さざき

社会人二年目 一人暮らしのわが家で最も位が高いのは冬季限定お湯を飲むためのマグカップ

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社会人二年目 一人暮らしのわが家で最も位が高いのは冬季限定お湯を飲むためのマグカップ

記事一覧

生産性の我にあるや

凍蠅(いてばえ)よ生産性の我にあるや 東国原英夫 

5,000
さざき
1年前
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六畳一間に姉妹が二人、三六五日のあれやそれ

財布の中のなけなし1749円とスマホの充電62%が、私の現在地をちょうど表しているようだった。 「それじゃあね、さざき、元気でね」 春の朝に相応しい、思い切りの良い発声…

さざき
2年前
10

夏はお出汁がより美味しいね。身体に良く染みわたる気がする

さざき
2年前
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コンビニで聞こえた「おかえり」で、急に心が帰省した

コンビニってのは、土曜授業の昼だけの特別。 パスタサラダとリプトンの500ml紙パック、友達とシェアするお菓子を吟味するためだけに存在していた。17歳のあの頃。

5,000
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2年前
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君の誕生日は5月1日。

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2年前
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書き散らし:瞼に宇宙を飼う少女

電車で目を伏せている黒髪の女性がいると、ついじっと見てしまう。黒髪であれば髪型は何でも良い。顔の造形も、丸顔でも童顔でも一重でも奥二重でも何だって良い。ただ、瞼…

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2年前
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春の陽気に誘われて、寄り道に目覚める ー彼女のカレーを食べてー

それは私にとって通院のために訪れるだけの土地、経堂での出会いだった。

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3年前
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自分探しってきっと、いつ付いたかも分からない靴の汚れに気付くこと

「自分探しの旅」という言葉がある。私の認識だと、今の20代よりも少し上の、現代よりもう少し若者がリッチな時代に流行った言葉だ。自分は一体何者なんだろう、本当の自分…

300
さざき
3年前
10

忙殺されていく日々の中で
一日一つ、くらいのペースで更新されていく、このゆっくりなタイムラインが好き。
悲しさや怒りにぶち当たると、それをこれでもかと文字にしたくなる。けど、その一方で大切な人の喜びを一心に祈るようになった。それを言葉で残すことが、私のnoteの綴り方でありたい

さざき
3年前
3

BUMPの新曲が聴けない私は、ファンと名乗って良いのかな

「僕らの音楽は、聞いた瞬間から、ずっと君たちの傍に居るから。ここ、ここ、ここにいるから。絶対に君たちを、一人にしないから。自信があるんだ。そういう音楽を作ってい…

300
さざき
3年前
20

ちょいとピンチな時ほど愉快なさざき家。
現在実家の方が大雪で偉いことになってます。
そんな中、わが家のグループLINEでの一コマ。
あざらしは父、山は我らがサチコです。
無事か?と聞きたかった父を容赦なく切るサチコ。
この数日後自衛隊に出動要請が出ました🙏みんな、無事でいてね

さざき
3年前
2

ほろよいの偶像とストロングゼロな現実と-家族と離れて過ごす初めての正月-

帰る気でいた。絶対に。 仕事納め間際の昨年12月28日までは。 ゴールデンウィークは緊急事態宣言真っ只中だったし、お盆も帰省自粛を呼びかけられていたし。 けれど年末…

5,000
さざき
3年前
12

本当はこれに参加したかった。 #ゆたかさって何だろう
後出しだけどさっきのnoteで昇華。これからこのハッシュタグで検索して沢山素敵なノートと出会うんだ

さざき
3年前
5

大仏建立!と叫ぶ姉に心救われた妹の話(2020.07.25ver.)

○もしもし大仏建てないか

5,000
さざき
3年前
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私気付いたんですよ、キナリ杯で検索すると面白くてしなやかな雰囲気をまとった文章に沢山出会えること。なんだろう、その人自身が寄り添いたいものを表す投稿が多いからなのかな。それは岸田さんの文章を読む人たちだからそうなるのかな。分からないけどとても素敵だ

さざき
4年前
3

くす玉サチコを書いて思ったこと

noteを始めて一週間ほど経ちました。

5,000
さざき
4年前
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六畳一間に姉妹が二人、三六五日のあれやそれ

六畳一間に姉妹が二人、三六五日のあれやそれ

財布の中のなけなし1749円とスマホの充電62%が、私の現在地をちょうど表しているようだった。

「それじゃあね、さざき、元気でね」

春の朝に相応しい、思い切りの良い発声で別れを告げた姉のサチコは、家電も服もお気に入りのブラシもほとんど全てを置いて着の身着のまま去って行った。

***

野やぎさんのこちらの企画に参加させていただきました!



