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サクちゃんが聞いてくれたよ(出会うために動く)

前回の序章でも書いたが、私が一方的にサクちゃんを認知していた歴はざっと10年以上あるので、1回目の雑談はもはや推しとの長時間のオンラインファンミーティングだった。 …

サクちゃん聞いて 序章

自慢ではないが、私のサクちゃん認知歴は長い。遡る事2012年、ほぼ日のマンガ大賞からになる。 といってもほぼ日マンガ大賞にサクちゃんが応募したわけではなく、サクちゃ…

圧縮されたどす黒い気持ちはブラックホール

初対面やあまりまだお互いのことを知らない関係で感じ悪い人、あれはいったいどういう心持ちで相手と接しているんだろう。相手の気持ちを慮る事を重要視するHSPとしては本…

おいでよ正直村

めずらしく何度もリピート再生して見ているものがある。フワちゃんと田中みな実と大久保さんが楽しくおしゃべりする番組だ。私が前回に書いた正直者の言葉をふと思い出した…

サクちゃんのようになりたいなんて人生甘く考えすぎだよね

生き方の目標としている人がいる。度々Twitterに投稿される娘さんの小さい頃の話がとても素敵なのだ。シングルマザーとしての計り知れない苦労もあるだろうに、子供を子供…

女の役割

妻になって、母になって、諦めることが多くなっていった。 地元から遠く離れ、まず親友と家族に甘えることを諦めた。元々人に甘えることがあまり得意ではなく、家族にさえ…

女友達というデリケートなクソめんどくさいもの

もう友達なんていらない。やわらかくてこわれやすいメレンゲのような脆い関係が、なんだかこの頃は急にこわくなってしまった。 結婚して住み慣れた地元を離れ、知り合いが…

あの頃なりたくなかったババアになりかけている

歳をとるにつれ、生きづらさが濃くなってくるとは思いもよらなかった。 年齢を重ねる程、許せる事が経験と共に次第に増えてきて、足元しか見えていなかった視野が限りなく…

優しくて弱い人だって歯を食いしばる

生きづらさを感じるようになったのはいつ頃からだっただろうか? 幼い頃から母には「あんたには協調性がない」と叱られてきた。 キョウチョウセイ?その言葉の意味すらよく…

HSPについて

いろいろなサイトのチェックリストによると、どうやら私にはHSPの気質があるらしい。主に対人関係において、長年にわたる息苦しさや生きづらさの原因となったものが、セー…

今村夏子さんのピクニックを読んで

「その人はきっと今村夏子さんのピクニックを読んでも何も感じない人だと思うよ。」 映画「花束みたいな恋をした」の中で象徴的なセリフとして出てくるこの本が、映画を見…

ミルクティーについて

若かりし頃、紅茶専門のカフェでキッチンスタッフとしてアルバイトをしていた。 その頃は前職のケーキ屋を辞めたばかりで(6時から20時まで週6で働いたことによる体力の限…

カフェについて

20代の頃、親友とカフェ巡りをすることが趣味だった。お互い気になるカフェを数件ピックアップし、時間と胃袋の許す限りひたすら巡る。歩きながら、お茶しながら、仕事の愚…

板チョコレートについて

チョコレートが大好きだ。本当に大好きだ。独身時代は必ずかばんに何かしらのチョコを忍ばせていて、ストレス社会を生き抜くための安定剤にしていた。 いつからこんなに好…

サクちゃんが聞いてくれたよ(出会うために動く)

サクちゃんが聞いてくれたよ(出会うために動く)

前回の序章でも書いたが、私が一方的にサクちゃんを認知していた歴はざっと10年以上あるので、1回目の雑談はもはや推しとの長時間のオンラインファンミーティングだった。
ファンミは経験のない私だが、一般的にアイドルとのオンラインでのファンミは通常たったの数分で、ファンはそのたった数分に一生分の想いや願いや伝えたいことを布団圧縮袋のようにギュギュギュと、まるでブラックホールに入れた後のようにドス黒い塊にし

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サクちゃん聞いて 序章

サクちゃん聞いて 序章

自慢ではないが、私のサクちゃん認知歴は長い。遡る事2012年、ほぼ日のマンガ大賞からになる。

といってもほぼ日マンガ大賞にサクちゃんが応募したわけではなく、サクちゃんの娘さんのあーちんがその年の入賞作品を描いたのだ。まずは私はあーちんの描く「くまお」というマンガのファンになった。そこからあーちんの「ままちん」として、ほぼ日であーちんと一緒にサクちゃんが紹介されている記事を見たのが初めてだったのか

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圧縮されたどす黒い気持ちはブラックホール

圧縮されたどす黒い気持ちはブラックホール

初対面やあまりまだお互いのことを知らない関係で感じ悪い人、あれはいったいどういう心持ちで相手と接しているんだろう。相手の気持ちを慮る事を重要視するHSPとしては本当に理解し難い。

そういった失礼な人に限って、後から印象が良くなる人が多いから、尚更頭を抱えてしまう。
というか、単純にずるい。平和な人間関係を築いていく事においてのルール違反だ。

こちらは相手に不快な思いを1ミリでもさせないように、

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おいでよ正直村

おいでよ正直村

めずらしく何度もリピート再生して見ているものがある。フワちゃんと田中みな実と大久保さんが楽しくおしゃべりする番組だ。私が前回に書いた正直者の言葉をふと思い出したきっかけにもなった。

それぞれ喋りのプロでもあるからかもしれないが、この3人の出す空気感がとても見ていて心地よかったのだ。スタッフのいない空間に固定カメラを置き、おいしいご飯を食べながら楽しく過ごす。カメラの前では見せることのない普段通り

