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夜空に生まれた僕たちは

夜空に生まれた僕たちは飛んでいる

夜空に生まれた僕たちはなじっている

夜空に生まれた僕たちは開けている

夜空に生まれた僕たちは、凍っている



夜空に生まれた僕たちは切望する

夜空に生まれた僕たちは絶望する

夜空に生まれた僕たちは感嘆する

まるで何もなかったところに生まれた酸素のような 時



夜空に生まれた僕たちは軽蔑する

それしているようでされているようで

夜空に生まれた僕たちは後悔する

それは奔放に野に出た小鳩のようで



夜空に生まれた僕たちは言葉をもつ

ぴらり ずしり のたり みたり

まだ生まれなかった者ども 集え

はるか昔に瞬間冷却された春の予感が



夜空に (うまれるとは) これは

(奇跡か) どうだろう (わからない)

けれど (そうだ) 私には (わかる)

ここに全てが眠っていると(迷うが)



夜空の先に陽はあるか

陽の先に夜空はあるか

あったら息をするのか

なかったら息をしないのか



夜空に生まれた僕たちは

先を見すぎて涙した

先の先の先の先 の先

行き交う言葉 魂の嵐の中で



また

ポテトチップスの袋を開ける






酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。