(詩) 金箔のマフラー

「金箔のマフラー」


あっけなくしぼんだ 花束
あなたは本当に大袈裟だ

思わず 苦しくなった
けど やっぱり想定内だ

自信なんて いくらでもある
言葉が勝手に 追い越していく

綴れない想いがある
私は待っている その時が来るまで

履き違えてたのは ひとつだけ
昨夜 はぐれたんだ
見えなくなった 気がして

あなたの言葉
目にも止まらぬ 成長の声

きっとずっと
私はそれを見過ごしていた

プレゼントだ
金箔で盛り上げた 桃色のマフラー

織り交ぜてあった 手紙には
「願えば叶うよ。」
その台詞だけが 踊っていた

こころは いつもあなたを見てる
そんなふうに 街は息をし続ける

あしたは 晴れるかな
物語の背景は どうしても それがいい



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