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汝決して言い返すことなかれ

ロッシーです。

仕事をしていると、色々と不愉快なことを言われることがありますよね。

そういうときに私自身が心がけていることは、

「絶対に言い返さないこと!」です。

もちろん私も人間ですから瞬間的に「ムカっ!」となりますよ。

でも、言い返すことだけはしないようにしています。

仮にこちらの言い分が100%正しかったとしても、相手は決してそれを認めませんからね。

人間というものはそういう生き物なのだ、というのがこれまで生きてきた私の認識です(間違ってたらすみません)。

こっちが言い返したときに、

「あ、確かにあなたの言う通りですね。大変申し訳なかったです。」

なんて言う相手は皆無でしょう。そういう人もレア中のレアで存在する可能性はありますが、そんな人は、そもそも人に対して不愉快な言動をしないのではないでしょうか。

とにかく、言い返したら相手の気分を悪化させることは確実ですから何のメリットもないわけです。

もちろん短期的にはスッキリするかもしれません。でも、長期的に見ればわだかまりが残りますから、結局デメリットのほうが大きいと思います。

ユダヤ人の言葉か何か忘れてしまいましたが、こんな言葉があったような気がします。

目と耳に入ってくるものはコントロールできないが、口から出すものはコントロールできる。

つまり、「自分の口=言葉」はコントロールできるということです。だから「言い返したい!」と思ったとしても、そこはなんとかコントロールするのです。


前回、『書記バートルビー』の記事を書きましたが、雇い主に何を言われても冷静沈着なバートルビーは、私の理想ですね。

そういう態度に対して、消極的、弱気、負け犬根性だ、男らしくない・・・などなど、否定的な見方をする人のほうが多いでしょう。

でも、そういった態度は弱そうに見えるけれども、実は強いのではないでしょうか。

何を言われても反応せず、着実に自分のペースで生きていく。そんな強さが欲しいですね。

ついつい言い返してしまう人は、多少なりとも「話せば分かってくれる」という思いがあるのではないでしょうか。

でも、私は基本的に他人は宇宙人だと思っていますので、そういう期待は抱かないようにしています。

先日も仕事で嫌な言動をされることがありましたが、

「まあ何をいっても無駄だな。」

と思って静かに黙っていました。

「これもバートルビーに一歩でも近づくための修行だ!」

と思えば、一瞬感情的になってもうまくコントロールできるものです。

会社には、いろんな人間が集まっています。その誰もが「自分のことが一番大事」と思っているわけです。

ですから摩擦が起きるのは当たり前。

そういうときに、いちいち自分の主張を通そうとしてパワーを使うのはコスパが悪いと思います。

言いたい人には言わせておきましょう。

そういう人は長続きしませんから。


最後までお読みいただきありがとうございます。

Thank you for reading!

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