私の作品ベスト10:『小説、詩、エッセイ』編
こんにちは。
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
小説家の『東堂麟 - Lynn.』 です。
この度、『涙とキス』という作品が、私のnote記事『200作品目』になったことを記念して、今回改めて、200作品のなかから厳選した上位10作品を、閲覧数順にこの記事にまとめたいと思います。
(今回のランキングは『小説、詩、エッセイ編』ですので、『有益記事編』を見たい方は、以下の記事を参照ください)
初めて私のことを知ってくださった方は、この記事を見て、気になるものから是非読んでみてください。
きっと、気に入る作品が見つかると思います。
いつも読んでくださる方達も、今回の記事を見て、もう一度読み返してみたくなる作品があるかもしれませんので、是非見てみてください。
それでは早速いきましょう。
私の作品ベスト10です!
※閲覧数は2023年12月10日(日)14:00 現時点のものを使用しています。
私の作品ベスト10:小説、詩、エッセイ編
今回のランキングは、作品の中からの一部引用と、作品のリンクというシンプルな2つで構成しています。
記事に貼ってあるリンクをタップすれば、そのまま作品を読み始められるようになっています。
第10位 / 短編小説: 『花鳥風月』
真っ白な砂丘を抜けると、星空を一望できる場所がある。潮の満ち引きの関係で夜に一時間だけ現れる、私達だけが知っている、夜空のスポット。
私は君と、砂浜へ出かける。
第9位 / 詩: 『クリスタル・レンズ』
いつか、書けなくなればいい
終わりを求めて走っている
本当は、文学がどうこうなんて
どうだって良いんだ
ただ、自分が持っている温かなものが
誰かに伝わればいい
第8位 / 短編小説: 『My Sleeping Beauty』
私は今、友人が人生を懸けた挑戦として、アメリカへ留学に行くのを見送りに、福岡空港の国際線ターミナルへと向かっている。
今は、そのシャトルバスの中だ。
手提げバッグ一つで国際線行きのバスへ乗り込み、イヤホンで邦ロックの音楽を聴いていたところに、彼女は現れた。
第7位 / 詩: 『いつか星になれたら』
私は知っている
世界は愛で溢れていると
素敵な人達や楽しい思い出が私を包む
それなのにどうして
こんなにも私は寂しいと感じていたのだろう
第6位 / 短編小説: 『コーヒーと太宰治と夏目漱石』
「外、雪凄いね」
彼は穏やかな声でそう言った。
一度電話で話したことがあるけれど、思っていたよりも声が低くて、落ち着き払った雰囲気がある。
手先で何かが光った。
銀色のシンプルな指場を右手の人差し指に付けている。
———手が、綺麗だな。
そう思った。
第5位 / 詩: 『秘すれば花とはいうけれど』
足並み揃えて
ゆっくり歩いて
あ、こんな花咲いてるねって
そう言えたなら
きっと素敵だと思うんだ
第4位 / 短編小説: 『ブルーアイズ』
君は一人でいること苦だとは感じていないようだったし、ずっと一人で本を読むことが好きなようだった。しかし結局、君は笑顔で友達と話すから、周りに人は絶えなかった。
でも、君は一人だった。どこまでも、孤独だった。君の憂鬱で退屈そうな瞳には、何が映っていたのだろう。
第3位 / 詩: 『紡』
過去、現在、未来
自己と他者
全ては連続する変化の只中にあるから
自分と周囲の人達にとって
より良いものを繋いでいける人になってほしい
紡、はじめまして
あなたのパパとママです
これからよろしくね
第2位 / 中編小説: 『道楽 —地獄—』
絶望から這い上がっていくためには、狂気が必要だと私は思う。
いや、生きていくことそのものにさえ、狂気が必要だ。正気の人間には、この世界を生き抜いていくことはとても難しい。
みんな、何かに縋りついて生きている。そして、縋りついている対象から得られる刺激や興奮を幸せと錯覚して——あるいはそう信じ込ませて——生きている。
(※プロローグのみの掲載となっています)
第1位 / 詩、小説: 『umbrella』
どうして人は、雨の日に恋しくなってしまうのだろう。
この街を美しく濡らしていく無数の雨粒を見ながら、私はあの人のことを想っている。
好き、好き、好き。
人を恋しいと思う感情は、温かくて、でも少し苦しくて、私の瞳に雨を降らせる。でも、とても暖かくて、美しい雨。
まるで忠実な愛犬のように、私はベットの上にちょこんと座って、あの人を待っている。
謝辞
いつも読んでくださる方、そしてスキしてくださる方達のお陰で、こうして200作品目を迎えることが出来ました。
いつも、本当にありがとうございます。
これからも進化し続けていきますので、長い間よろしくお願いします。
投稿はずっと続けていきますので、フォローまだの方がいれば、フォローも忘れずにお願いします。
改めて、これからもよろしくお願いします。
東堂 麟 - Lynn.
※番外編
ここから先は完全におまけですが、ちなみに、200作品目にあたる『涙とキス』は13位にランクインしていました。
個人的に凄く気に入っている作品ですので、お手隙の際にこちらも合わせて読んでみてください。
きっと、気に入ると思います。
私は好きです。
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