだが、鳥の
TEN colorsの中の人 スタッフP
芥川龍之介の作品に『トロッコ』という小説がある。
話の筋としては、土木現場のトロッコに乗りたかった少年が、作業員達に誘われてトロッコに乗ってどこまでも行ってしまい、日が暮れ始めた頃に突如、帰るように言われ、楽しさに乗じてやってきた道のりを暗闇が迫る中、絶望感と戦いながらがむしゃらに戻ることになる、と覚えている。
この話が、初めて出会った時から今に至るまでずっと怖い。
ただただ享楽的にトロッコに乗る
TEN colorsの中の人 スタッフN
若い頃の苦労は買ってでもしろ、と昔の人は言った。
苦労という言葉が意味するところは、時に挑戦であったり、時に失敗であったり、時に努力であったり、とにかく、それを重ねることが経験となり、将来必ず血肉となって自分を心身から支えてくれるということと解釈しているが、何事もスマートに進めることが良しという昨今の風潮の中で、この言葉がどのくらい若者の支持を得られるものか、気になるところではある。
そもそも若い
TEN colorsの中の人 スタッフB
古くは「スティング」でポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが魅せたように、また、個人的はそのロバート・レッドフォードにそっくりだと思っているブラッド・ピットが、ジョージ・クルーニーと組んで「オーシャンズ11」で大金を巻き上げたように、昔から「コンゲーム」を描いたジャンルの映画が好きだ。騙し騙され、身内でさえも欺いて、いや、欺かれたフリをして、ターゲットを追い詰め、目的を果たす。痛快の一言に
もっとみるTEN colorsの中の人 スタッフR
今年は昨年に比べ、桜の開花が遅い。
ここのところ、入学式の頃には散っている桜が、まさに喜びに染まった頬と競演するかのようなタイミングで満開を迎える。
4月に入ってからならば寒くないお花見ができるのではないかと、それもまた期待の内にある。
ところで屋外で食べるご飯と言えば弁当だが、割り箸の袋の中に爪楊枝が入るようになったのはいつ頃からなのだろう。
この間まで、爪楊枝の必要性をあまり感じてはいなかった
TEN colorsの中の人 スタッフK
首都圏の交通網、特に電車の路線図は、極めて複雑だ。
2020年東京オリンピックのためだったか、メトロのそれぞれの路線にアルファベットと番号が振られ、ちょっとはわかりやすくなったのかもしれないが、それでも迷路のようであることに変わりはない。
そんな複雑な絡み合いの中で、JRとメトロ、また都営線を含む在来の各線が、互いにそのまま乗り入れて先に進む柔軟さが好きだ。目的地に向かうために、違う路線同士そっと
TEN colorsの中の人 スタッフJ
突然の自分語りだが、私は猫舌ではない。
グツグツと赤い破裂を繰り返すチゲ鍋にも恐れ知らずである。
しかし、食べるのに慎重に構えてしまう熱々メニューもある。
小籠包だ。
湯気の立ち昇り方は、内に秘めるそれの10分の1にも満たない。
蓮華に載せて皮を先に破るという不文律を知らなければ、大事故になってしまうだろう。
見た目より、圧倒的に中身が熱い。
そう、スタッフJには、そんなところがある。
彼女はい
TEN colorsの中の人 スタッフC
昨日はコンクリートのようなグレーの空から小雨がぱらついて、今季一番の寒さかと思われたが、今日は一転快晴だ。車窓から見る空は果てしなく青い。
重たい空気の中では息を潜めているかのようだった風景が、隅々までよく見えて、建物が絶妙なグラデーションを織り成しているのがわかる。
太陽の光によって街本来の姿がそこにくっきりと輪郭を現すのを見て、彼女が本来の姿を見せてくれるまで、時間を要したことを思い出した。
TEN colorsの中の人 スタッフH
新年を迎え、久しぶりに新しいスニーカーを買った。
今どきのスニーカーは素材がいろいろあって、一見ゴム底のようだが、まるっきり軽く、年々脚力の衰えを感じる中年にはすごくありがたい。
いつもより足取りも軽く歩き出したら、素材は違えど、ソールがアスファルトをキュッと掴むような感覚が蘇る。おろしたてのスニーカーでしか味わえない不思議なそれをこそばゆくも感じながら、新しい事に食いつくと言えば彼女だよなぁと思
TEN colorsの中の人 スタッフY
今朝、家を出て駅に急ぐ途中、保育園に連れられてきた乳母車の乳児と目が合った。
その一瞬で、全く邪気のない笑みが私をとらえ、反射的に微笑み返す。
温かい気持ちになりながら、ふと、さっきの笑顔が誰かに似ていると気づく。
スタッフY、かもしれない。
彼女はいつも、zoomの中で涼しい顔をしている。
メガネの奥に真剣な眼差しをキラキラさせて、画面をじっと見ている。
それでも時折ふっと笑う時、その屈託のな
コーヒーを呑むようにライブを楽しみたい
こんにちは!
スタッフAです。
11月が寒くなかったですね…今年は。
温暖化ってこんなスピードなんでしたっけ?
恐ろしいですよね。
さて、前回、S2Wという2週間の特別休暇に入りますと宣言しましたが、はい、無事戻ってまいりました。
何泊もどこかに行くこともしなかったのですが、ちょこちょこと楽しませていただきまして、その中身をほんのりご紹介します。
まず、人生初めての新宿ルミネでの吉本、月曜の
このゆびとーまれ!と聞いて思い出すのはなんの遊び?
こんにちは!スタッフAでございます。
今月はギリギリになってしまった!!
なんだか気忙しい月でございました。
さて、そんな中、弊所、今年度もリクルーティングを始めました。急ぎの採用ではないのですが、良い方がいらっしゃったら…と!!
昨年に引き続き、スタッフだけで作るリクルーティングプログラムも作成し、旧ツイッターのスペースで放送しております。
このプログラム、タイトルを『このゆびとまれ』って言
人を繋ぐツールアレコレ
おはようございます!スタッフAです。
8月も終わろうとしていますが、まだまだ暑いですね。
さて、今回のnoteではTEN colorsのリモートワークについて話して行こうと思います。
リモートワーク、コロナでものすごく定着しましたが、今逆に対面して仕事しようっていう気運が高まっているとか。
当法人では、月に1日、必ず全員集まるmtgがあります。もっとも、それにも来られない遠方のスタッフもいるの
昔書いたポエムを引っ張り出されるってどういうこと?
どうも!Aでございます。
今月のnoteはギリギリになってしまいました。なんだか気忙しかったです、7月。
先月からずっと咳がしつこく続いてまして、だいぶ良くはなったんですけども、完治とまではいってないんですよね。咳止め薬の在庫がいろんなところでなくなってるようで、そういう時期なんでしょうかね。
さて、今回はいろんなところで話題にしているTEN colorsで代表が職員と2週間に1回の頻度で行う個