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【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』01

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『「具体⇔抽象」トレーニング』目次マインドマップ

読書メモ

はじめに

  • 人間の知的能力の「縦軸」と「横軸」

    • 本書の目的

      • 具体と抽象を往復すること

      • コミュニケーションギャップの解消

    • 人間の知的能力と知の発展

      • 横軸:知識や情報の量的な拡大

      • 縦軸:具体と抽象の軸

  • 「AIに使われていく人」と「AIを活用していく人」の違い

    • 現代の教育は「横軸」(知識や情報の量)の価値観に支配されている

    • 抽象度が高いことに興味がない人は、本を読まなくなっている

    • 「AIに使われる人」(抽象度が高いことに興味がない人)と「AIを中心としたデジタルツールを自分の都合の良いように作ったり、活用したりしていく人」(抽象概念に能動的に興味を持つ人)に分かれてしまう

感想

テキストが読めないことは、コンテクストを理解していないこと(=コンテクストを理解するための知識の不足)に起因していると思っていましたが、抽象と具体を行き来することも関わっているようです。

確かに、抽象的な話を聞いて具体例をすぐに思い浮かべられることや、いくつかの具体例を聞いて抽象的な一般法則を導き出せる能力を持つことは、コミュニケーションギャップを埋めることにはなりそうです。というのも、抽象化できないと、共通項があるにもかかわらず具体のレベルの違いで争ったりしてしまうことがあるからです。

学術では、どんな事例にでも当てはまるようなモデルを構築することを目的にすることが多いですが、そのようなモデルは最も抽象化された概念と言えます。

よく、ビジネスでは学術は役に立たないといいますが、求めるもののの抽象・具体のレベルが合っていないことが原因であるように思われます。

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