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✏️何度も読み返したい「スキ」であふれているマガジン✏️

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心に残ったことば・しゃしん。 何度も何度も読み返したい。
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#伊佐知美

#006 本当に「結婚」だけが家族をつくることの概念なのか【古性のちの頭の中】

#006 本当に「結婚」だけが家族をつくることの概念なのか【古性のちの頭の中】

人生で過去に1度だけ「結婚したいなあ」と自発的に思ったタイミングがある。「この人としたい」というよりは、その頃わたしは結構精神的にもボロボロで、ひとりで立っていられなかったから、多分誰かに寄りかかりたかっただけのだと思う。

”自発的に” がどういうことかというと、無言の同調圧力で結婚しなければいけないのかな?と思ったタイミングは多々あるからだ。

「のちさんの結婚観て聞いても大丈夫なんですか?い

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#005 法律婚と事実婚、「おめでとう」にそんなに差はあるのかなぁ?【伊佐知美の頭の中】

#005 法律婚と事実婚、「おめでとう」にそんなに差はあるのかなぁ?【伊佐知美の頭の中】

11月頭から「伊佐知美と古性のちの頭の中」メンバーシップをスタートして、2週間が経ちました。メンバーシップに登録して、いまこれを読んでくださっている方も、たまたま立ち寄ってくれたという方も、たどり着いてくださってありがとうございます🍀

今回で、メンバーシップのnote公開は5本目。私がいうのもなんですが、2人なかなかに飛ばしている気がします。

のちちゃんと私は、出会っておそらく6〜7年ほど。

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#003 今の理想は海外・東京・沖縄の三拠点暮らし。「変わる世界と私」を楽しく波乗りしたい【伊佐知美の頭の中】

#003 今の理想は海外・東京・沖縄の三拠点暮らし。「変わる世界と私」を楽しく波乗りしたい【伊佐知美の頭の中】

今日のはじまりは、タイトルからちょっぴり遠そうな場所から始めてもいいかしら。そういえば昔ね、スケジュール帳(手書きのね、古い)が埋まっていないと、不安になる時期があったの。というか、人生通してそうだった気もしていてね。

幼い頃、家族は「知美(私の下の名)がぼーっとしているのを見たことがない」とよく言っていたし、歴代のパートナーも大体そんな感じの感想だったし、私自身も「暇だなぁ」と思いながら空を眺

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「何を選ぶか」の陰にはいつも、「何を選ばないか」の意思がひそんでる

「何を選ぶか」の陰にはいつも、「何を選ばないか」の意思がひそんでる

「周りの友だちが結婚したとか、両親から結婚や出産に対して重圧があるとか、会社の人たちの目線が気になるとか。なんかそういうの、疲れちゃったんです。もういいやって」

婚活をやめた、と報告してくれた友だちの話を聞いて、そうだよね、と思った。うん、いいと思う。

「自分のため」じゃない行動は、ときに未来の自分をじわりじわりと、苦しめていく。

なんというか。何が正解とかはこの世の中になくて、何か正解に見

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男女の友情は成立するか、否か、みたいな命題について

男女の友情は成立するか、否か、みたいな命題について

「雪でも降りそうな寒さだね」と空を見上げながら、君は言う。たしかに、降る雨はとても冷たく、今夜遅くにかけてみぞれに変わるでしょう、と天気予報が言っていても、おかしくないくらいの夜の冷え込みだった。

「そうだね」と私は答える。北陸、小さな田舎町の片隅、日が沈んでしばらく経った、20時過ぎの秋の暗さ。

バタン、バタン、と互いにそれぞれの車のドアを閉めて、足早にファミリーレストランに駆け込んでゆく。

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「たとえあなたが何者でなかったとしても、好き」

「たとえあなたが何者でなかったとしても、好き」

最近、同じようなトピックスが気になっている。気がしている。

たとえばこういう話だ。

"努力しなければ自分のアイデンティティを見失うということは,やはりあってはならない"

あかしさんのこの記事も、同じカテゴリーに入っている。

“「人からの期待に応える」ことでしか、自分を認められない "

という話を、「#旅と写真と文章と」のコミュニティでぽつり、とシェアしていたら(#旅と写真と文章と、という

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「旅すること以外にも、楽しいことってたくさんある」と君は言うから

「旅すること以外にも、楽しいことってたくさんある」と君は言うから

小さなしあわせの種というのは、どこにでも転がっているよ。そんなことを言われても、ありふれた日常、毎日の繰り返しの中に、しあわせなんてものが隠れているとは、昔到底思えなかった。

けれど最近、どうしてこんなに毎日が満たされつつあるのだろう? と不思議に思っている。私はただ、「暮らしているだけ」で、長く遠い旅に出ているわけじゃなければ、目新しい出会いに日々身を浸しているわけでもない。

否。「暮らして

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なぜ物語は、スタートに戻るのか -『ついやってしまう体験のつくりかた』より

なぜ物語は、スタートに戻るのか -『ついやってしまう体験のつくりかた』より

たとえば私が東京で暮らしていたとして、多くの人と同じように、コンクリートで固められた道を踏み、日々同じ場所へ通い、箱の中で「仕事」と呼ばれ、与えられた作業をこなしていたとして。

「そうではない場所」に憧れを抱いたとき、「どうしてこんなところに、居るのだろう」と、遠い「何処か」へ想いを馳せたくなる。

そして私は、旅に出る。長く、ながく、数年は帰ってこない世界の旅に。「今まではとは違う場所」を求め

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決めたの、一緒に歩く未来を選んでみよう【#Nikon #Z6】

決めたの、一緒に歩く未来を選んでみよう【#Nikon #Z6】

初めてカメラを手にした日がいつだったかは、残念だけれど正確には覚えていない。たしか、小学生くらいのことだったと思う。スマートフォンはまだなかったから、きっとフィルムカメラを、ジリジリ、と巻いて撮っていたんだろう。

でも、ずっと写真を撮ることが好きだった、という記憶だけは確かにある。というか撮った瞬間のことを、今でも鮮明に思い出せたりする。ファインダーから覗いた感じ、シャッターを切る音。その時に私

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果たして、旅先の一期一会は【デンマーク・コペンハーゲン】

果たして、旅先の一期一会は【デンマーク・コペンハーゲン】

少しだけ思い出話をしたくて、もし書き留めておかなければ、手のひらからこぼれ落ちてしまいそうな、デンマークのあの日の夜の会話たち。

名前はたしか、ケンさん、と言った。まだカメラを持たない旅をしていた頃の私。ううん、片手には、リコーのGRⅡだけがあった。iPhone6sとVSCOのフィルターC1。時間が経つと、途端に色あせてゆく。

あの時間は、決してなかったことにはならないはずなのに。それでも過去

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