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クーリエジャポンの記事から考察

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#新卒1年目

「ネガティブ思考」になりたくないなら「考える」のをやめること【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.122】

「ネガティブ思考」になりたくないなら「考える」のをやめること【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.122】

頭のなかで考えていることの90%は、実際には起こらないと実験でも証明されています。それにもかかわらず、自分のなかで先取りしたことが制限をかけてしまうのです。

健全な人間は90%の行動と10%の思考であるべきですが、現代ではそれが反対になってしまっている。私たちは行動するよりも遥かに多くの時間を思考に費やして、物事に取り組む前に何度も考え込んでしまうのです。

唯一の解決策は、考えるのをやめること

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広告が「夢のなか」に入り込む? 企業が私たちの睡眠を“操作”すると何が起きるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.114】

広告が「夢のなか」に入り込む? 企業が私たちの睡眠を“操作”すると何が起きるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.114】

米ビール大手モルソン・クアーズが今年はじめに発表した新しい広告キャンペーンは、多くの人の度肝を抜いた。人の夢のなかに入り込み、クアーズのビールを買わせ、おそらくは飲ませることを計画していたからだ。

このキャンペーンでクアーズは、寝る前に短い動画を視聴して、8時間の「環境音」を再生しながら眠りにつくよう消費者に呼びかけた。寝ている人の夢を誘導するこの「ターゲット・ドリーム・インキュベーション(TD

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忙しくて心に余裕がないときに、創造性を取り戻す方法【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.114】

忙しくて心に余裕がないときに、創造性を取り戻す方法【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.114】

現代では、性別にかかわらず、私たち全員が生活や仕事のなかで、隙間を空けておくことに我慢ができなくなっています。隙間、あるいは、ポーズとは、生活や仕事のなかで予定が決まっていない時間帯のことです。空白にしておいて、そのときに何をするか決めるタイプのひとときです。

現代では誰もが他人と常に繋がっていて、おかげで心は常にざわついていて、スケジュールも詰まっている。

私たちはシームレスにさまざまな活動

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東京五輪は「物流」もカオス コロナ禍の開催でヒトとモノの動きも“異例”に【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.113】

東京五輪は「物流」もカオス コロナ禍の開催でヒトとモノの動きも“異例”に【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.113】

日本に向かうコンテナには、選手村に滞在するアスリートや職員たちが使うさまざまな日用品がいっぱいに詰まっている。

ニュージーランド選手団はアイスベスト(アイスパックを装着できるベスト)やフローズンドリンク製造機を持ち込んでいる。

ほとんどの国の選手団が栄養ドリンクや携帯食を持ち込んでいるが、それぞれバラエティに富んでいる。たとえばイギリス選手団のリストには、4万5000個のティーバックと8000

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コロナ後の経済回復で「日本が韓国に惨敗」の理由を中国メディアが分析【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.112】

コロナ後の経済回復で「日本が韓国に惨敗」の理由を中国メディアが分析【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.112】

日本経済がコロナ不況から抜け出す兆しが見えない。民間予測によれば、2021年4~6月期のGDPは前期比0.17%増となる見込みだが、景気が上向きになっているとは言いがたい。

だが、韓国の状況は違うようだ。

韓国の5月の輸出額は507億3000万ドル(約5兆5700億円)、前年同月比45.6%増と、ここ32年で最高の伸び率だった。半導体や自動車といった主要品目が好調なせいだ。日本も主要な貿易相手

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「パエリアが食べたい」宇宙飛行士のツイートがスペインで“炎上”した理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.58】

「パエリアが食べたい」宇宙飛行士のツイートがスペインで“炎上”した理由【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.58】

現在、ISSに長期滞在しているシェーン・キンブローはスペイン語も交えて「オラ! エスパーニャ!(こんにちは! スペイン!) 先日、サラマンカ上空を通過しましたが、トルメス川が目に飛び込んできました」と、宇宙から撮影した写真を添えてツイッターに投稿した。

だが、そのツイートの2文目が問題となった。

「宇宙食でパエリアが食べられればいいのに……」

スペイン紙「バングアルディア」によると、この一文

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近い将来、世界中の人間に必要となる「アシスティブ・テクノロジー」とは【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.57】

近い将来、世界中の人間に必要となる「アシスティブ・テクノロジー」とは【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.57】

「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、スポティファイはポッドキャストの自動文字起こし機能を追加することを、マイクロソフトはWindows10の視覚障がい者向け機能を更新することを発表した。

