マガジンのカバー画像

ラーニング・ジャーナル(仕事術編)

987
仕事術に関する学習記録
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』02

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』02

読んだ本読書マインドマップ読書メモはじめに

「具体と抽象」という軸で眺めると、世の中が変わって見える

「具体↔抽象ピラミッド」で具体と抽象に関する様々な事象を説明

抽象化:ごく少数の言葉や図形で森羅万象を説明すること

「具体↔抽象ピラミッド」は様々な目的に応用できる(抽象化の効用)

本書の構成とその狙い

Why(第1章)

What(第2~4章)

How(第5章)

抽象化の代表例と

もっとみる
【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』01

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』01

読んだ本読書マインドマップ読書メモはじめに

人間の知的能力の「縦軸」と「横軸」

本書の目的

具体と抽象を往復すること

コミュニケーションギャップの解消

人間の知的能力と知の発展

横軸:知識や情報の量的な拡大

縦軸:具体と抽象の軸

「AIに使われていく人」と「AIを活用していく人」の違い

現代の教育は「横軸」(知識や情報の量)の価値観に支配されている

抽象度が高いことに興味がない

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』96

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』96

読んだ本読書マインドマップ読書メモおわりに

「調べる」より「考える」が本当は重要

過去も大事だが、常に"新しいこと"を知り、挑戦していかなければならない

デジタルテクノロジーの進展で情報がアクセスしやすくなった
→誰でもある程度のことは簡単に調べられるようになった
→普通のリサーチでは差がつきにくい

「調べる作業」を支える「考える作業」そのものが重要

感想

デジタル化+インターネット+

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』95

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』95

読んだ本読書マインドマップ読書メモおわりに

今日からビジネスリサーチ力を高めるために

「日々の生活で様々なメディアに目を配り、"新しいこと"を敏感に拾い上げる感性」を大事にする

「今何がわかっていて、何がわからない状態か」を整理するよう心がける

効率の観点から、棚卸しは重要

他人にも説明できるレベルで、紙やExcelにアウトプットしてみる

情報の取り方も工夫し、執念をもって欲しい情報を

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』94

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』94

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

世の中の新技術をどのように解釈するか

常に知識を更新していく営みが「リサーチ」

蓄音機の例

エジソンは、蓄音機を「人の声を記録する装置」と考えた

ビクターやコロムビアなどが、レコード盤に記録する方式の蓄音機を開発
→音楽をいつでも楽しめる「娯楽のための装置」として販売したところ、商業的に成功した

エジソンで

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』93

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』93

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

世の中の新技術をどのように解釈するか

抽象化し直して考える

ビールメーカーの例

未来の新ビジネスを考えるには、前提となる枠組みに囚われてしまっていないか、疑ってみる
→完全自動運転の意味合いを抽象化する

完全自動運転の意味するところ
→(一つの考え方として)物理的な場所/移動に起因するあらゆる制約が極小化され

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』92

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』92

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

世の中の新技術をどのように解釈するか

実用化されようとする新しい技術を、どう自社ビジネスに活かすか?
→抽象化が肝

完全自動運転が現実となった未来を想像する

Level5(特定条件なしでの完全自動運転)が実現したときのビールメーカー

コスト面:配送に関わる人手不足や人件費高騰の解消が期待できそう

売上面:販

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』91

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』91

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

なぜ他社の成功事例を鵜呑みにしてはいけないのか

抽象化してヒントを掴む

成功事例や失敗事例は、抽象化されたきっかけや切り口を掴むもの

Facebookのファンページ

あるメーカー:双方向的な対話になっていない
→フォロワー数が伸びない

別のメーカー:商品に対する不満コメントに一つ一つ対応
→急激にファンを増

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』90

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』90

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

なぜ他社の成功事例を鵜呑みにしてはいけないのか

ビジネスの正解ではなぜ模倣が難しいのか

ビジネスの世界では、ある企業がAというアクションを起こしてBという結果を得られたとしても、他の企業が模倣してBという結果を得られないことが多い

現実には、影響を与える条件が複雑に絡み合っている

前提条件を揃えて試行結果を統

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』89

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』89

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

なぜ他社の成功事例を鵜呑みにしてはいけないのか

リサーチで得た「事例」の使い方にも注意が必要
→特に、過去の他者の成功法則

外部にでている成功事例には、公表するだけの意図がある
→公表されている媒体に注目する

成功に至った要因が意識的/無意識的に捨象されている
→秘密にすべき成功要因を積極的に外に出すとは考えに

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』88

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』88

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

「抽象と具体」「分析と総合」「帰納と演繹」

抽象化思考は終わりがない

「分析(帰納的思考)⇒総合(演繹的思考)」という手順は、必ずしも一度きりの一方通行で終わるわけではない

新たな事象が観察されるたびに、新しい結論を求める分析が必要になる

ビジネスの現場では、新しい取り組み事例が生まれ、技術が実用化され、それ

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』87

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』87

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

「抽象と具体」「分析と総合」「帰納と演繹」

ニュートンの示唆

科学的研究の方法

具体的な事実を集めて分析し結論を得る(帰納的思考)

反例が少ないほど、その結論は有力(例外が生じるなら結論の見直しの余地がある)

その結論(原理)を使って、具体的な事象を説明・推測する(演繹的思考)

自然哲学(科学)の方法論

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』86

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』86

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

知識は抽象化することで生まれる

思い込みを排して事実をもとに抽象化し直す

クリティカル・シンキングの本質

新しく入手したデータや新しく発生した事象には、既存の枠組みで捉えようとすると、収まりがあるいと感じることがある

DIKWピラミッドは、常に新しい事象によって再構築を迫られる
→既存の枠組み・解釈に対して「

もっとみる
【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』85

【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』85

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

知識は抽象化することで生まれる

思い込みを排して事実をもとに抽象化し直す

何らかの枠組みを通じて物事を理解することが悪いことなのではない

重要なのは「何らかの枠組みを通じて物事を理解している」ことを自覚すること

ケース:食品業界の枠組みの変化

飲料・食品業界:「家庭用」と「業務用」に分けるのが一般的

近年

もっとみる