◯◯しながら日本伝統音楽に触れていると、英語脳に良い影響があるかも!?


〜三線の音に触れてみて〜


一般的な音楽教育だけでは発達しないような脳機能が発達する可能性があるとは、
いったいどういうことなんだろう。


わたしの目下の目標は、

日本語(母国語)と英語(第二言語)を
同じレベルで操ることのできる、
そんなバイリンガルになること。

一方の言語をしゃべっているときに言葉に詰まってもう片方の言語が出てきてしまう、
そんなバイリンガルではなく、

わたしが高校3年生のとき担任をしてもらっていた
あの英語の先生のように、

日本語のリズム感も持ちながらも
ネイティブが持つ英語らしさも兼ね備えた、
そんな英語話者になりたい。



音楽と言語の関係性についてはこれまで様々な研究がされていて、

例えば、
人間の脳には、意識や注意にせずに発動する統計学習システムが生得的に備わっているといわれていて、これは新生児から大人まで行われる脳の発達に重要な学習システムだとか、

それ故に、音楽の教育を受けてきた人は音楽の統計学習システムが発達していて、
それに伴って言語の統計学習能力も高くなることが示唆されているだとか。


つまり、
音楽を聴いたり演奏したりすることで
脳の聴覚機能は発達し、
それに伴って言語聴覚機能も向上する。


今回読んだ研究論文では
音楽と言語の共通点として、
「リズム」
を挙げている。


英語と日本語をリズムの面で比較すると
↓のようになる。

〇 英語 の歌・・・音節を繋ぐものとしてのビートやリズムによって構成される。
〇 日本語の歌・・・カナ一文字が最小の音声認識単位。モーラと「間」によって構成される。

英語圏では、日本のものに比べ、規則的なリズムや拍が強く、
西洋音楽的なリズム感が良い人は、
強勢拍リズムをもつ第2言語(英語やドイツ語)を習得するスキルも高いといわれているそう。

一方、
日本においては、
独自の「間」という不規則な時間間隔で表現する音楽が受け継がれてきている。


「邦楽は、普段我々が頻繁に耳にするようなポップスやクラシック音楽(西洋音楽)に比べて、拍が数学的に不規則であることが知られている。このことから、普段我々が耳にしづらい伝統音楽の教育により、一般的な音楽教育だけでは発達しないような脳機能が発達する可能性がある。」


それならば、

西洋音楽(クラシックやポップスなど)に触れながら日本伝統音楽にも触れることで、
バイリンガルになるための言語聴覚機能も向上させられるのかな😊♪♪♪


ところで、
皆さんは三線ってご存知ですか?

ウクレレでのポップス弾き語りに
沖縄の伝統楽器「三線」のリズムが加わると
すごく心地よい音とリズムになるみたいなので、

よかったらYouTubeで
「ウクレレ 三線」
と検索してみてくださいね😚
良いのがたくさん見つかると思います✨


🌱三線とは
琉球の歴史と文化に育まれた伝統楽器。 600年の永きにわたって人々に寄り添い、 心の音を奏で続けてきた楽器。17世紀初頭以降、宮廷音楽における主要な楽器としての地位を確立。1945年、激しい沖縄戦により多くの尊い人命と有形無形の文化財が失われましたが、1972年の本土復帰に伴い沖縄県指定有形文化財になりました。今日三線は、世界遺産に登録された組踊や琉球古典音楽、琉球歌劇や民謡、民俗芸能、ポップスなど様々な音楽シーンで用いられ、その素朴な音色は多くの人々を魅了しています。


参考:
①雑誌名:Neuropsychologia
論文タイトル:Musical Expertise Facilitates Statistical Learning Of Rhythm And The Perceptive Uncertainty: A Cross-Cultural Study
https://ircn.jp/pressrelease/20200715-tatsuyadaikoku
東京大学国際高等研究所ニューロンインテリジェンス国際研究機構HP
② https://okinawa34.jp/sanshin/history
沖縄県三線製作事業協同組合HP

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