マガジンのカバー画像

いつかのための詩集

140
どこかで酒と出会うための詩集。
運営しているクリエイター

2019年1月の記事一覧

ももいろ月夜にまたあいましょう

ももいろ月夜にまたあいましょう

ももいろ月夜にまたあいましょう

コップの水をいっぱいにして

こぼしてすてて またあいましょう

だんだだんだんだ

だんだだんだんだ

キレイなおじょうさんが

またしゃくに触る

コップですかした心を見上げて

空の輪郭が君に手をふる まあ

これでよかった と なき笑いましょう

だんだだんだんだ

だんだだんだんだ

そこの紳士もぶっころしたい

ももいろ月夜にまたあいましょう

悲しみ

もっとみる
アマ詩人が「詩を書いてコメントを頂くにはどうしたらいいか」と考え、それについて書いてコメントを頂いて考えたこと(前編かも)

アマ詩人が「詩を書いてコメントを頂くにはどうしたらいいか」と考え、それについて書いてコメントを頂いて考えたこと(前編かも)

関連する前記事はこちら↓

どうもこんばんは、りょーさけです。なんでも「前編」にしてしまうのはとっても悪い癖だと思っているけれどやめられないので許してください。「後編」を書かないこともしばしばだな!と突っ込むのもどうかやめてください笑

はい、今日は前書いた記事の派生記事です。

簡単に要約すると、前記事は「詩を投稿した時はその他ジャンルの投稿よりもコメントを貰えない。どうやったらコメントを貰える

もっとみる
どうやったら詩を書いてコメントをもらえるか、アマチュア詩人が真剣に考えてやってみた記事。(前編)

どうやったら詩を書いてコメントをもらえるか、アマチュア詩人が真剣に考えてやってみた記事。(前編)

どうもこんばんは、りょーさけです。
最近ますます
 
 

妻子が恋しい男です…!
はよ4月になってくれ…。って感じです。そんなテンションで始めます。
 
 
 

嬉しいことに、最近noteがますます楽しくなってきました。twitterのTLにあがってくるnoteの方々(ぴぴぷるさん、そばさん、ぽこねんさんなどなど)が紹介してくれる記事がとても面白くてつい見てしまう。その周辺の人たちのノートなん

もっとみる
このドキュメントで駆けるんだ

このドキュメントで駆けるんだ

このドキュメントで駆けるんだ

LとRで迷って飛んで

出来上がった文字たちが跳ねる

湧いて止まって淀んで光る

直線と曲線と連なりの連なり

このドキュメントで駆けるんだ

夜は今や劇場となって

暗がりの圧で指に絡まる

溶ける震える握る押す

三歩進んで二歩下がり

のプロセスインターバルに

琥珀色の酒の夢を見るのだ

それは色付きながら澄んでいて

リビングデッドであった いや

デッ

もっとみる
ランチタイムに亡霊を見て、夜

ランチタイムに亡霊を見て、夜

スプーンをぷすーんと刺して出かけよう

もう何もいらない喉につるりつるりつる

りと流し込んでゆく、今日もまた来てし

まったという市松模様の後悔をぴしゃり

と閉じきって左手でベルを鳴らそう、あ

なたと、ポテトと。「こんな夜だからこ

んな夜だから」とあなたが言っていた、

フォークを持つととどの詰まりそれは死

刑宣告の幕開けマクアケお開きが予想さ

れますご注意ください今日も明日も色の

もっとみる
あなたと涙は音楽となりて

あなたと涙は音楽となりて

あなたと涙は音楽となりて

今私を包んでいる気がした

夕方17時を知らせる鐘が

車のガラスを高音に染める

爆撃機のようなヘリの音が

心臓の皮と共鳴をした気が

したから今私が摘んでいる

おぼろげなあなたはくしゃ

くしゃに泣いている、明日

の朝には大洋の小舟同士ね

、なんて呟いて私達は難波

しだした、とたんに高波に

さらわれてしまって、岸壁

すらすすり泣きを続けてい

る、空は

もっとみる
ストレイト、ドキドキする

ストレイト、ドキドキする

英語の時間
不慣れな姿勢
ふと見た上気した頬
とかそれは魅力でした

残業中
ぶちまける愚痴
を聞いて出てくる斬新な意見
とかそれは魅力でした

酒乱なとき
吐きまくる言葉
駄目だよとかなんとか
まあ効きますがうわってなる

の繰り返しで歩いて
歩いて
歩いて
さて

カラカラの砂漠とか
ジャブジャブの水辺とか

しんしんの雪野原とか
フカフカの花びら芝生とか

ああスキップしたい
ああ右手振って

もっとみる
祈る日々と血

祈る日々と血

私は昔

水槽で魚を買っていたんです

秋口

ふとショップに立ち寄りまして

なんとも

のっぺりとした欲望を抱えてた

自然に

飼おうとか思ってたの魚を

その魚は

ヒレがうす赤く胴体の底に深い青を刻み込んで

オイ オイ オイ

とでも言いたげに口を操作していて

ハイ ハイ ハイ

といいながら私はその魚を買って

スキップで帰った

豊かになった私の生活の縁で

赤いヒレは

少しば

もっとみる
ふりかえりふりかえるふかいえり

ふりかえりふりかえるふかいえり

ふりかえりふりかえる

ながい髪 ゆれた

ふりかえりふりかえる

右足はすくんだ

ふりかえりふりかえる

ふかいえりおりたたむ

ふかいえりおりたたむ

ふかいよるにたたずむ

ふかいえりおりたたむ

ふかいなタバコに酔う

ふかいえりふりかえる

展開するあらましを紡いだ

ハンカチの角をたどって指がある

ふかいえり編んでゆく指がある

ふりかえりわらったわらった君

ルービックキューブの

もっとみる
燃やす燃やす日々の頭上で

燃やす燃やす日々の頭上で

わたしが出会わなかったたくさんのわたしの

眼をくりぬいて丘でもやそう

手を繋ぐ午後

飲んで帰る空

触れられなかった散り散りの雲

の、ような胸の奥

さえずるギリギリの口角

腹立たしさをたたえて眠る

攻撃的な木漏れ日

まるで他者な朝

冗談のようなミニ・スカート

まとめて猫に運んでもらおう

三毛かな アメショかな

泥棒だった!

あれはシーフ 一流のシーフ

銭形警部が裸足で逃

もっとみる
夜空に生まれた僕たちは

夜空に生まれた僕たちは

夜空に生まれた僕たちは飛んでいる

夜空に生まれた僕たちはなじっている

夜空に生まれた僕たちは開けている

夜空に生まれた僕たちは、凍っている

夜空に生まれた僕たちは切望する

夜空に生まれた僕たちは絶望する

夜空に生まれた僕たちは感嘆する

まるで何もなかったところに生まれた酸素のような 時

夜空に生まれた僕たちは軽蔑する

それしているようでされているようで

夜空に生まれた僕たちは後

もっとみる
明けがまた来る

明けがまた来る

やさしい景色にオレンジありきの掌、広げて舞って散っていった雪。見てましたか、下駄箱に靴を入れた夢を見ている私は輪郭から溶けて飛蚊症の右目がちらついている。帰り道。アスファルトがチラチラとキミのメガネとキラキラと。(もう朝だね。)牛丼屋でネギを頼むやつはばかだよ。キミの歯は白いとこみたいだよ、ネギの。私のチェスターコートは緑のとこだけど、ついに縦には並ばず人生。人生であるなあとみかんを片手にジリジリ

もっとみる