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人間関係・関係性・距離感

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#自閉症

ままならない

ままならない

 少しずつ築いていけばいい。これから繋がることができる可能性だって、あるかもしれないから。
だけど、時々不安になる。本当に繋がることができるのか。繋がりたいと思う人と、心を通わすことができるのか。

 ……障害を言い訳にするつもりはない。「健常者」と呼ばれる人たちだって悩んだり、迷ったりすることがあるというのも、少しはわかっているはずだ。
だけど、自分の障害にもっと早く気付けていたら、こんな風に悩

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自分に寛容であれると相手にも寛容になれるのではないか説  #グッドドクター

自分に寛容であれると相手にも寛容になれるのではないか説  #グッドドクター

今夜はグッドドクターを視聴。

医師たちの態度に思うことがあり、記しておく。

山崎賢人演じる自閉症スペクトラムの医師が主人公のドラマなのだけど、周りの医師たちが「お前には医者は無理だ」という態度で接する。

みな小児科医であるにもかかわらず、だ。小児科医であれば自閉症のことも学んでいるはず。

なぜ?

この現象は実際にもよく起こっている。私もよく見る。

「支援の対象」であれば、寛容に理解を示

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ほっとするから抱きしめて

ほっとするから抱きしめて

うちの子ども達は、「ぎゅーして!」と言いに来ることが多い。
もっぱら次女の言葉だったけど、最近は長女もハグしてもらいに来るようになった。
これが言えるようになったってことは、甘え方を少し勉強したのかなと微笑ましく思ってます。

『微笑ましい』レベルを超えてるのが次女の「ぎゅーして!」の頻度なんだけど、今は30分に1回くらい。
一番頻繁だったときは5分に1回という頻発ぶり(笑)
小学校入学直前がこの

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「人は人、自分は自分」の線引きが、実は困っている人に対する思いやりの始まりなのかも…

「人は人、自分は自分」の線引きが、実は困っている人に対する思いやりの始まりなのかも…

高速道路で事故渋滞。全く進まない。イライラする。
そんな時、救急車のサイレンの音がする。

アメリカでは(州にもよるらしいけど)、救急車両のサイレンが聞こえると、モーゼの十戒のようにみんな素早く道をあけ車を停止させる。それは渋滞の時でも、高速で走っている時も同じ。本当に素早い。

そして、アメリカに来てしばらくして気づいたんだけど、多くの人が緊急車両が通り過ぎる時、十字架をきって祈りを捧げるんだよ

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パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

パーソナルスペースの違いから考える、「自分がされて嫌なことを相手にしてはいけない」の危うさ

人と接する時、そこには自分と相手の境界線があるよね。でも厄介なのは、自分と相手の境界線がずれてる事。

自分の境界内(パーソナルスペース)に相手が侵入してきて不快な思いをしても、相手にはそれはわからないんだよね。だからその不快感を態度で示す。そしたら逆に相手はその態度を失礼だと怒ったり…。だってそもそもその相手に悪気はない(不快な思いをさせているとは気づいていない)んだからね。

例えば、電車でく

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