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2019年7月の記事一覧

教育虐待:名古屋小六受験殺人事件

教育虐待:名古屋小六受験殺人事件

名古屋小六受験殺人事件について
 2016年8月、名古屋市内で、小学校6年生の息子を包丁で脅しながら勉強を教えていた父親が、息子の胸部を刺し失血死させた事件。父親の母校である難関私立中学受験を父子で目指していた。父親は、息子が指示通りに勉強しないという理由で日常的に脅しや暴力を用いていた。前日にも足に切り付けて怪我をさせている。父親には殺傷時の記憶が途切れており、「自分の中では記憶が抜けているとは

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10年先のアニメ文化のために=ドイツの子供たちから学んだこと

10年先のアニメ文化のために=ドイツの子供たちから学んだこと

はじめに。今般の京都アニメーションの放火事件で亡くなられた方のご冥福を、また怪我をされた方のご快復をお祈りいたします。ドイツという日本から遠く離れた場所ではありますが、「日本のアニメ文化」をフィールドとする筆者も今回の事件に大きなショックを受けたひとりです。筆者に何ができるのか、考えはまだまとまりません。ただ、ひとつ言えることはアニメ文化を通じた国際交流は継続、拡大、深化させるべきだという筆者の信

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人権の大切さ  〜どんなふうにうまれたの?〜

ざっくりした解説になるがこの文章が読者にとって、日本において誤解に基づき乱用されがちな言葉である「人権」その乱用に対する免疫となってくれる事を願いつつ書いていきたい。

まずなぜ大切なのか。それは抑圧や弾圧で簡単に虐げられてきた「人」である私達を、守るための武器であり盾だからである。
その概念の起源は欧州でありキリスト教ではあるのだが、巡り巡って世界が基礎的に共有しようとする概念となり尚且つ日本も

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「ソーシャル老害」の哀しみ。

「ソーシャル老害」の哀しみ。

こんにちは、岡山史興です。「次の70年に何をのこす?」をコンセプトに、70seedsという会社を経営しています。

規模の拡大を目指す経済が行き詰まりを見せる中で、「小さな営み」が持つ価値や可能性を考えるnoteを描いてきました。

さて、最近SNSでこんな声をよく目にするような。

「SNSを自然に楽しめない」問題。

少し前から「Facebookはおじさんのもの」なんて言われていましたが、T

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この国の不寛容の果てにー相模原事件と私たちの時代(1)神戸金史×雨宮処凛

この国の不寛容の果てにー相模原事件と私たちの時代(1)神戸金史×雨宮処凛

あす7月26日で、相模原市の「津久井やまゆり園」で障害者19人が殺害された事件から3年。「障害者は不幸しか作らない」とした被告の主張は、日本社会に衝撃を与えました。
「生産性」で人の生死を決めるかのような価値観。実は、それはこの事件だけでなく、日本社会全体を覆う「空気」ではないのか。そんな問いを出発点に、作家・雨宮処凛さんが6人の識者と対話を重ねました。第1回は、ご自身も自閉症のお子さんを持つ、R

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