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#6座右の書のはなし
この本は私のバイブルだ。がちもんのバイブルだ。
「お前、これ読んどけ」三年前のある日、父にそう言って手渡された数冊の本のうちの一つがこの本だ。手渡されたなかには「若きウェルテルの悩み」「日本人はいかに生きるべきか」「単純な脳、複雑な「私」」「人生がときめく片付けの魔法」などもあった。最後のは、あまりに私の部屋が汚いからに違いない…。
ウェルテルの洪水のように溢れ出る激しい心が、ドイツの四季折々
八幡SAのラムネ憧憬
広島からの帰りの高速バス。
八幡の休憩所に近づくころ、時刻は午後5時前。
雲の少ない穏やかな日だった。
騒々しい夢を見たうたたねから目覚めると、美しい陰影を見せる山々、柔和な色合いの空。
バスを降りれば、暖かい日差しに冷たい空気、自由の空気。
サービスエリアのセブンイレブンで買った大和ラムネを、歩きながら飲もうとビー玉を中へ押しやった。
するとプシュウと音と音を立て、水しぶきと泡が噴き
【POMONA対談 乙倉編2/2】湯を沸かすほどの熱いアイス愛。そしてPOMONA
ひとまず前編を読んでくださった方、
そして先週公開した橘編(前編・後編)も読んでくださった方。
正直思いませんか…
「ちょっと…長くない?読むの大変よ」
わかります。
編集してる私もさすがに肩こってきました。
なので息抜きがてら、冒頭はライトに「POMONA名付け秘話」なんていかがでしょう。
ほら、なんだか読めるような気がしてきたと思いませんか…?
ではどうぞ
POMONA名付け秘
【POMONA対談 乙倉編1/2】僕はデザイナー。そしてアイス屋さんでもある
橘編を読まれた方は、気になって仕方がないはず。
「柔らかな語り口調が独特な、
このインタビュアーはいったい何者なの!?」
「橘編ってことは…乙倉編があるはずよね!?」
もちろんです。もちろんです。
今から始まりますとも。
皆さまが知りたくてたまらない、
乙倉氏は何者なのか、AOBAとはどんな店なのか、
そしてPOMONAはどのようにして始まったのか。
橘編をまだ読んでいないという方は、
ど
【POMONA対談 橘編2/2】農家さんと関わるうちに、タチバナのなかに芽生えた想い…
前編を読んでくださった方はこうおもったはずです。
「POMONAいっこもでてこーへんやないかい」
「こっちゃ、POMONAが何か気になって夜も寝られへんちゅーのに」
まあまあ、落ち着いてください。
このあと橘氏が思う存分語ってくれますから、ご安心ください
それでは続きをどうぞ――
POMONAとは?
乙倉:なるほど、じゃあモアフルのことと、お店ができた経緯とかどういうことをするお店かってい
【POMONA対談 橘編1/2】タチバナ、実はスムージー屋をする予定なんてなかった
POMONAのことを知りたくて知りたくてたまらない皆さま、お待たせしましたでもちょっとまって。
POMONAはおろか、モアフルや橘についてもよく知らない。
なーんて方、ブラウザバックしないで。
よく知ってる方も、そうでない方もみなさん楽しめる対談
…のはずですから。
こんにちは!初めての方ははじめまして
株式会社POMONAでインターンをしております、しらがしおりです。
みなさん、PO
#14 自分のだめなところってどうしたらいい?
誰にだって自分のなかに欠点だと思うところがあるとおもう。
私だったら、〆切ギリギリになるまで課題をやらないこととか、机が片づけられないこととか、根拠なしに主観的な感情でばかり主張するところとか。
だから私はダメなんだーって落ち込むんだけど、
落ち込んだってしょうがないのかなあと、さっきお風呂に入りながら考えた。
テキトーにぱっと開いたページでも必ず学びやハッとさせられることが見つかる、毎日
#9闇は青よりいでて…
桜散りかける季節の午後6時すぎ
昼間の空を悠々と支配していた青は、やがて太陽とともに地上へと降りてくる。
世界がどんどん青くなっていく。
夜の闇は青から始まる。
白い壁もデニムの色移りのような弱い青へ。
ハンドルを握る手の甲も青みがかり始める。
一方、マゼンタカラーに始まる夜を見たことがある。
9月のドイツ、ボーフム。
昼間の熱気を逃すため開けていた窓から、
いつのまにか静かに部屋に充満し
#8ヒップホップに惹かれたのは
ストリートな人たち
全体的にダボッとしたシルエットのファッションをして、
夜の街角で仲間とタムロっているイメージ
なぜ惹かれるのか
4歳からピアノを習い、合唱部→吹奏楽部→弦楽部→オーケストラとクラシック音楽を中心とした音楽生活を送ってきたが、
高校生のある日、ダンス部に入った友達が言った
「合法的なトビ方のススメって知ってる?」
最初はわけがわからなかった。
歌詞は聞き取れないし、テンポは
#7「きょうのしおりちゃんは?」
「きょうのしおりちゃんは?」幼い私を寝かしつけるべく、私の隣で横になった母がいう。
これは日課で、寝る前にその日あったことを二人で振り返る。大抵は母が話したが、年長にもなれば自分から言うようになった。
「まずー、あさ起きました。そのあとあさごはんを食べて、幼稚園にいきました。そしてー…」
「あっちゃんとあそんだの」
「あっちゃんとあそびました。それからー…」
母の落ち着いた口調で、淡々とその日
#5マキネッタのはなし
新しい趣味ができました。
マキネッタでコーヒーを淹れることです。
うちのマキネッタうちで活躍し始めたかわいいマキネッタは、2019年夏にひと月のドイツ留学をした際に、街の雑貨屋さんで並んでいたもの。
はじめは恋人へのおみやげのつもりが、ドリップ派の彼の家でほこりをかぶっていたため、昨日うちに連れ帰った。
一杯用のちいさなマキネッタ。1000円ぐらいの。
ぷくぷくいいながらコーヒーを吹き出