ひげもぐら。

詩人です。時々お絵かきもします。古着もすきです。写真も撮ったりします。いくつかの病を経…

ひげもぐら。

詩人です。時々お絵かきもします。古着もすきです。写真も撮ったりします。いくつかの病を経験してます。絶賛30代。既婚。 第25回にいがた市民文学 文学賞を受賞

記事一覧

はつ恋

あなたが見えなくて あなたに逢えなくて あなたの気持ちが わからなくなった あれから数年が経って 抱き合うことも 手を繋ぐことも無くなった 恋を見つけたんだ あの日…

ひげもぐら。
11時間前
3

(詩) 桜人

「桜人」 切ない恋 切ない気持ち ひとは 瞬間的に おちていく わすれな草 擦り切れたのは 靴紐 結んで 抱きしめて  それからを 期待して わがままは 嫌われち…

ひげもぐら。
3週間前
11

(詩) ともだち

「ともだち」 ひとは 思い通りにはならないからさ 自ら傷ついて 泣きたくもなるんだよ そんなに ひとを知らない ともだちも できなかったから 不思議なんだよね た…

ひげもぐら。
1か月前
4

痙攣性発声障害を患って今思うこと

14歳の時に精神疾患を患い その3ヶ月後には遅発性ジスキネジアという身体の病も患った さらにその一年後には声がカスカスの声しか出なくなり 痙攣性発声障害と診断された …

ひげもぐら。
1か月前
7

(詩) 今日のパンケーキ

わたしの時間 あなたの時間 そのふたつを共有した 思い出のランチ お顔は ほほえましく いつかの恋模様を たくさん おはなししたね 生きた時間と 道のりは違っても…

ひげもぐら。
1か月前
5

(詩) 月のなみだ。

「月のなみだ。」 月の中 夜の中 ダメージの向こう側へ 抱きしめられた夜は 派手に悔しくて 躊躇いがちに繋いだ希望 明日への糧にして 目を開けば なにもない 声も…

ひげもぐら。
1か月前
7

生きづらさの原因

生きづらさを感じているのなら、それをいつまでも他人のせいにするのはやめよう。 過去のあの人が…とか、あの時こうしてもらえてたら…なんてことは、今になっては言い訳…

ひげもぐら。
4か月前
10

【詩】 雨と珈琲

『雨と珈琲』 最寄りのお店 朝を通過した やすらぎの空間 同じものを頼んで いつもと変わらぬ味を わけあった 外は雨だった 濡れないようにと 焦ってひろげた 大きな…

ひげもぐら。
4か月前
11

【詩】 私のコドク

『私のコドク』 やさしい やさしい あなたはとっても やさしい 罪の深いほど 溺れてく そのやさしさに 甘え過ぎてたの あたし あなたが叶えてくれること それ全部…

ひげもぐら。
4か月前
6

それって相談したいの?それとも聞いてほしいだけ?

人に何かを相談したとき 相手が返してくれた言葉に ひたすら反論してしまうとき ありませんか? 相談の場というのは 自分の言いたいことを 相手にぶつける場ではありませ…

ひげもぐら。
4か月前
7

(過去) 今をどう生きるか

今を生きよう 過去は過去でしかない あの時の決断が 正しかったかどうかなんてわからない これからの自分の行動次第で その決断に意味を添えることができる 過去は過去 …

ひげもぐら。
4か月前
6

(人間関係) まずは自分自身を見直すことから

生きてれば 嫌なことだってある 人間の中にいれば 苦手なひともできてくる 人間関係で うまくいかないことは 多々あります ですが そのうまくいかない人間関係を 他人の…

ひげもぐら。
4か月前
3

(詩) 金箔のマフラー

「金箔のマフラー」 あっけなくしぼんだ 花束 あなたは本当に大袈裟だ 思わず 苦しくなった けど やっぱり想定内だ 自信なんて いくらでもある 言葉が勝手に 追い…

ひげもぐら。
4か月前
6

僕が後悔してること

僕には 過去に疎遠になったひとの中に 謝りたいひとがいます そのひとは 僕自身を認めてくれていて 尚且つ とても良くしてくれていたんです 一つだけ その人に対して 僕…

