TEN colorsの中の人 スタッフQ

疾き事風の如く
静かなる事林の如し
侵略する事火の如く
動かざる事山の如し
武田信玄が旗に掲げたとされる戦においての心構え「風林火山」
考えてみれば日々の生活の中で全くなんの参考にもならないが、こどものころ、語呂のかっこよさに、幾度となく復唱して覚えた言葉である。
今改めて口に出してみると、静けさの象徴が林というのは、他の3つに比べて納得感が薄い気がしてこないだろうか?
静かと言えば静かだが、鳥のさえずりや、川のせせらぎが聞こえるところもあるかもしれないし、結構音に彩られた場所のような気もする。
いや、旗に書いた時の4文字のバランスを考えるともう、文句のつけようがないのだが、林。
「山みたいに動かない」というのがどういう意味なのかきちんと理解しているわけではないが、昨年末から我々の仲間になったスタッフQは、言うなれば山のように、動じない人だと思う。

彼女が入社してから、まだ5カ月程しか経っていない。
HPにスタッフの似顔絵を載せたので、急ピッチで書き連ねてきたスタッフ紹介noteだが、その流れでスタッフQの紹介まで書くことには、正直ためらいもあった。
5カ月そこそこしか付き合いのない人が、したり顔で「あの人はこんな人」と言ったところで、説得力はあるのか?と思うからだ。
ただ、私は彼女のOJT担当でもあったので、少なからず接している時間は長い。
だからあえて、したり顔で書いてみようと思う。

冒頭で、動じない人と表現した。
入社して5カ月、想定とは違う事がたくさんあったと思うが、明らかに元気がないとか、焦っているとか、そんなふうに見受けられる時がなかった。
もちろん、外に出していないだけで、心のうちの葛藤はあったのかもしれない。
でも、常に淡々と繰り返し、自分のペースで確認しながら業務にあたるQのことを、私は、自分の人生の選択にまつわる全てをどっしり受け止める動じない人だと感じている。
もちろん、できないことや間違えてしまう事もあって、都度注意を受けてしまうが、「Qさん凹んでたね、大丈夫かな?」という声は聞いた事がない。
それは、すごいことだと思う。
リモートワークで仕事をしているから、zoomに映る様子や声からしか表情や気持ちを汲み取ることができないのだが、いつも落ち着いている。
今回、他のスタッフにも、Qをどんな人だと思うか?と聞いてみたのだが、打たれ強い、タフな印象との声が多かった。
打たれ強いと書くと、どれだけ打たれる職場なのかと思われそうだが、そういうことを言いたいわけではなく、あくまで、彼女の強さへの敬意として表現している。
まさに、自分の機嫌を自分で取れる人、なのかもしれない。
あるいはもしかして、負けず嫌いな側面もあるのかもしれない。
この場合の負けたくない相手とは、自分自身という事だ。
自分で選んだことに対して、自分が負けたくない、と思っているのかもしれないと勝手な想像をする。
そうだとしたら、何より強い。
切り拓く力しか感じない。
そう、もはや私の想像がひとりでにどんどん膨らんでしまっている感も否めないが、それが、日に日に存在感を増してくるスタッフQである。

これから繁忙期を迎え、所内も混沌としてくると思うが、一緒に山を登って、頂の景色を共に分かち合いたい。
そう、他のスタッフも思っているはずだ。
足が痛くなれば遠慮なく言って欲しいし、水筒が空になれば助けを求めて欲しい。
みんなで登ることを、ゼイゼイ言いながら楽しみたい。
そう、思っている。

ただの手前味噌と言われてしまえば全くそれまでだが、どうか、我々の働く仲間を皆様にも知って欲しい。
TEN colorsの中身をちょっと覗いて欲しい。

ここまで、スタッフAによる他のスタッフの紹介をしてきましたが、どうやら次は、誰かが私のことを書いてくれている模様。
どうぞ、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?