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TikTokerとベンタイン市場。

■TikTokで観光資源の魅力を発信。
・最近のベトナムNEWS(2023年12月12日付)、「ホーチミン市開発研究所と1区人民委員会はベンタイン市場に70名TikTokerを招待しライブストリームを通して商品の販売促進と観光の魅力を高める計画を進める」。
・ベンタイン市場はベトナムで初めてTikTokプラットフォームを活用した伝統市場となり本取り組みは注目される。
・また、現在ベトナムは夜間経済活動にも力を入れ始め、観光資源としての可能性を探っており、本取り組みは「市場のデジタル化と夜間経済活動の促進も目標」とする。

■歩くだけでも楽しい伝統市場。
・「コロナ禍の影響、経済停滞等で小売業の集合体であるベンタイン市場の様な伝統市場も売買が落込み、ベンタイン市場の運営管理者はTikTok Vietnamと協力し、有名なTikTokerを招待し市場の販売促進と観光の魅力を高める」狙いだ。
・TikTokerはベンタイン市場で「バインベオやブンティットヌン(南部発祥の麺料理)、チェー(ベトナムの伝統的なデザート)、アオザイ等、人気の食べ物や特産品を紹介する」。
・ちなみに、バインベオは米粉とタピオカ粉を混ぜた生地を蒸し、干しエビや揚げた豚の皮等をのせて甘じょっぱくて辛いヌクチャム(万能つけたれ)と一緒に食べる。ちなみに、ヌクチャムは主にヌクマム(魚醤)、砂糖、チャイン(ライムやスダチに似ている)の絞り汁、酢、唐辛子、ニンニク、水などを混ぜ合わせて作られる。プルンとした触感で私は大好きなベトナム料理のひとつだ。

■毎週通うベンタイン市場。
・余談、ベンタイン市場は1万平米の敷地に2000軒の個人商店が所狭しとひしめき合う。イメージをお届け出来るか定かではないが、ちなみに上野のアメ横は450メートルのガード下を中心に400店舗が軒を連ねている、ベンタイン市場の店舗数はアメ横の5倍という事になる。昔、初めて足を踏み入れた当初は「カオス感」、「東南アジアに迷い込んでしまった感」が刺激的で、気付いたら毎週のようにベンタイン市場を散歩し飲食を楽しみ、あっという間に市場の人たちと仲良くなっていた。
・暮していく中で、ベンタイン市場以外にも市内には有名な伝統市場が幾つも点在している事を知り、週末毎に伝統市場巡りを楽しんだ。欲しいものがある事の方が少ないが、知らない世界を歩く事が出来て、それだけで楽しかった。
・今ではそのような景色は特別珍しく感じる事はなくなったが、日本から初めてベトナムに来られる方をアテンドをする際はマストでベンタイン市場の散策を行程に組込む。そして彼らの思い出になればと、市場内でひしめき合う店舗と人々を背景に記念撮影を撮っている。

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