TEN colorsの中の人 スタッフN

若い頃の苦労は買ってでもしろ、と昔の人は言った。
苦労という言葉が意味するところは、時に挑戦であったり、時に失敗であったり、時に努力であったり、とにかく、それを重ねることが経験となり、将来必ず血肉となって自分を心身から支えてくれるということと解釈しているが、何事もスマートに進めることが良しという昨今の風潮の中で、この言葉がどのくらい若者の支持を得られるものか、気になるところではある。
そもそも若い頃とはいくつまでのことを言うのか、自分のことを思い返せば、特にさしたる苦労もしないままそこそこ歳をとってしまった感が否めず、急に肩身の狭いような気持ちになってくる。
そういうことで言うとスタッフNは、苦労というわけではないが、いろんな挑戦を貪欲に、買ってでもするという気概にあふれた人である。

彼女がTEN colorsに来て1年半が経った。
今こうして書いて、まだ1年半?と思うほど、今や重要な戦力の一人である。
これまで、自身の、新入社員としての経験を活かして、新しく入ってきた人たちのためのマニュアルをまとめるベースを作ってくれた。
そのおかげで、彼女の後に入った2人は参考にできるものが多く整理されていて、OJTを行う他のスタッフにとっても非常に助かっている。
そして、いろいろな局面において、新たに行う事が出てきた時、必ずと言っていいほど担当に立候補してくれる。Nにばかりお願いするのも…と全てが彼女にいくことはないが、zoomを通して行う全体会議などで、微笑みながらピッと顔の横に手を挙げて立候補する様は、もはや恒例になりつつある。
そんな風にチャレンジ精神旺盛だからこそ、彼女はニュースレターの解説動画や配信番組の10boxを担当したり、はたまた採用のための特別配信に参加したりと、通常の業務以外にもいろいろなことに挑戦している。
このnoteの中にも、Nの書いた記事もあるので、まだの方は是非読んでみてほしい。
真面目な人柄がまっすぐ伝わってくるだろう。

貪欲に様々なことを吸収しようとするNの姿は、他のスタッフにも刺激を与えてくれる。
私も、肩身の狭いような気持ちになっている場合じゃないぞ、なんでもやってみないことには始まらないと思わされている一人だ。そもそも、笑顔で立候補する様が清々しい。イヤイヤではなく、楽しみたいという気持ちが先に伝わる。何事も、始める時はそうやって始めるに越したことはない。どうせやるのなら、前向きである方が何倍もいい。そんなメッセージも、本人は意図していないだろうが、強烈に伝わってくる。ポジティブであることは正義だ。個人的にはTEN colorsという集団が理想とする一面がそこにはあると思っている。

毎日のzoomに入る時に、Nは誰も見ていなくてもぺこりと挨拶する。そういう小さなことも含めて、他のスタッフを前向きにさせていると思う。
最近引越しがあり、これまでzoomでしか参加できなかったNが、毎月の事務所でのミーティングに来られるようになったので、これからは直接会う機会が増える。
画面越しでは拾いきれない新しい彼女を見つけたいと、それこそ貪欲に願っている私である。

ただの手前味噌と言われてしまえば全くそれまでだが、どうか、我々の働く仲間を皆様にも知って欲しい。
TEN colorsの中身をちょっと覗いて欲しい。

また来週、次の誰かの話。
どうぞ、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?