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【詩】 雨と珈琲

『雨と珈琲』


最寄りのお店
朝を通過した やすらぎの空間

同じものを頼んで
いつもと変わらぬ味を わけあった

外は雨だった
濡れないようにと
焦ってひろげた 大きな傘

今日はどう過ごす
変わらないものは
珈琲の味だけじゃなくて

ふたりの歩幅も ずっと一緒

雨と珈琲
苦いことも 甘いことも
いつもの温度で 分け合っていく



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