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10年後のウェブ業界で生き残るのは、きっと「人間くさい」会社だ
ウェブ業界はどんどんコモディティ化しています。
20年前のインターネット黎明期に比べて、ウェブ会社の数は爆発的に増えました。コーポレートサイトがあることは、もはや当たり前。初心者が簡単にサイトを制作できるAIなどのツールも、どんどん登場しています。
もはや、単なるウェブ制作だけでは生き残れない。この業界にいる人なら、みなさん感じている課題だと思います。
ぼくは名古屋で20年以上続くウェブ会社
ぼくらの会社が「マネージャーなし」でもうまく機能している理由
「しばらく、新卒を採るのはやめませんか?」
5年前のある日、マネージャーのひとりがぼくにこう言いました。
当時、ぼくらの会社は崩壊寸前でした。マネージャーたちは日々のマネジメント業務に疲弊しきって、そのしわ寄せが、いちばん弱いメンバーを苦しめていたのです。
せっかく入社してくれた新卒社員が、1年以内にやめてしまっていた。
5人採用した新卒のうち、2人がやめてしまったという感じ。大きな会社か
リーダーのいちばん大切な仕事は「機嫌よくいること」だと思う
ぼくはマネジメントが苦手です。
マネジメントというか、人を叱るのが苦手なのです。
ぼくは名古屋にある、社員100人ほどのデザインファームを経営しています。先代の後を継いで、4年前に社長になりました。
社長……なのですが、ぼくはいつもみんなから怒られています。「茂森さん、しっかりしてくださいよ」と。先代の社長からは「おまえはもっと部下をちゃんと怒らないとダメだ」といって怒られていました。
で
社長になって、はじめての大仕事は「自分の会社を売る」ことだった
ぼくは2019年の6月に、アクアリングの社長になりました。
アクアリングは、名古屋発のデザインファームです。設立から22年。従業員数は約100名。デンソーさんやソフトバンクさんなど、大手企業のウェブサイトを数多く手がけてきました。
ぼくの社長としての最初の大仕事は、自分たちの会社を「売る」ことでした。
アクアリングは2人の創業者によってつくられた会社です。ぼくは創業2年目に入社し、一兵卒から
10年前の大型WEB構築プロジェクトが大炎上してしまった話
ぼくは名古屋のデザインファーム「アクアリング」の代表をしています。
大型WEBサイト制作は、ぼくらの得意分野のひとつです。これまでソフトバンクさんやデンソーさんなど、多くの大企業のホームページを手がけてきました。
しかし、決してはじめから難なくやれたわけではありません。
今回は、ぼくがはじめて担当した大型WEBサイト制作の話をします。ふりかえると恥ずかしくなるような失敗ばかりです。しかしこの