テクノロジーに特化したメディア「レスト・オブ・ワールド」によると、グーグルは昨年「Sound Notifications(音検知通知)」をリリースしている。これは特定の物音に限って常時検出し、スマホユ

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「女王様、僕の全財産をむしりとってください」 金融SMで快感を覚える男たち【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.56】

「女王様、僕の全財産をむしりとってください」 金融SMで快感を覚える男たち【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.56】

フィンドムはBDSM(緊縛、調教、サディズム、マゾヒズム)の一形態で、多くのセックスワーカーとその顧客がソーシャルディスタンスの必要に迫られてオンラインに移動したコロナ禍のなか、盛り上がりを見せている。

コンセプトは単純。「貢ぎマゾ」や「貢ぎブタ」とも呼ばれる従属者は女王様に金品を「貢ぎ物」として捧げ、辱めてもらう。

調教はたいていオンラインで行われるが、対面式もある。数分で終わることもあれば

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「新垣結衣ロス」で飲食店が休業⁉︎─台湾人のユーモアはコロナ禍でも健在だった【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.55】

「新垣結衣ロス」で飲食店が休業⁉︎─台湾人のユーモアはコロナ禍でも健在だった【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.55】

「新垣結衣さんの結婚により、店主はショックに耐えられず、仕事ができなくなったので刺身も扱えません。5月28日までは、テイクアウト用の調理済み料理しか提供できません」

5月20日、台北市内の寿司店店頭にこんな公告が掲げられた。「聯合報」ほか台湾各紙によると、新型コロナウイルス感染対策のため、店舗営業を自粛し、テイクアウトに切り替えざるを得なくなった店主の悲鳴を、前日の19日に結婚を発表した女優・新

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闇業者が「コロナ患者に酸素売ります」とまで… 医療崩壊で地獄化するインド【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.54】

闇業者が「コロナ患者に酸素売ります」とまで… 医療崩壊で地獄化するインド【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.54】

東京や大阪などを対象に、3度目となる「緊急事態宣言」が出されるなか、懸念されているのが新型コロナウイルスの変異株の拡大だ。インド由来のものは感染力が強く、ワクチンが効きにくいとされ、日本でも感染者が確認された。

「発信源」であるインドでは、感染者が急速に拡大。2021年5月上旬には1日当たりの新規感染者数が40万人、死者は4000人を超え、世界最悪の感染ペースを記録している。「二重変異株」のほか

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英紙が報道した新橋の飲食店のいま「政治家はもう私たちの声に耳を傾けてくれません」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.53】

英紙が報道した新橋の飲食店のいま「政治家はもう私たちの声に耳を傾けてくれません」【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.53】

英紙「ガーディアン」は19日、「東京のレストランが『飲食店のアルコール飲料の提供禁止』という政策に反発している」という内容の記事を掲載した。

記事では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、日本政府が酒類の提供や営業時間の短縮を要請していることを報道。自粛期間と自由に移動できる期間を“いったりきたり”していることや、ワクチン接種の遅れなどが原因で、感染者数が多くなっていることについても触れてい

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ジェフ・ベゾスはビジネスの歴史に「何を成し遂げた人物」として刻まれるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.41】

ジェフ・ベゾスはビジネスの歴史に「何を成し遂げた人物」として刻まれるのか【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.41】

アマゾンは四半世紀にわたり、どんな企業も直面したことのない野心的な質問と格闘してきた。あらゆるものを売るストアをどう作るか。どうすれば誰もが共有できるスーパーコンピュータを構築できるか。どうすれば1年以内に50万人を採用できるか。

こうした問いのすべてに答え、時価総額1兆7000億ドルの企業と資産総額2000億ドルのCEOが生まれた。

今、ベゾスはCEOの座を退き、執行会長という名誉職に就こう

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「飲酒でクリエイティブになれる」説は本当か──フィッツジェラルドもヘミングウェイも酔っ払い!【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.40】

「飲酒でクリエイティブになれる」説は本当か──フィッツジェラルドもヘミングウェイも酔っ払い!【クーリエ・ジャポンからの抜粋-Vol.40】

20世紀アメリカで傑出した作家のうち、71%がアルコールと切っても切れない関係にあった。その数字は、一般の過剰飲酒者の割合(8%)の9倍にのぼる。

米メディア「スレート」は、著名な寄稿家の著者クリストファー・ヒッチェンズの死を受けて、このデータを公表した。ヒッチェンズは無類の酒好きで、酒を飲むことを「インスピレーションをもたらし、人間関係を改善する手段」として擁護し続けた。

「一流アメリカ人作

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