思い出の曲といえば

思い出の曲と言われると、どうしても受験と結び付けてしまう。前に楽園ベイベーのことを書いたが、もう1曲、思い出せるような曲がある。JUDY AND MARYのPEACEという曲だ。以下の記事でも曲名だけは触れている。

ジュディマリは高校生のころにハマった。当時はもう解散していたはずだが、ある日の深夜にCOUNTDOWN TVを見ていて、LOVER SOULが流れていた。どういうわけか、そのメロディーラインと歌詞が頭から離れず、学校生活を送る上で、ずっとその音が共にあった。

ジュディマリ好きな後輩がいて、その子と色々と話をしているうちにおススメの曲を教えてもらって、さらにのめり込んでいったように思う。そばかすは、るろうに剣心のOP曲として有名だったが、それ以外にもヒットチャートを賑わせた曲はたくさんある。

そうして高3の受験期を迎える。孤独な戦いのテスト生活にあって、自分を癒してくれる存在は音楽だった。好きな曲を聴いてテンションを上げる――。そんな経験をしたのは、きっと自分だけではないはずだ。ジュディマリの曲は、大いに自分を助けてくれた。

第1志望だった学校の試験の日の当日でさえもその曲を思い浮かべながら試験に臨んだ。1時限目の数学に四苦八苦して、頭が朦朧とした記憶を覚えている。そんな時にもリセットしてくれたのはPEACEだった。アップテンポな曲を一通り聴き終えると、心に刻まれるのはスローバラードな曲である。PEACEも妙に頭に残って、リピートされていたことを思い出す。

歌詞の内容は、たぶん受験に関係ないように思えるが、気持ちを落ち着かせる意味を持っていたのだと思う。そんな意味で、この曲はずっと自分にとっては大切な一曲になっている。

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