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サクちゃんのようになりたいなんて人生甘く考えすぎだよね

サクちゃんのようになりたいなんて人生甘く考えすぎだよね

生き方の目標としている人がいる。度々Twitterに投稿される娘さんの小さい頃の話がとても素敵なのだ。シングルマザーとしての計り知れない苦労もあるだろうに、子供を子供としては見ずにひとりの人間として育てているところに、とても共感を覚えた。

彼女が言うことには、自分に正直でいると周りにいる人間も正直な人間しか残らないから、とても生きやすくなるらしい。自分に正直でいる事を否とされてきた私にとっては、

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女の役割

女の役割

妻になって、母になって、諦めることが多くなっていった。

地元から遠く離れ、まず親友と家族に甘えることを諦めた。元々人に甘えることがあまり得意ではなく、家族にさえも手を差し伸べてもらわないと甘えられない性格だった。そんな私が孤立した状況の中身を置いているのだから、答えは火を見るより明らかだ。

もちろん、夫はいつもそばにいてくれて、私を甘えさせてくれたり、元気づけてくれたり、楽しませてくれたり、た

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女友達というデリケートなクソめんどくさいもの

女友達というデリケートなクソめんどくさいもの

もう友達なんていらない。やわらかくてこわれやすいメレンゲのような脆い関係が、なんだかこの頃は急にこわくなってしまった。

結婚して住み慣れた地元を離れ、知り合いが一人もいない土地で暮らして10年とちょっと。常に隣にあるのは、『さみしい』という感情だった。『さみしい』を少しでも小さくする為に、この土地で楽しく過ごせるように、友達を作る為の行動を私なりに頑張って起こしてみた。働きに出たり、スポーツの地

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あの頃なりたくなかったババアになりかけている

あの頃なりたくなかったババアになりかけている

歳をとるにつれ、生きづらさが濃くなってくるとは思いもよらなかった。

年齢を重ねる程、許せる事が経験と共に次第に増えてきて、足元しか見えていなかった視野が限りなく広がっていくものだと思っていたが、違った。何と、歳を重ねる程に視野は狭くなってきたのだ。これは大誤算だ。

HSPゆえ、今まで我慢してきた事が多かったからだろうか?私の真面目すぎる正義感のせいか?何だか年々、許せない事が増えているのだ。要

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優しくて弱い人だって歯を食いしばる

優しくて弱い人だって歯を食いしばる

生きづらさを感じるようになったのはいつ頃からだっただろうか?
幼い頃から母には「あんたには協調性がない」と叱られてきた。
キョウチョウセイ?その言葉の意味すらよくわからないのに、自分らしく生きる事に対して、この世で一番信頼している母親という絶対的存在に早くから否定されている、ということは何となくわかった。私が自分らしく生きることは、母を怒らせたり、がっかりさせたりしてしまうのか。私は次第に自分を表

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HSPについて

HSPについて

いろいろなサイトのチェックリストによると、どうやら私にはHSPの気質があるらしい。主に対人関係において、長年にわたる息苦しさや生きづらさの原因となったものが、セーターのほころびをするすると引っ張るように漸く中身を現してきた。もう少し早く知っていれば、こんなにも後ろ向きな性格になる事はおそらくなかっただろう。その点が悔やまれる。

20代になるまでは何もできないただの子供だし、HSPなんて言葉が1ミ

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今村夏子さんのピクニックを読んで

今村夏子さんのピクニックを読んで

「その人はきっと今村夏子さんのピクニックを読んでも何も感じない人だと思うよ。」

映画「花束みたいな恋をした」の中で象徴的なセリフとして出てくるこの本が、映画を見終わった直後(いやむしろ見てる途中)から、喉の奥に引っかかって取れない魚の小骨の様に気になって仕方なかった。

今村夏子さんのピクニックを読んでも何も感じない人間とは、一体どんな人間なのだろう?

今村さんの本はこれまで全く読んだことがな

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ミルクティーについて

ミルクティーについて

若かりし頃、紅茶専門のカフェでキッチンスタッフとしてアルバイトをしていた。

その頃は前職のケーキ屋を辞めたばかりで(6時から20時まで週6で働いたことによる体力の限界とそれに見合わぬ雀の涙ほどの給料とオーナーとの不仲と)、ケーキ屋以外のケーキに関わる仕事ならなんでもいいや、と何の考えもなしにアルバイト先を決めた。

そのカフェは若い人が気軽に行く様なカジュアルな感じではなく、どちらかというと仕事

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カフェについて

カフェについて

20代の頃、親友とカフェ巡りをすることが趣味だった。お互い気になるカフェを数件ピックアップし、時間と胃袋の許す限りひたすら巡る。歩きながら、お茶しながら、仕事の愚痴や恋愛の話、過去の思い出、たわいのない話をたくさんして、言いたいことをたくさん話してたくさん笑って、明日からの仕事の鋭気を養う。振り返ってみるととても貴重で大切な尊い時間だった。

私達はそれはそれはいろんなカフェに行った。記憶に残って

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板チョコレートについて

板チョコレートについて

チョコレートが大好きだ。本当に大好きだ。独身時代は必ずかばんに何かしらのチョコを忍ばせていて、ストレス社会を生き抜くための安定剤にしていた。

いつからこんなに好きなのだろう?小さい頃から好んで食べていたので、おそらく生きてきた年数=チョコレート好きと言っても過言ではない。私とチョコレートの一番昔の記憶を思い返してみる。(大人になると、びっくりするほど幼少期の記憶が抜け落ちていて絶句してしまう。)

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