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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』87

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『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

  • 「抽象と具体」「分析と総合」「帰納と演繹」

    • ニュートンの示唆

      • 科学的研究の方法

        • 具体的な事実を集めて分析し結論を得る(帰納的思考)

        • 反例が少ないほど、その結論は有力(例外が生じるなら結論の見直しの余地がある)

        • その結論(原理)を使って、具体的な事象を説明・推測する(演繹的思考)

      • 自然哲学(科学)の方法論

        • 分析(アナリシス):本来は難しい事柄や数多くの個別具体事象を、析(き)り分けたり一般化すること

        • 分析で得られた結論を使って、総合(シンセシス)的に物事を説明したり予測したりする

感想

分析が帰納的思考であるとして、総合が演繹的思考というのが、いまいち理解できません。帰納法から得られた結論(一般法則)を具体的な事象に当てはめているだけで、特には「総合」ということだとは思えないのですが、どうなのでしょうか?

この帰納的な考え方は、むしろ、回帰分析的なものだと理解したほうがいいようにも思えました。過去のデータから式を導き、その導かれた式から未来を予測すると考えたほうが、うまく理解できると思います。

帰納的な考え方で導かれた結論(一般法則)は、あくまでこれまでのデータから導き出されたものなので、新しい事象が説明しきれなくなった場合、見直しすることが前提となります。

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