TEN colorsの中の人 スタッフY

今朝、家を出て駅に急ぐ途中、保育園に連れられてきた乳母車の乳児と目が合った。
その一瞬で、全く邪気のない笑みが私をとらえ、反射的に微笑み返す。
温かい気持ちになりながら、ふと、さっきの笑顔が誰かに似ていると気づく。
スタッフY、かもしれない。

彼女はいつも、zoomの中で涼しい顔をしている。
メガネの奥に真剣な眼差しをキラキラさせて、画面をじっと見ている。
それでも時折ふっと笑う時、その屈託のなさと言ったら…まさに今朝見かけた乳児のそれなんだ、いや、大人の女性の笑顔が乳児と同じというのも失礼な話なのかもしれないが、そう、これは世に言うギャップ萌えに近い。

彼女はなんでもやる、そして、できる。
給与計算でも、資料作成でも、経理業務でも、遠隔で共有してもらいながらその作業を見ていると、今更ながら、そんな機能あったのか!とこちらが密かに驚くような、鮮やかな技を駆使しながらどんどん仕事を片付けていく。それも、誰かに教わったわけでもない、自分で探して手に入れた技で。そういうところもひっくるめて、彼女は凄い。

三児のお母さんで、フルリモートの時短で働いている彼女はTENcolorsの最古参だ。3回の育児休業を経て事務所の変遷を見守ってきた先輩であり、代表との付き合いも最も長く、信頼も厚い。
それは時間の長さだけではなく、短い勤務時間の中でもその存在感を十分に発揮する仕事ぶりによって紡がれた結果だと思う。

存在感、と表現するのは一番しっくりくる。
なぜならどこにでも彼女はいる。
我々の事務所で起こることに、ちゃんと目を配っている。
そして、こぼれないように気にしている。
最古参と言えど時短で働く彼女に、誰もそんなことは強いていないのに、だ。
自分の仕事をしながら、道端に落ちている缶を拾うように、自然に自分以外の誰かの仕事をケアしている。

おわかりいただけただろうか。
スタッフYに、ギャップ萌えを感じてしまう私の気持ちが。
そして、TENcolorsの中の人の1人、スタッフYのことを、こんなふうに皆様に自慢したいという密かな想いが。

ただの手前味噌と言われてしまえば全くそれまでだが、どうか、我々の働く仲間を皆様にも知って欲しい。
TEN colorsの中身をちょっと覗いて欲しい。

そんな思いでこれから少しずつ、このシリーズもお送りしていきます。

どうぞ、お楽しみに!

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