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毎日が病みあがり

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2019年8月の記事一覧

くりかえしの恐怖

くりかえしの恐怖

友だちの家に行った。彼女は年配のお母さんと二人暮らしだ。わたしがお母さんに会うのは1年ぶりくらいだろうか。

こんにちは!と声をかけたら、「?」と首を傾げた。友だちが「ほら、りかよんだよ」と言っても「?」。「りかよんだよ」ともう一回、ちょっと声を大きめに言ったら、ハッとして「ああ!久しぶりね!」と笑顔になった。

ここ数年、認知症が徐々に進んでいるそうだ。わたしの知っているお母さんは、キリッとした

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絵が描けたらいいのに

自分の持っているイメージをそのまま表現することは難しい。わたしが『絵が描けたらいいのに』『曲を作れたらいいのに』と思うことは、『魔法が使えたらいいのに』と同義だ。心底あこがれるが、それは不可能に等しいのだ。

だが、魔法と違って「学び」を得ること、「やる気」を出すことで、『絵を描く』や『曲を作る』はできる。要は、学ぶ気があるのかないのか、そして学ぼうと積極的に行動するか、の違いだけだ。その結果、い

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ちかごろの若い者の約束

ちかごろの若い者の約束

中学生のムスメがいる。彼女たちの約束は悲惨だ。例えばLINE。

●「今度、映画に行かない?」
◯「いいね!」
▲「いいね!」
●「じゃあ、日曜日はどう?」
▲「あー、その日、ダメだわ。」
◯「そっかー、じゃあ、ダメだね」
●「そうだね」
・・・終わり。マジでこの状態で終わり。学校でも話し合わない。

なんなんだ。この3人の会話。おかしくないかい。日曜日はダメかもしれないが、「じゃあ、いつ行ける?

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一難去らずにまた一難

一難去らずにまた一難

課題が山積みである。夏休みの宿題を終わらせていないムスメを待っている。いつまで経っても取り掛からない。腹がたつ。

子育ての極意は『子どもは自分とは別人格である』と肝に銘じることだそうな。所詮、他人。親は自立の手助けのためにいるのだ、と理解する。

無理。そんなの無理。無理だー!過干渉と言われても、目の前にある一難を早く解消したい。待つのはきつい。待つのはつらい。待つのは面倒くさい。楽になりたい。

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大雨

大雨

警戒レベル4。大雨・洪水警報、雷・強風注意報発令中。昨夜からずいぶん強く降っていて、断続的だが土砂降りが続いている。警報や、避難速報がスマホにじゃんじゃん着信する。山の方や、河川の周辺地域は、「全員避難」だそうだ。大丈夫だろうか。

雨が好きではあるが、こうも降られたら身の危険を感じる。近所に落雷もあった。いつもピカッと光ってから何秒か数えるのだが、今日は光りもしなかった。いきなりドスンバリバリ!

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夏休みの宿題ですが

夏休みの宿題ですが

明後日から新学期というのに、宿題が手付かず、という人がわが家にいる。

数日前から「やったのか、できたのか」と何度もリマインドするのだが、「やってます!」と反論する。やっているのはほんの一部だけで、5教科のレポートを1枚も書いていない。すっかり呆れていたら、今日こんなことを言った。「お母さん、冬休みの宿題は、もっと早くから取りかかるわ。」
まず、目の前の山を片付けてから言えよ、と思うのだが、まあ、

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わらしこ

わらしこ

昨日、作文教室の子が話してくれた。

『小さかった頃、家族で旅行に行って、旅館に泊まりました。夜、寝ていたら襖が開いて、「遊ぼう」って子どもが言ってきたんです。それで、庭に出て、ボール投げとかして遊んだら、その子が「遊んでくれたから、いいことが起こるようにしてあげる」と言いました。翌朝、お母さんが「夜中にどこか行ったの?」と聞いたので「友だちが来て、庭で一緒に遊んだ」と話したら、「座敷わらしかなあ

