サクちゃんが聞いてくれたよ(出会うために動く)
前回の序章でも書いたが、私が一方的にサクちゃんを認知していた歴はざっと10年以上あるので、1回目の雑談はもはや推しとの長時間のオンラインファンミーティングだった。
ファンミは経験のない私だが、一般的にアイドルとのオンラインでのファンミは通常たったの数分で、ファンはそのたった数分に一生分の想いや願いや伝えたいことを布団圧縮袋のようにギュギュギュと、まるでブラックホールに入れた後のようにドス黒い塊にしてまとめ、思いの丈を一方的に推しにぶつける。ファンミ中は手汗だらだらで頭の中は真