ひげもぐら。

詩人です。時々お絵かきもします。古着もすきです。写真も撮ったりします。いくつかの病を経…

ひげもぐら。

詩人です。時々お絵かきもします。古着もすきです。写真も撮ったりします。いくつかの病を経験してます。絶賛30代。既婚。 第25回にいがた市民文学 文学賞を受賞

最近の記事

(詩) 桜人

「桜人」 切ない恋 切ない気持ち ひとは 瞬間的に おちていく わすれな草 擦り切れたのは 靴紐 結んで 抱きしめて  それからを 期待して わがままは 嫌われちゃうからと わたしのこと きっとまだ知らない 一晩中 考えたの 愛される資格 あるかしらって 避けられたふりをした 嫌われたふりもして 興味ないよなんて 嘘もついた どうしてかな  ドキドキしてる そんな予感がしたんだ 卒業式のドラマを見た 掴み取りたい それを イメージしながら 並んで歩く ゆめをみ

    • (詩) ともだち

      「ともだち」 ひとは 思い通りにはならないからさ 自ら傷ついて 泣きたくもなるんだよ そんなに ひとを知らない ともだちも できなかったから 不思議なんだよね ただ それだけなんだよね 胸は熱くなるのに どこかで 遠ざけそうになる ひとは 思い通りにはならないからね すきなだけ 遊んでお話ししたら またもとの場所へ 消えてっちゃう どうせなら近い距離で そんなに遠くない街で すきなときに すきなだけ 遊べたらいいのにね 関係は 苦しくさせる 嫌われることを 考え

      • 痙攣性発声障害を患って今思うこと

        14歳の時に精神疾患を患い その3ヶ月後には遅発性ジスキネジアという身体の病も患った さらにその一年後には声がカスカスの声しか出なくなり 痙攣性発声障害と診断された その後は10年近く声が出ず 歌うことはおろか 喋ることも満足にできなかった 僕はこの痙攣性発声障害について 治療は一切していない 診断された時に医師から僕自身が若かったという理由から治療は勧めない あなた自身の心で治していく方がきっとあなたの人生にとって大きな財産になると言われたから だから僕は発症して

        • (詩) 今日のパンケーキ

          わたしの時間 あなたの時間 そのふたつを共有した 思い出のランチ お顔は ほほえましく いつかの恋模様を たくさん おはなししたね 生きた時間と 道のりは違っても ここで 分かち合える時間があること 他愛のない 出会い そこには ありがとうが あふれていて わたしたちは それぞれの時間の中で きっと もっと たくさんの景色が見れる 今日のパンケーキを ひとさじの思い出にして 明日からを それぞれの道を 歩いていこう またはなそう また会いにいこう 思い出のつづきを

          (詩) 月のなみだ。

          「月のなみだ。」 月の中 夜の中 ダメージの向こう側へ 抱きしめられた夜は 派手に悔しくて 躊躇いがちに繋いだ希望 明日への糧にして 目を開けば なにもない 声もない 動きもない 楽さのない現実 変わったのは 心? 体? 薬指の約束 そんなのも効かないほど 冷たい手のひらで 今夜も傷つけた もう無理だからと 悲鳴をあげた 憎しみも 悲しみも 今夜のことも 全部なくなればいい 苛立った罵倒と 苦しみなんて なんの意味もない 無意味だ すべてが 失意に沈んだ希望

          (詩) 月のなみだ。

          生きづらさの原因

          生きづらさを感じているのなら、それをいつまでも他人のせいにするのはやめよう。 過去のあの人が…とか、あの時こうしてもらえてたら…なんてことは、今になっては言い訳にしかならない。 生きづらさを緩和するためには、生きづらさの原因は自分自身の中にあると自覚することが最初の一歩だと感じる。 その時その時の恐怖感やネガティブな感情には意味があって、それを他人のせいにしている自分がいることを、心が痛くても認めなければいけない。 他人は自分の思い通りには変わってはくれない。 環境も

          生きづらさの原因

          【詩】 雨と珈琲

          『雨と珈琲』 最寄りのお店 朝を通過した やすらぎの空間 同じものを頼んで いつもと変わらぬ味を わけあった 外は雨だった 濡れないようにと 焦ってひろげた 大きな傘 今日はどう過ごす 変わらないものは 珈琲の味だけじゃなくて ふたりの歩幅も ずっと一緒 雨と珈琲 苦いことも 甘いことも いつもの温度で 分け合っていく

          【詩】 雨と珈琲

          【詩】 私のコドク

          『私のコドク』 やさしい やさしい あなたはとっても やさしい 罪の深いほど 溺れてく そのやさしさに 甘え過ぎてたの あたし あなたが叶えてくれること それ全部が 誰にでもしてもらえると思ってた かなしいの 置き去りにされて みんな 見て見ぬふりで 聞いてほしいの わかってほしいの 認めてほしいの 全部 全部 誰の言葉も聞けない 未熟なあたしを 受け止めてほしい わがままを過ぎた頃 あたしは ぼっちになった

          【詩】 私のコドク

          それって相談したいの?それとも聞いてほしいだけ?