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自由だろうか。

自由だろうか。

家にひとり。言うまでもないが、静かだ。

ムスメは明日のコンクールのために、現地で前泊。オットは出張で留守。今日は、完璧にひとりだ。ここ数週間、ほとんど休みなく部活に行くムスメのために早朝からお弁当を作っていたせいか、常に寝不足だった。先週はムスメの友だちも4泊して、ひとりになる時間はほとんどなかった。そんな多忙な中で、ふと思った。「一人暮らしの時って、どうだったかな」。そして「ちょっと一人暮らし

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香港が遠い

香港が遠い

香港に行ったことがある。古い話。1997年の返還以前のことだ。

通訳をしてくれたJはわたしより年下だが、すぐに仲良くなった。Jは当時もかなりの日本通で、特に芸能関係はわたしの知らない日本の情報まで知っていた。彼女の向上心たるや、本当にバチバチと音がするくらいの熱気があり、ボヨヨンとした生活をしているわたしは恐れ入った。そして、20年を経た今、彼女は香港を訪れる日本人のアーティストやタレント、映画

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カツ丼家族

カツ丼家族

今日の夕食はカツ丼だった。

今度の土曜日に、吹奏楽コンクールの九州大会がある。場所は熊本。わたしたち夫婦は、去年からコンクールの前にはカツ丼を食べている。なんとなく最初のコンクールの時、「ゲンを担いでみるか」と、昼食にカツカレーを食べたら勝ち進んだ。その後のコンクールの前にもカツ丼を食べ、オットは「俺たちにできることは全部やった」と言った。チームは全国大会まで進出し、それ以来なんとなくコンクール

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ザムザ

ザムザ

家の中にゴキブリがいた。十数年ぶりだ。玄関の内側に張り付いていたところを見ると、外から入ってきたのだろうと思われる。ちょうど「たっだいま〜!」と、ドアを開けて入ってきたムスメの顔の高さにいた。「あっ。」と言ったものの、その先が出ない。しばらく見ていなかったせいか、最初はそれがなんの虫かも判断できなかった。ゴキブリだ、と認識するまで数秒かかった。さらにその名称が出てこないのだ。
「そこに、ほら、なん

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もやしのひげ

もやしのひげ

給料日前に活躍するのは「もやし」だ。サッと茹でて、ナムルにしてもいいし、ひき肉と一緒に炒めてもよし。インスタントラーメンに入れると、ほんのちょっとだけ、リッチな気分になる。今日は、公民館でゴーヤをもらった。グリーンカーテンにたくさんぶらさがっていたのを「持って帰って〜」と分けてくれた。もやしと豆腐とゴーヤでチャンプルーを作った。

わたしが実家にいたころ、母は「もやし買ってきて」と言うと、すぐに「

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飲酒の流儀

飲酒の流儀

今日は飲み会だ。わたしを含め8人が、初めて一緒に飲む。ムスメの部活の保護者会だ。今の3年生が引退したら、わたしたち8人がお世話役を引き継ぐ。始動までには少し時間があるが、その前に親睦を深めようというわけだ。

考えてみたら、このところ「飲み会」だけでなく、お酒を飲む機会がほとんどなくなった。久しぶりに会う友人たちも「飲めないから」とウーロン茶を注文する。酒豪の友人とはなかなか会えないし、会社勤めで

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給料日前

給料日前

わが家は現在、給料日前で、緊縮財政。冷蔵庫の在庫を一掃しつつ、買い置きしていた乾物やインスタント物をじわじわ食べている。今日のメニューは生春巻きだ。2ヶ月前から冷凍庫でカチカチに凍って眠っていた「えび」と「豚肉」を解凍して、野菜室の残り野菜をかき集める。「鶏そぼろ」「かぼちゃの煮付け」「小松菜のおひたし」の作り置きを並べて、あとは白ごはんを炊いておけばなんとかなるだろう。

「わー!豪華じゃーん。

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