いつか書こうと思っていた、書き切

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夏はお出汁がより美味しいね。身体に良く染みわたる気がする

コンビニで聞こえた「おかえり」で、急に心が帰省した

コンビニで聞こえた「おかえり」で、急に心が帰省した

コンビニってのは、土曜授業の昼だけの特別。
パスタサラダとリプトンの500ml紙パック、友達とシェアするお菓子を吟味するためだけに存在していた。17歳のあの頃。

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書き散らし:瞼に宇宙を飼う少女

書き散らし:瞼に宇宙を飼う少女

電車で目を伏せている黒髪の女性がいると、ついじっと見てしまう。黒髪であれば髪型は何でも良い。顔の造形も、丸顔でも童顔でも一重でも奥二重でも何だって良い。ただ、瞼だけ。視線は決まってそこに吸い寄せられる。他人の瞼を目で追っているなんて、人には言えない癖である。

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自分探しってきっと、いつ付いたかも分からない靴の汚れに気付くこと

自分探しってきっと、いつ付いたかも分からない靴の汚れに気付くこと

「自分探しの旅」という言葉がある。私の認識だと、今の20代よりも少し上の、現代よりもう少し若者がリッチな時代に流行った言葉だ。自分は一体何者なんだろう、本当の自分はどんなだろう。学生モラトリアムに苦しんだ人が本物の自分に出会うことを目的に、旅に出る。

その是非は賛否両論あるのだが、私の元バイト先の先輩、タカオさんは居酒屋でたばこの吸い殻を山盛りにしながら鼻で笑った。

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忙殺されていく日々の中で
一日一つ、くらいのペースで更新されていく、このゆっくりなタイムラインが好き。
悲しさや怒りにぶち当たると、それをこれでもかと文字にしたくなる。けど、その一方で大切な人の喜びを一心に祈るようになった。それを言葉で残すことが、私のnoteの綴り方でありたい

BUMPの新曲が聴けない私は、ファンと名乗って良いのかな

BUMPの新曲が聴けない私は、ファンと名乗って良いのかな

「僕らの音楽は、聞いた瞬間から、ずっと君たちの傍に居るから。ここ、ここ、ここにいるから。絶対に君たちを、一人にしないから。自信があるんだ。そういう音楽を作っているから。だから、離れていても大丈夫。」

2019年7月13日、メットライフドーム。BUMP OF CHICKENのライブツアー「aurora ark」で、ボーカル藤原さんが一番最後に話した言葉。心臓の辺りをくしゃっと掴みながら、普段のツア

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ちょいとピンチな時ほど愉快なさざき家。
現在実家の方が大雪で偉いことになってます。
そんな中、わが家のグループLINEでの一コマ。
あざらしは父、山は我らがサチコです。
無事か?と聞きたかった父を容赦なく切るサチコ。
この数日後自衛隊に出動要請が出ました🙏みんな、無事でいてね

ほろよいの偶像とストロングゼロな現実と-家族と離れて過ごす初めての正月-

ほろよいの偶像とストロングゼロな現実と-家族と離れて過ごす初めての正月-

帰る気でいた。絶対に。
仕事納め間際の昨年12月28日までは。

ゴールデンウィークは緊急事態宣言真っ只中だったし、お盆も帰省自粛を呼びかけられていたし。

けれど年末年始だけは、何があっても帰りたかった。
年末年始は、特別じゃないか。ひょっとしたら、誕生日よりも家族に会いたいと思うくらい。

家族と共に大掃除をし、同じご飯を食べ、今年を振り返り、テレビの番組権を争い、

ただまっすぐ、会いたかっ

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本当はこれに参加したかった。 #ゆたかさって何だろう
後出しだけどさっきのnoteで昇華。これからこのハッシュタグで検索して沢山素敵なノートと出会うんだ

私気付いたんですよ、キナリ杯で検索すると面白くてしなやかな雰囲気をまとった文章に沢山出会えること。なんだろう、その人自身が寄り添いたいものを表す投稿が多いからなのかな。それは岸田さんの文章を読む人たちだからそうなるのかな。分からないけどとても素敵だ

くす玉サチコを書いて思ったこと

くす玉サチコを書いて思ったこと

noteを始めて一週間ほど経ちました。

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