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2022年11月の記事一覧
死ぬ瞬間~読書記録198~
アメリカで精神科医をされていたエリザベス・キューブラー=ロスの著書。キューブラー=ロスは、スイスのチューリッヒに、三つ子姉妹の長女として生まれる。父親が医学部進学に反対で、自ら学費を捻出するため、当初は専門学校を経て、検査技師をしていた。その後、1957年、31歳の時にチューリッヒ大学医学部を卒業している。彼女は医学部での学生時代に知り合ったアメリカ人留学生マニー・ロスと共に学業をさらに続け、また
もっとみるシャーロック・ホームズの功績~読書記録192~
著者は、コナンドイルの息子、エイドリアン。それから共同執筆として、一流の探偵小説作家、ジョン・ディクスン・カーだ。
ジョン・ディクスン・カー
1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1930年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェー
七十歳死亡法案、可決~読書記録190~
垣谷美雨の作品。
あらすじネタバレを言うと・・・
七十歳死亡法案が可決された。
これにより日本国籍を有する者は誰しも七十歳の誕生日から30日以内に死ななければならなくなった。
例外は皇族だけである。
主人公の宝田東洋子は、この法律が可決されて密かに喜びを感じていた。
というのも55歳の東洋子は、義母の介護に一人で奮闘するも、夫、その姉妹、娘と息子達の手助けは全く受けることができない。
義母は我
ネズミの国のシャーロック・ホームズ~読書記録189~
タイトル通り、ネズミの世界での物語。主人公の「ネズミの国のシャーロック・ホームズ」ことベイジルは、人間のホームズ氏の部屋の床下に相棒のどーソン(ネズミの国のワトソン博士)と住んでいで、その探偵技術を学んでいる。
全4巻シリーズだ。
1950年代から1970年代にかけ、アメリカの女流作家イヴ・タイタスによって書かれた童話だ。
作者自身、シャーロック・ホームズが大好きで、かなり模倣している。
登場す