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セカイと音楽

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セカイが大好きな音楽のレポート。
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#音楽好きな人と繋がりたい

天才の才気を浴びたい。音楽道には心を震わす偉才が多すぎるから語る。

天才の才気を浴びたい。音楽道には心を震わす偉才が多すぎるから語る。

小さい頃から音楽が大好きだ。

小学生の頃はレンタルしたCDをラジカセに入れて、コピーした歌詞カードを見ながら熱唱していた。

中学生になるとウォークマンを手に入れて、通学中の欠かせないお供になった。

高校生になるとライブハウスに通うようになって、初めて浴びるバンドの生音と息遣いに心底こころを踊らせた。

大学生になると70年代・80年代の洋楽に興味が芽生え、ダンスサークルの先輩に曲データをもら

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Vaundy横アリday2。彼の掌の上で転がされた1時間半。

Vaundy横アリday2。彼の掌の上で転がされた1時間半。

彼の頭の中には一体、いくつの音階があるのだろう。プレイリストをぐるぐると回して、たまたま止まった一曲をかけたとしても、120%類まれなる新しい音楽が耳に流れ込んでくる。

どの曲を聴いても間違いがないからVaundyをおすすめする時は、どの曲をピックアップするか、いつも迷う。(やっぱり怪獣の花唄かな。Tokimekiも聴き心地良いし、恋風邪にのせても鉄板だろうか。それとも逆光がメジャーで入りやすい

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Adoのライブに行ったら脳天シビれた、って話を少しだけ。

Adoのライブに行ったら脳天シビれた、って話を少しだけ。

ーーかっこいい。

ライブが終わって、つい「かっけぇ」なんて言葉が漏れた経験は、生まれて初めてだった。

2023年9月17日(土)。
雲間から太陽光が雷のように差し込んできて、「ひっ」と出した右足を日陰に戻した。

秋を忘れてしまったのか、天から突き刺すような日差しは9月になった今でも続いている。

一度雲間の雷を睨みつけてみるも、とくに収まる気配はない。「はぁ」と少しため息をついて、淀む気持ち

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音楽には思い出が宿るなぁ、という話。

音楽には思い出が宿るなぁ、という話。

音には、記憶が宿るという。

たしかに。音楽を通して、じぶんが過ごしてきた思い出を感じることがある。普段はすっかり忘れているような思い出も、音楽が思い出の小箱を開く鍵となって、アーチ型の蓋がゆっくりと空を仰ぐ。なかを覗けば、懐かしい思い出が顔を出して、カタチとなって、目の前にあらわれる。

よく「香水の匂いを嗅ぐと元彼を思い出すーー」というフレーズを聞くことがあるけれど、音もきっと理屈は同じなのか

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yamaライブレポ。生歌に惚れぼれし、生の心事に胸を打たれる90分。

yamaライブレポ。生歌に惚れぼれし、生の心事に胸を打たれる90分。

感謝。

yamaさんほど「ありがとう」という想いを表現する力が美しい人は、いないのではないだろうかーー。

今日はyamaさんの全国ツアー初日に足を運んだ日のことを、yamaさんへの感謝を込めながら記していこうと思います。

夏の残り香をただよわせながら、秋のにおいが顔を出しはじめる9月上旬。

エンタテインメントの町と名を馳せるラ チッタ デッラに鎮座する大型ライブホール「CULB CITTA

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藤井風のライブに行ったら、感性がトンだ。

藤井風のライブに行ったら、感性がトンだ。

やわらかな風が吹く5月中旬。
小田急線沿い。家族の気配が漂う住宅街を追いかけると、吹き抜けのホームにたどり着いた。

ひらけた改札口を出て、人の波に乗って歩みを進めること約8分。見上げた空にうつる景色がビルから木々へ変わる頃、相模女子大学グリーンホールが見えてきた。

それは『Fujii Kaze alone at home Tour 2022』が行われる本日の大舞台だ。

まさかチケットが当選す

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