何故僕が車椅子生活を送ったのか?

どうも、ヒロトです!

InstagramやTwitterで
多くの方から質問があったり、
様々な質問をいただくなかで、
一番多く受ける質問について
自分なりの考えをお伝えしたいと思います。

今回の内容は、
何故足が健常である僕が、
車椅子に乗って外出をするのか?についてです。

①聞くだけじゃ理解に限界があった

僕は2020年の7月から車椅子事業で起業して社会を変えたい、
そう思って活動を始めました。

まず最初に行った事は、
車椅子生活を送る従兄弟に対してのヒアリングでした。

従兄弟は自分の不躾な質問や、
失礼と思われるような質問にも
優しく答えてくれました。

従兄弟の話を聞いていくうちに、
今まで関わってた
従兄弟の感じる悩みや煩わしさなどが、
徐々に伝わってきました。

いつも明るく接してくれる従兄弟だったので、
正直驚きの連続でした。

従兄弟は元々明るい性格だったから、
あまり言わないようにしてたのかも、、、
ってその時は思いました。

そうして従兄弟の話を聞いていくうちに、
従兄弟から「俺みたいな車椅子生活送ってる人に沢山聞きにいきな、現場に足を運みな、とにかく今はヒロトの得意な行動力でカバーしな」。

そう言ってもらって、
色々な方々に話を聞かせていただきました。

8月から10月の2ヶ月間だけでも、
30人くらいの人にアポイントをとって
話を聞きにいったと思います。

車椅子生活での困り事といっても本当に多種多様でした。

電動車椅子に乗っているならではの話。
自走出来る車椅子生活を送っている人ならではの話。
介助者がいないと生活が送れない人の話。
車に乗って生活を送る車椅子の人の話。
公共交通機関を使わないと会社に通勤できない人の話。


などなど、沢山の話を聞かせてもらいました。

自分の中で車椅子生活を送る人達の悩みや現時点での日本の課題を含めて理解・把握したつもりでしたが、どこが自分の中で引っかかっていました。

本当に自分は車椅子生活を送ってる人たちのことを理解してるのか。
本当に話を聞くだけで自分が変えたい社会に変える原動力になるのか。

そう考えていたある日、、、

自分の現職の上司であり、
自分に起業をして社会を変えるという目標を持つことの意義を
教えてくれた人に言われた言葉でハッとしました。

②改革や変化は圧倒的経験から始まる

自分の上司から言われた言葉には驚きました。

ヒロト君のは考えてるんじゃなくて悩んでるだけ、
気持ちが理解できないと思うなら、
その人達に極力近づける形でなりきるしかないよ、
まぁ、ようは車椅子に乗って生活してみたら???

この話で自分の中で曇ってた心やモヤモヤしてたことが晴れました。
ただ一つ怖いことがありました。

それは当事者の人達からの否定。

自分としては結果的に良い方向に繋がると信じて行動しても、
理解されないんじゃないか?
自己満足なんじゃないか?
色んな事を考えました。
でもやっぱり自分はこれしかないと思いました。
今まで聞いた人のない事が、
まだあるんじゃないかとすぐに従兄弟に連絡をしました。

車椅子を貸して!
俺が車椅子乗って生活を送るために貸して!

今思えばなんて無茶苦茶なお願いだろうって思います。
そんなお願いにも関わらず、
たまたま使わなくなった車椅子を貸してくれました。

従兄弟に感謝です^_^

10月末から従兄弟の車椅子で、
外出時に車椅子に乗る生活がスタートしました。

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これは公共交通機関を使って、
車椅子で出かけた時の写真。

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これは車で出かけて、
車椅子でご飯を食べに行った時の写真。

話しでしか聞いていなかった、
車椅子生活を送っている方々の言っていた事が、
少しだけ身に感じました。
そして自分の解決したい未来についても、
ハッキリと明確になりました。

ただこの活動をすることによって、
予想していた事が起こりました。

当事者の方々からではなく、
全く関係のない方からのバッシングでした。

僕はこの活動をする上で、
必ずそう言った事は
起きるだろうとわかってはいました。

実際にDMなどでメッセージをいただくときついものがありました。
なによりもこの活動だけでなく、
自分の性格や人間否定まで含まれていたので少し堪えました。

これは致し方ない、ちゃんとそれにも向き合った上で自分ができる事を少しずつやっていこうと思って活動を続けました。

自己満にならないようにInstagramやTwitter、noteを通じて発信量を増やすようにしました。車椅子視点の発信だけでなく、発信内容もバリアフリーに関した情報などを織り交ぜながら、情報を見る人たちに何が必要か。ただそれだけを考えながら発信していきました。

③行動量と実績が相手の見方を変える

僕が発信量を増やしていくと、
車椅子ユーザーの方々から、
感謝のコメントや応援していただけるようなコメントが増えていきました。

自分には何故応援されてるのかはまだ少しわからない部分はありますが、一つ言えるのは否定に怯えず、行動を控え目にせず、むしろ量を増やし、納得してもらえるまで向き合おうと最初から心に決めていたからだと思っています。

人は知らないことや自分が出来ないと思ってることに対して否定から入りがちだと思っています。でも、そんな人達に見方を変えてもらうにはこちらの覚悟と熱量を伝えるしかないとおまっています。むしろ熱量や覚悟が人を動かすと思っています。

人の心や見方を変えられるのは人だと信じてます。
これは仕事でも大切にしている考えです。

何を言うかではなく、何をしたか。

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結果や行動内容でしか人は動かせないと思っています。だからこそ僕はこう言った活動は定期的に今後も行いますし、従兄弟の生活を変える為の火を絶やさないようにしています。

今後は健常者・障がい者関係なく情報共有が出来る会を開催して知見や経験につながる事を増やしていきたいと思っています。

自分のこの活動が誰かの、
『機会作り』や『変わるきっかけ』
になる事を信じてやりたいと思っています。

大学生からやりたい事がなくなって、社会人になって、生きるためにただ仕事をするつらまない人になってしまわないように今後も自分のやりたいことを追求していきたいと思います。

このnoteも誰かの行動を変えるきっかけになったら嬉しいです。
原動力に繋がるような、そんなnoteになってたら嬉しいです。

最後に

最後までnoteを読んでくださってありがとうございました。
自分の今の考えや思いを長々と書いてしまいましたが、
今後も応援してくださると嬉しいです(^^)

今後ともよろしくお願い致します。

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