ひげもぐら。
4か月前
3

当事者同士の恋愛について

以前 精神疾患をもった 当事者同士の恋愛って どう思いますかって 聞かれたことがあるんです その問いに僕は 相手を精神疾患をもった当事者という目線で 見ている時点でう…

ひげもぐら。
4か月前
10

無理しないでねっていう言葉たち

自分の近くに 一生懸命に何かに取り組んでて それでいて 出口の見えない悩みや不安を 抱えている人がいたとして そういう人に 無理しないでねとか 頑張り過ぎないでねと …

ひげもぐら。
4か月前
4
はつ恋

はつ恋

あなたが見えなくて
あなたに逢えなくて
あなたの気持ちが わからなくなった

あれから数年が経って
抱き合うことも
手を繋ぐことも無くなった

恋を見つけたんだ あの日
伝えたいことは 溢れていたね

初恋だった
すきって こんな気持ちなんだって
あなたが 教えてくれた

どうしてかな
言葉より先に 胸が鳴きだして
伝えたいこと たくさんあったのに
なんにも 言えなかった

私はね
今でも あなた

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(詩) 桜人

(詩) 桜人

「桜人」

切ない恋 切ない気持ち
ひとは 瞬間的に おちていく

わすれな草 擦り切れたのは 靴紐
結んで 抱きしめて 
それからを 期待して

わがままは 嫌われちゃうからと
わたしのこと きっとまだ知らない

一晩中 考えたの 愛される資格 あるかしらって

避けられたふりをした
嫌われたふりもして
興味ないよなんて 嘘もついた

どうしてかな 
ドキドキしてる
そんな予感がしたんだ

卒業

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(詩) ともだち

「ともだち」

ひとは 思い通りにはならないからさ
自ら傷ついて 泣きたくもなるんだよ

そんなに ひとを知らない
ともだちも できなかったから

不思議なんだよね ただ それだけなんだよね
胸は熱くなるのに
どこかで 遠ざけそうになる

ひとは 思い通りにはならないからね
すきなだけ 遊んでお話ししたら
またもとの場所へ 消えてっちゃう

どうせなら近い距離で
そんなに遠くない街で

すきなとき

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痙攣性発声障害を患って今思うこと

14歳の時に精神疾患を患い
その3ヶ月後には遅発性ジスキネジアという身体の病も患った

さらにその一年後には声がカスカスの声しか出なくなり
痙攣性発声障害と診断された

その後は10年近く声が出ず
歌うことはおろか
喋ることも満足にできなかった

僕はこの痙攣性発声障害について
治療は一切していない

診断された時に医師から僕自身が若かったという理由から治療は勧めない
あなた自身の心で治していく方

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(詩) 今日のパンケーキ

わたしの時間 あなたの時間
そのふたつを共有した 思い出のランチ

お顔は ほほえましく
いつかの恋模様を たくさん おはなししたね

生きた時間と 道のりは違っても
ここで 分かち合える時間があること

他愛のない 出会い
そこには ありがとうが あふれていて

わたしたちは それぞれの時間の中で
きっと もっと たくさんの景色が見れる

今日のパンケーキを ひとさじの思い出にして
明日からを 

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(詩) 月のなみだ。

「月のなみだ。」

月の中 夜の中
ダメージの向こう側へ

抱きしめられた夜は 派手に悔しくて
躊躇いがちに繋いだ希望 明日への糧にして

目を開けば なにもない
声もない 動きもない 楽さのない現実

変わったのは 心? 体?
薬指の約束 そんなのも効かないほど

冷たい手のひらで 今夜も傷つけた
もう無理だからと 悲鳴をあげた

憎しみも 悲しみも 今夜のことも
全部なくなればいい 苛立った罵

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生きづらさの原因

生きづらさを感じているのなら、それをいつまでも他人のせいにするのはやめよう。

過去のあの人が…とか、あの時こうしてもらえてたら…なんてことは、今になっては言い訳にしかならない。

生きづらさを緩和するためには、生きづらさの原因は自分自身の中にあると自覚することが最初の一歩だと感じる。

その時その時の恐怖感やネガティブな感情には意味があって、それを他人のせいにしている自分がいることを、心が痛くて

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【詩】 雨と珈琲

【詩】 雨と珈琲

『雨と珈琲』

最寄りのお店
朝を通過した やすらぎの空間

同じものを頼んで
いつもと変わらぬ味を わけあった

外は雨だった
濡れないようにと
焦ってひろげた 大きな傘

今日はどう過ごす
