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【歌詞】カリアッハ・ヴェーラ

青葉のあかるいある夏の日の出来事
手負いの働いた 悪さでございましょう

深い深い森の中に
とてもちいさな小屋があり
密やかに暮らしてた老婆が見てました

目が合った瞬間に 城の兵士が凍った
カリアッハ・ヴェーラの目覚めに
突然 冬が訪れました
老婆はやさしい口調で話しました
「私を起こしたのはどなたですか?」


青葉に雪が積み 川が凍っています
城に住まう王が 兵を集めています

夏を取り戻そうとして
老婆に兵を送ろうと
企んで策略を練っていたその頃

キツネ狩りに出ていた 老婆が鍋を作った
カリアッハ・ヴェーラの得意の
おいしいキツネ鍋ができました
平穏を求む彼女はスープをすすり
真冬の世界を過ごしていました


ただただいつもの冬のように
老婆は目覚めた次第です
夏だというのに彼女を起こした
手負いの兵士が悪いのです

知ってか知らずか兵達は 老婆の元へ訪れた
とてもちいさな小屋に火を放ち
出てきた彼女を矢で射抜きました


活気にあふれた声が 城のほうへと聞こえた
カリアッハ・ヴェーラの眠りで
青葉の照る夏に戻りました
しかしそれからというもの街には二度と
冬が訪れなくなった話です


こんなむかしの出来事を
だれも覚えておりません
城にある埃のかぶった古書に書いてた話です






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