          人に何かを相談したとき 相手が返してくれた言葉に ひたすら反論してしまうとき ありませんか? 相談の場というのは 自分の言いたいことを 相手にぶつける場ではありません 相手の貴重な時間を 共有している中で 相手の意見に頷きもせず 言いたいことをぶつけていては なんの解決にもならず 相手によっては関係性も 悪くなってしまう 言いたいことが溜まっているなら まずはそれを別の場所でクリアしてから 相談したいことを明確にして 相手に話すべきだと思います 頭の中に言いたいことを

          それって相談したいの?それとも聞いてほしいだけ?

          (過去) 今をどう生きるか

          今を生きよう 過去は過去でしかない あの時の決断が 正しかったかどうかなんてわからない これからの自分の行動次第で その決断に意味を添えることができる 過去は過去 辛かったことも 苦しかったことも これからの 自分の歩み次第で どうにだって彩ることができる うまくいかなかったとき それを過去だけのせいにしないで 過去も将来も それを苦しいものにするのか 充実したものにできるのかは あなたの 今という時間の歩み方次第

          (過去) 今をどう生きるか

          (人間関係) まずは自分自身を見直すことから

          生きてれば 嫌なことだってある 人間の中にいれば 苦手なひともできてくる 人間関係で うまくいかないことは 多々あります ですが そのうまくいかない人間関係を 他人のせいにしてませんか? 人間関係で不都合なことがあったとき それをちゃんと客観視できてますか あの人が変わってくれないと どうにもならない なんて 一方的な考え方をしてると 当面の間 問題解決はしないと思います それより 自分自身を変えていく方が よっぽど効率がいいと思います 不快なことを言われたと

          (人間関係) まずは自分自身を見直すことから

          (詩) 金箔のマフラー

          「金箔のマフラー」 あっけなくしぼんだ 花束 あなたは本当に大袈裟だ 思わず 苦しくなった けど やっぱり想定内だ 自信なんて いくらでもある 言葉が勝手に 追い越していく 綴れない想いがある 私は待っている その時が来るまで 履き違えてたのは ひとつだけ 昨夜 はぐれたんだ 見えなくなった 気がして あなたの言葉 目にも止まらぬ 成長の声 きっとずっと 私はそれを見過ごしていた プレゼントだ 金箔で盛り上げた 桃色のマフラー 織り交ぜてあった 手紙には 「

          (詩) 金箔のマフラー

          僕が後悔してること

          僕には 過去に疎遠になったひとの中に 謝りたいひとがいます そのひとは 僕自身を認めてくれていて 尚且つ とても良くしてくれていたんです 一つだけ その人に対して 僕自身が 苦手とする部分がありました ですが それ一つでも きちんと話し合いをしたら 理解し合えることだったと 今になって思っています 何故 誤りたいのか 別れ際は 喧嘩別れのようなことになってしまってて すこしの言い合いをしたあと もういいわ! と僕が話も聞かない状況になってしまって その喧嘩の内容

          僕が後悔してること

          当事者同士の恋愛について

          以前 精神疾患をもった 当事者同士の恋愛って どう思いますかって 聞かれたことがあるんです その問いに僕は 相手を精神疾患をもった当事者という目線で 見ている時点でうまくはいかないと思う と答えました どこかで偏見の目で 相手を見ていたり どうせこうなるだろうという 投げやりで見ていたり それでは中々 うまくいかないと思います 相手を一人の大切な人間として 一途な眼差しで付き合い向き合っていく ただ時々 相手が苦手とする物事や その時その時の症状を ある程度理解する

          当事者同士の恋愛について

          無理しないでねっていう言葉たち

          自分の近くに 一生懸命に何かに取り組んでて それでいて 出口の見えない悩みや不安を 抱えている人がいたとして そういう人に 無理しないでねとか 頑張り過ぎないでねと 伝えることがいくつもあった でも 時々思うんだ 無理しないでね 頑張り過ぎないでね という言葉たちが もしかしたら その人の歩みを 止めてしまうかもしれないって 悩みの中にいて 苦しみの中にいて それでも藻掻きながら 何かを目指している人に対して かけるべき言葉は 本当はそんなになくて ただ温かく見

          無理しないでねっていう言葉たち

          トラウマがあっても大丈夫

          過去に経験したいじめ そこからやって来た 自分を肯定できない自分 なにやってもダメだ なんて思ったり ただ 勘違いしちゃいけないのは 過去のトラウマがあるから 弱い人間というわけではなく ひとより 乗り越えなきゃいけないことが ちょっと多いだけ だから頑張れるんだよね 乗り越えようとするんだよね 取り戻せない時間はない 最近はそんなふうにも思えるようになった 人生 きっと長いのだから 酸いも甘いも噛み締めて やっていきたいな

          トラウマがあっても大丈夫