見出し画像

「間」が生む効果とは〜気まずさから心地よさへ〜

先日2日間かけて研修を受講しました。

その中には、「講師力」強化のパートがあり、
自身が講師として話すロープレの動画を振り返る
時間がありました。

アドバイザーの方からいただいたアドバイスの
中で「間」が少ないということをいただきました。

空間的な隔たりや距離を表す「間」ではなく、
時間的な切れ目を表す「間」です。

普段を振り返ると、たしかに私は普段から会話の
中で「間」が生まれることを嫌う傾向にあると
思いました。

それはなぜかと言うと、「間」が生じると、
自分の中で居心地の悪さを感じ、それが
「気まずさ」へと勝手に転じているからです。

相手がその「間」をどのように感じているかに
関わらず、私自身が「間」が生まれることへ

「話が途切れる、どうしよう」

という心理が働いているのだと思います。

それ以上に、「間」が生じてしまった際の、
相手の印象を気にしているのだと感じます。

そのため、一生懸命に次から次に話題を用意し、
「間」を生まない会話を心がけていました。

その結果、話が尽きて話題に困るということは
初対面の人でも絶対起こしません。笑

「話の引き出し」や「質問のレパートリー」
を今まで準備しまくった結果です。笑

「何話そう、どうしよう」といった困ること
たまにありますよね。

これについては起きない自信があります。笑

また、ほんの少しの「間」をも嫌う傾向があり、
動画を見返ると「えー」とか「あー」、
語尾に「ですね」を続け、接続的な文末に
なっていたり。

これは「フィラー語」というらしいです。

英語の「fill=満たす、詰める」ということから
「filler=詰め物、つなぎ」という意味で、
会話の隙間や沈黙を埋める言葉となります。

このフィラー語も多用して、一瞬の沈黙もない
研修になっていました。笑

この「間」を生ませない会話への心がけから
思わぬデメリットが生じていたことを今回の
動画振り返りで改めて感じました。

それは、以下の3つです。


①「考える時間を奪うこと」

次から次へと話を続けることで、相手へ話の
整理をする時間や考える時間を奪っているという
ことです。

自分が内容を一通り話し終わったら、相手に
考える時間や整理時間を作るためにも、
少し「間」を空けて次の話に移るようにしたい
思います。

②「話の緩急の欠如」

どうしても話が次々に続くと、話にまとまりが
なくダラダラした印象を生みます。
特に伝えたい内容がある部分については、
意識的に「間」を作ることにより、その言葉を
際立たせることができます。

③「注目を集める」

学生時代を思い返してみてください。
ウトウトしていた時に、教壇で授業をしている
先生の話がいきなりストップし、「パッ」と
目が覚めることはありませんでしたか?

これはずっと続いていた話の流れに「間」が
生まれることによる変化で、相手が異変を感じ
注目してしまうという効果によるものです。

そのため、これまた意識的に「間」を作ることで
相手の集中度をリセットし、こちらの話に意識を
向けさせることができます。

以上、今回の研修を通じて学んだことでした。

「間」が生じることは何も悪いことばかりでは
なく、上記のようなメリットも生まれることが
再度気付かされました。

きっと記事を読んでくださっているだろうMさん
いつも素敵なアドバイスありがとうございます!

また、Mさんがおっしゃっていた中で、
類義語で時間的な隔たりを表す言葉、

「間合い」

という言葉がありますが、

「間愛」

と書いて、間を愛するようにしているとも
お話ししていました。笑

私ももう少し話に余裕を持たせ、「間」を愛して
意識的に活用していきたいと思います。

また、こちらの本も私が話し方を気をつける
うえで参考になったことがたくさん書かれて
いました。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?