変わらないものは
珈琲の味だけじゃなくて

ふたりの歩幅も ずっと一緒

雨と珈琲
苦いことも 甘いことも
いつもの温度で 分け合っていく

【詩】 私のコドク

【詩】 私のコドク

『私のコドク』

やさしい やさしい
あなたはとっても やさしい

罪の深いほど
溺れてく そのやさしさに

甘え過ぎてたの あたし
あなたが叶えてくれること

それ全部が
誰にでもしてもらえると思ってた

かなしいの 置き去りにされて
みんな 見て見ぬふりで

聞いてほしいの わかってほしいの
認めてほしいの 全部 全部

誰の言葉も聞けない
未熟なあたしを 受け止めてほしい

わがままを過ぎた

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それって相談したいの?それとも聞いてほしいだけ?

人に何かを相談したとき
相手が返してくれた言葉に
ひたすら反論してしまうとき
ありませんか?

相談の場というのは
自分の言いたいことを
相手にぶつける場ではありません

相手の貴重な時間を
共有している中で
相手の意見に頷きもせず
言いたいことをぶつけていては
なんの解決にもならず
相手によっては関係性も
悪くなってしまう

言いたいことが溜まっているなら
まずはそれを別の場所でクリアしてから

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(過去) 今をどう生きるか

今を生きよう
過去は過去でしかない

あの時の決断が
正しかったかどうかなんてわからない

これからの自分の行動次第で
その決断に意味を添えることができる

過去は過去
辛かったことも
苦しかったことも

これからの
自分の歩み次第で
どうにだって彩ることができる

うまくいかなかったとき
それを過去だけのせいにしないで

過去も将来も
それを苦しいものにするのか
充実したものにできるのかは

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(人間関係) まずは自分自身を見直すことから

生きてれば
嫌なことだってある

人間の中にいれば
苦手なひともできてくる

人間関係で
うまくいかないことは
多々あります

ですが
そのうまくいかない人間関係を
他人のせいにしてませんか?

人間関係で不都合なことがあったとき
それをちゃんと客観視できてますか

あの人が変わってくれないと
どうにもならない なんて

一方的な考え方をしてると
当面の間 問題解決はしないと思います

それより

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(詩) 金箔のマフラー

「金箔のマフラー」

あっけなくしぼんだ 花束
あなたは本当に大袈裟だ

思わず 苦しくなった
けど やっぱり想定内だ

自信なんて いくらでもある
言葉が勝手に 追い越していく

綴れない想いがある
私は待っている その時が来るまで

履き違えてたのは ひとつだけ
昨夜 はぐれたんだ
見えなくなった 気がして

あなたの言葉
目にも止まらぬ 成長の声

きっとずっと
私はそれを見過ごしていた

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僕が後悔してること

僕には
過去に疎遠になったひとの中に
謝りたいひとがいます

そのひとは
僕自身を認めてくれていて
尚且つ
とても良くしてくれていたんです

一つだけ
その人に対して
僕自身が
苦手とする部分がありました

ですが
それ一つでも
きちんと話し合いをしたら
理解し合えることだったと
今になって思っています

何故
誤りたいのか

別れ際は
喧嘩別れのようなことになってしまってて

すこしの言い合いを

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当事者同士の恋愛について

以前
精神疾患をもった
当事者同士の恋愛って
どう思いますかって
聞かれたことがあるんです

その問いに僕は
相手を精神疾患をもった当事者という目線で
見ている時点でうまくはいかないと思う
と答えました

どこかで偏見の目で
相手を見ていたり
どうせこうなるだろうという
投げやりで見ていたり

それでは中々
うまくいかないと思います

相手を一人の大切な人間として
一途な眼差しで付き合い向き合って

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無理しないでねっていう言葉たち

自分の近くに
一生懸命に何かに取り組んでて
それでいて
出口の見えない悩みや不安を
抱えている人がいたとして

そういう人に
無理しないでねとか
頑張り過ぎないでねと
伝えることがいくつもあった

でも
時々思うんだ

無理しないでね
頑張り過ぎないでね
という言葉たちが

もしかしたら
その人の歩みを
止めてしまうかもしれないって

悩みの中にいて
苦しみの中にいて
それでも藻掻きながら
何かを

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