過去の嫌な記憶がよみがえってきたら〜インナーチャイルドちゃんへ♡〜
何年も何十年も引きずっていること。
思い出したくもないのに襲ってくる感情と映像。
『また思い出しちゃった』『早く忘れなきゃ』と思っていませんか?
わたしもずーーっとそうでした。
年齢を重ねても薄くなることのない過去の記憶。
思い出すたびに『過去を消したい』と思っていました。
その光景から目を反らしたくても浮かんでくる苦しみ。
『これが終わらない限り一生苦しむのだろう』と思っていました。
過去の事実は変えることはできません。
しかし向き合い方ならいつでも変えられます。
それまでのわたしはいつも『目を背ける』ことを目標にしていました。
何か別のことを考えて忘れようとしたり
楽しいことをしようと思って頑張っていました。
しかし結局何をしても、そのこと以外頭に入ってこないのです。
たまーに一瞬忘れられたとしても、またすぐに戻ってきます。
そんなわたしが少し楽になれた方法をご紹介します。
(特に幼少期の辛かった出来事に対してやることが多いです。)
記憶は、その時の映像が感情と共に湧き上がってくることがほとんどだと思います。
映像が浮かんできたら、その中に、今の自分を映し出します。
・泣いている幼い頃の自分
・呼んでも叫んでも、ひとりぼっちでどうしようもできない自分
・わかってもらえなくて悔しい気持ちでいる自分
・居場所がない自分
そこにいる過去の自分に、今の自分が行ってあげるのです。
大人になった今なら、わかっていることも増えているはずです。
寛容なこころでその当時の自分に寄り添ってあげます。
当時の感情を理解できるのは自分だけです。
自分がしてもらいたかったように、今の自分がしてあげるのです。
・「辛いよね。悲しいよね。」と声をかけるでもいい。
・抱きしめるでも良い。
・何も言わずただ側にいるだけでもいい。
そして可能なら、今だからわかることも伝えてあげるのもいいかもしれません。
わたしの場合は
「辛いよね。でもあなたは悪くないんだよ。
◯◯さんも、仕方なかったのかもしれないよ。」
と声をかけていました。
『他の人の事情なんて関係ない』こともあるので、
これは別にやらなくてもいいですが、
それで楽になれるのであればやってもいいと思います。
わたしの場合、よみがえってくる嫌な記憶のほとんどは家庭や対人関係なのですが
後になってみると、そもそもその人たちにも
育った家庭や人間関係に複雑な問題があったことがわかりました。
その人たちも同じように苦しかったのかもしれませんから。
そして、思い出したくない過去の記憶がまたやって来たとき
『全然前に進んでいない』と思うのをやめました。
年齢が上がるにつれて、視野も広がっていると思います。
このトルネード(?)のように、同じ過去のシーン(下の方)を見たとしても
今いる位置はどんどん高くなっています。
進んでいないわけではありません。
だから、『また同じ繰り返し』だと自分を責める必要はないと思っています。
あとは、どんな感情も紙に書き出してみるのもおすすめです。
心の中で蓋をし続けようとしてきた感情は、押さえつけようとしてもその瞬間は忘れたとしても、尾を引くものです。
幸せになるための第一歩は、どんな自分も否定をしないことだと思います。
『こんな風に思っちゃいけない』
『こういうことを考える自分はダメ』
とジャッジするのではなく、
『そうか、そう思ったんだね』と
一旦受け入れてあげるのがいいのではないでしょうか。
大きくなってからの苦しい出来事については
耐性もついていたのかわかりませんが、
映画のワンシーンのように捉えているだけです。
過去は今存在していない。
当時の自分も今ここにいない。
と思えるようになり
『ただ過去に起きたこと』という風にしか感じていません。
地獄のような出来事が立て続けに起きたことで
頭が忙しかったのかもしれませんが(笑)
同じことはきっと二度とやってきません。
ただ、いつかのあの時こういうことがあっただけ。
今の自分はそう感じられるようになっています。
あくまでも自身の経験からです。
トラウマやフラッシュバックで苦しい方は、専門の方に相談いただければと思います。
🍋When life gives you lemons, make lemonade.♡