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Social InterestはSelf-efficacyを促すのか?:4 周囲の人たちを信じ、尊敬する力 (2)

尊敬する力のもたらす心理的Benefitは何か?ここ4日毎日この事ばかり考え、仮説を立て論文を読んんでいるが、いっこうに答えが出ない。なので、ここに書きながら考えを整理してゆこうと思う。

まず始めに先生から生徒への尊敬が必要なことは、「幸せになる勇気」にも説明されているように、子供達が安心して自分自身に自信を持って学び行動するために必要なことは良くわかる。この尊敬は子供のSelf-efficac

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尊敬とは?: 4 周囲の人たちを信じ、尊敬する力 (1)

尊敬とはなんであろうか?結局、ここをしっかり因数分解しなければ、しっかりした理論の構築は疎かになる。そこで今日、「幸せになる勇気」を今一度読んで見た。

この本では「尊敬」が教育の入り口である、と述べられている。この尊敬とは、生徒間のものではなく、教師から生徒への尊敬だ。

尊敬なきところに良好な対人関係は生まれず、良好な関係なくして言葉を届けることはできません。

また、尊敬という言葉をある社会

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聞く力を劇的に伸ばす5つのトレーニング: 3.コミュニケーションができる人(3)

聞く力を劇的に伸ばす5つのトレーニング: 3.コミュニケーションができる人(3)

人は会話の60%で聞く側にいて、そしてその内容の25%しか把握していないと言われます。

人間は聞き取る情報を雑音の中から選択しているが、近代技術の発展によりその聞き取る力が衰えてきているとJulian Treasure氏はいう。近代技術というのは、具体的には録音や模写など情報を記録する技術のことを指す。いつでも情報を得られる世の中になることによって、人は聞き取る注意深さと忍耐力を失っていったのだ

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2. 考える人をつくる(3)-学校教育

学校という枠組みの中で、考える人を育てるにはどのようなカリキュラムが適切か?

大前 研一氏の「世界への扉を開く考える人の育て方-国際バカロレア(IB)教育が与えるインパクト」という本には以下のようし記されている。

「本当の学びとは自分で考え、自ら学習を進め、様々な人と関係を持ちながら自分が成長することで、やがては地域、日本、世界どこにおいても社会に貢献できる人材を育成する」

この本で、 IB

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2. 考える人をつくる(2)

疑問を持ちつづけられる子供を育てるにはどうすればいいのか。
子育てに忙しい母親が子供の質問の全てに答えられないことは当然のことだ。そのなかでどうするか、ということである。

一番いいことは、その子供を疑問を解決できる環境にいれてあげることだ。しかし、それももちろん簡単なことではない。

では、実現可能な範囲でどうすればいいのか、それは「褒める」ことだ。疑問を持つことは、人を困らせることではない。そ

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2. 考える人をつくる(1)

少し話が脱線していたが、IBの話に戻ろう。

一つ目に探求する人について触れたが、次に「考える人」について調べまとめてゆこう。

考える人をつくる教育というと一見難しそうに感じるが、誰でも知っているこういう名言がある。

人は考える葦である
ーブレーズ・パスカルー

そう、何もしなくても人はそもそも自ら考える生き物なのだ。しかし、それを拒むものがこの世のには多々ある。

子供は一歳を過ぎ、「なぜ」

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