マガジンのカバー画像

音楽

12
音楽に纏わることを書いてゆきます。吹奏楽部だった高校生の時に講師に言われた「君たちは音楽から逃れることはできない」、やっぱり現実になっています。
運営しているクリエイター

記事一覧

思い出の曲といえば

思い出の曲といえば

思い出の曲と言われると、どうしても受験と結び付けてしまう。前に楽園ベイベーのことを書いたが、もう1曲、思い出せるような曲がある。JUDY AND MARYのPEACEという曲だ。以下の記事でも曲名だけは触れている。

ジュディマリは高校生のころにハマった。当時はもう解散していたはずだが、ある日の深夜にCOUNTDOWN TVを見ていて、LOVER SOULが流れていた。どういうわけか、そのメロディ

もっとみる
ロビンソン

ロビンソン

自分が運転する車で音楽を聴こうとすると、CDが一番いい。USBやイヤホンジャックもあるものの、結局、CDを出し入れするのが一番楽だ。音楽がサブスク化しつつあるが、たぶん、気に入ったアーティストの曲を何らかの形で購入して聴くことをしばらく続けていくような気がする。

昔にレンタルしてCDに焼いたものは、たまに読み込めなくなって聴けなくなっていることがある。既製品じゃないので仕方がないかもしれないが、

もっとみる
たなばた ―The Seventh Night of July―

たなばた ―The Seventh Night of July―

今日は七夕。七夕といえば、この曲。吹奏楽をやってて知らない人はいないといえるくらい有名な一曲。

コンクールでやった人も定期演奏会でやった人もいるだろう。YouTubeのコメント欄を見ると、毎年7月7日になると聴きに来るという人が結構いる。そうした人たちの吹奏楽に関するエピソードを読むのも面白い。人数の分だけ、エピソードがあることを感じさせてくれる。

自分は打楽器パートだったが、スネアドラム(小

もっとみる
愛と佞言とヘッドフォン

愛と佞言とヘッドフォン

好きな曲は色々とあるが、あえて3曲に絞れとなると、難しい作業である。ジャンルもどうしようかと思ったが、思い付いたところからいくのが正直な気持ちというものであろう。

ドキュメント/サカナクション一つ目に持ってきたのはサカナクションのドキュメント。「DocumentaLy」というアルバムに収録されている。それとベスト盤の魚図鑑にも入っている。某歌手と仲良くなった際に作った曲といわれているが、上に挙げ

もっとみる
変わらない声質

変わらない声質

昨日、ポルノグラフィティのサウダージがTHE FIRST TAKEにアップされた。この記事を書いている9/4 22時の時点で、すでに175万回の再生回数を記録している。

この曲がリリースされたのは2000年、もう20年以上前のことだ。そんな曲が今も人気があるのは、ポルノグラフィティが好きな人間としては嬉しいことだ。彼らも素敵な歳の取り方をしていて、イケてるおじさんたちになっている。

それにして

もっとみる
壮大な社会実験

壮大な社会実験

先週末、2年ぶりにFUJI ROCK FESTIVALが開催された。開催地は新潟県の苗場スキー場。あれ、フジロックっていうからには富士山の近くじゃないんだっけかと思ったが、1997年の第1回だけが山梨県富士天神山スキー場で行われたらしく、あとは東京→苗場と開催地を辿っているようだ。

7月にイギリスでも野外フェスを行っており、参加後に1000人程度がコロナで陽性になったようだ。4日間計で10万人超

もっとみる
変化を受け入れる

変化を受け入れる

YOASOBIのボーカルikuraさんが、ぷらそにかを卒業した。先日のイベントが彼女にとってぷらそにかにしての最後の活動になったようだ。紅白出場を果たし、知名度を十分に得た彼女だから、ぷらそにかをいつか出なければならないことは明らかだったのであろう。

今はYOASOBIというチームを組んで音楽活動をしているが、それだって未来永劫なわけではない。いずれ終わりが来る。それがいつになるのかはわからない

もっとみる
楽園ベイベーを聞くと思い出す

楽園ベイベーを聞くと思い出す

映像の古さに歴史を感じてしまうが、2002年の曲である。今から20年も前になるとこんなにも映像が古いのか……と見つけたYoutube映像に愕然としたが、解像度が今と違ったのだろう。それくらい近年の映像技術の進歩が凄い。

何となく甘ったるい、南国を彷彿とさせるイントロが鳴り出し、夏っぽさを全開に押し出す。そこから「ヨォ」と歌詞が始まり、ラップ調に歌が流れていく。歌詞の内容は今見るとなかなか刺激的な

もっとみる
早く外に出す

早く外に出す

ぷらそにか、というグループがある。最近の音楽シーンを席巻するYOASOBIのボーカルikuraさんが、ぷらそにかのメンバーとして活動しており、今もメンバーの一人だ。YOASOBIの群青では、ぷらそにかがコーラスとして参加している。

ぷらそにかのメンバーは皆、シンガーソングライターであるため、YouTubeのぷらそにかチャンネルに上がっている動画では、順番にボーカルを回している。

髭男のPret

もっとみる
入口を案内する

入口を案内する

知人にYOASOBIのTHE BOOKを聴いてもらった。大学時代にバンドをしていたこともあって、音楽を聴くのが好きな人だ。YOASOBIといえば、「夜に駆ける」で2020年における日本のミュージックシーンを圧巻した。多くの人にとって刺さる曲が夜に駆けるだったのだろう。一度聴いたら耳に残る中毒性の高いメロディーライン、ボーカルikuraの自然な高音、よく聴くと何やら意味深な歌詞。これが2020年の日

もっとみる
自分にはない想像力

自分にはない想像力

明日世界は終わるんだって 君にはもう会えないんだって

YOASOBIの「アンコール」の冒頭部分である。この曲は、「世界の終わりと、さよならのうた」というネット小説が元になっている。突然、世界に終末宣言が出されて、明日には世界が終わってしまう―。そんな一日を表現した話だ。

小説なので、当然作者がいるのだが、明日世界が終わるという発想はどう持ってきたのかなぁと考えていた。想像することは出来ても、自

もっとみる
THE BOOK

THE BOOK

2020年のYOASOBIの躍進が目覚ましかった。夜に駆けるが動画サイトで色んな人に歌われて広まっていって、CDをリリースしていないアーティストとしては異例の紅白出場までこぎ着けた。紅白で初めて知った人も多いみたいなので、2021年はより市民権を得ていくのだろう。

1/6にTHE BOOKがリリースされた。Amazonは律儀なようで、発売日に発送を開始したため、届いたのは発売日以降になった。届い

もっとみる