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神のいない現代

昔の人たちは「神」を中心に生活していた。

「神」によって世界は創生され地球は宇宙の中心と信じて

自然災害があれば生贄や祈りで「神」の怒りを鎮めようとし

自分達は「神」によって生かされていると本気で思っていた。


現代では科学が発展し地球は宇宙の中心でもなければ

「神」が世界を創ったわけでもないし

自然災害は「神」の意思で起きるわけでもない事にみんな気づいた。

それを見たニーチェは「神は死んだ」と残した。

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神が死んだ現代では何を信じて生きていいか分からない人たちが沢山いる。

それぞれが自分自身で「神」を作らなければいけなくなった。

それはお金であったり仕事であったり家族が「神」になる。


アリを100年間観察したとして

アリは毎日、エサを取り巣へ持ち帰り繁殖を繰り返す。

寿命や他の動物に食べられたり踏まれたりで死んでいく。

でもアリの集団は次の世代へ次の世代へと活動し続ける。

もし観察を始めて60年目の5月1日15時に

たまたま目についたアリ1匹を手にとり

このアリの生きる意味を考えても分からない。

人もそれと変わりない事に気づく。

「神」のいない現代ではこういった考えを漠然と抱き虚無感を感じる。

それをニヒリズム(虚無主義)って呼ぶんだって。


神がいない人

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ほとんどの人は生活の中で「神」を見つけて

うまく現代と付き合っていける。

でも「神」を見つけられない人もいっぱいいるはず

ニーチェ(またまた)はあえて虚無を受け入れて

人生に意味なんて無いと開き直ってしまえ!

と説いたそうな。

現代人が抱える虚無感の解決は

「神」をつくるか虚無を受け入れるしかなさそうだけど

みんなが抱いてるもやもやには原因があると分かれば

それはそれで納得いくのかもしれない。

みんなの「神」はなんだろう。

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