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【絶望の中で見つけた答えとは!?】【美大生が「夜と霧」を読んで感じたこと】


第20回目は精神科医、心理学者の ヴィクトール・E・フランクル さんの 「夜と霧」を要約していきます!!

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ヴィクトール・E・フランクル さん


〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。

では、この人間とはなにものか。

人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。

人間とは、ガス室を発明した存在だ。

しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在で

もあるのだ〉


あらすじ


ユダヤ人精神分析学者がみずからのナチス強制収容所体験をつづった本書

は、わが国でも1956年の初版以来、すでに古典として読みつがれている。著

者は悪名高いアウシュビッツとその支所に収容されるが、想像も及ばぬ苛酷

な環境を生き抜き、ついに解放される。家族は収容所で命を落とし、たった

1人残されての生還だったという。

このような経験は、残念ながらあの時代と地域ではけっして珍しいものでは

ない。収容所の体験記も、大戦後には数多く発表されている。その中にあっ

て、なぜ本書が半世紀以上を経て、なお生命を保っているのだろうか。今回

はじめて手にした読者は、深い詠嘆とともにその理由を感得するはずであ

る。

著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。な

ぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、被収容者

たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした

問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。と

いうよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りている

とさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。「生きることから

なにを期待するかではなく、……生きることがわたしたちからなにを期待し

ているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本

語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではな

く、すぐれた文学や哲学書のものであろう。



●フランクルは、絶望の中で

愛する妻を思い浮かべた。

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実際に妻がまだ生きているかは、問題でなかった。


→愛する妻の思い、妻の姿を心の中で見つめ、心の中で会話

する事で、生きる希望を見出せた!!



●人間は、体質や性質や社会状況がおりなす偶然の産物以外

のなにかにすぎない!


●あたえられた環境でいかにふるまうかという

人間としての最後の自由だけは何者のも奪われない!!


●行動的や、安全に生きる事だけに「意味」があるわけではない!


→苦しむことにも「意味」があるはずだ!

苦悩と死があってこそ、人間の存在は、完成するのだ!!

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●「人生は、歯医者の椅子に座っているようなものだ。

これから本番だ、と思っているうちに終わってしまう」


●強制収容所の人間を精神的に奮い立たせるには、未来に「目的」を


もたせないといけなかった!




・ニーチェの言葉

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「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」

●人間に備わっているかけがえなさを意識した途端


生きつづけるという事に対して担っている責任の重さに気づかせる、


自分を待っている仕事、愛する人に対する責任を自覚した人間は、


生きることから降りられない!!


●「あなたが経験したことは、この世のどんな力にも奪えない!」


★強制収容所の人間を精神的にしっかりさせるに

は「未来の目的」を見つめさせる事。


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→「人生が自分を待っている、誰かが自分を待っている、と


つねに思いだせることが重要だ!」




以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございます!!


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