それでも、今の時代を生き抜くから(下)【HSPから、政治を見つめてみる (4)】
みなさん、こんばんは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
昨日の記事の続き(下)を公開します。
人によって、様々な考えや思いがあり、当事者様たちの間による賛否、当事者ではない人たちの賛否、いずれも確認できます。
それらに触れつつ、私自身として、現段階での応えを、ここに記します。
この先は、人によっては、過激と思われる文章描写があります。
自分で読んで、自分で判断できる方のみ、自己責任において、ご覧ください。
本日は、第4回で(上)(下)ありの回
「HSPと日本の政治」シリーズ 【本記事無料】
です。
それでは、参りましょう。
前回の記事(上)はこちら↓
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はじめに
最初にお断りしておきます。
この記事の主な内容は、
を、共有させていただくものです。
ここで書かれたことだけを、鵜呑みにせず、少しでも自分の中で、
何か「ひっかかった」・「気になって仕方ない」
と感じられた時は、
ご自身で調べたり、深められていかれることを、強くおすすめします。
ですので、
という類いの
ご意見は、受け付けません。
そういった主張は、ご自身のホームで展開されてください。
(記事を読んで、こういう考えを持った、こう感じた、自分は政治についてこういったイメージがあるというコメントは、大歓迎です)
●
この題名のシリーズ以外の、前後の記事は、有料です。
全文をご覧いただくには、
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●
以上の点をご検討いただいた上で、ご覧くださいますよう、
よろしくお願いいたします。
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それでも、今の時代を生き抜くから(下)【HSPから、政治を見つめてみる (4)】
(上)では、個人的見解を主として話を展開させましたが、ここでは、LGBT理解増進法を理解していく過程で知った、いろいろなことを書いていきます。
私は、前回の記事で、次の4つの観点から反対を表明していました。
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案(LGBT理解増進法)の全文を読んだ上での、所感や考えです。
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私はLGBTの当事者ではありません。
当事者ではない視点で、これを書いていくことになります。
そういうことからも、人によっては「こいつ、穿った考え方をしているな」「どうしてそんな酷いように捉えるんだろう?」と思われることがあるかもしれないと、承知しています。
ですが、この法律が、私には適用外になるわけではありません。
当事者ではない視点で、この法案がどう見えているかを書き残すことも大切で、誰かの考えるきっかけになればいいなと思っています。
自分の身近で、LGBT理解増進法が、どう生活に影響してくるかを、今現在の自分の事情や生活様式から考えたことや感じたことを書いています。
当事者様の声は、現状そのものを表わしていますし、誰もが生きやすいと感じられる社会になって欲しいです。
しかし、全国民に適用される法律である以上、個人的な考えや感情を記録しておきます。
法案として成立していますので、施行されたら、それに従います。
また、社会情勢によっては、この法律について考えたり考察するシリーズは続くかもしれないことを、申し添えておきます。
●
性被害について、LGBTであるかどうか関係なく、毎年被害者が出ているもので、テレビに取り上げられない日はないくらいに、横行しています。
私自身は、自分が直接的な被害者となる性被害には、遭ったことがありません。
ですが、以前の職場の上司から、自称「半分冗談」のセクハラ発言でさえ、恐怖と嫌悪感を覚え、職場に行けなくなった一因にもなりました。
実際に被害に遭われた性被害の当事者様たちは、本当に怖かっただろうし、生きた心地がなかったと思います。
被害者が、女性でも男性でも、言えることです。
そんな中で、この法律を盾にして、自分の欲望を満たすことだけを考えている人が出て来ることが、非常に懸念しています。
特に、駅や商業施設などの、不特定多数が使うお手洗いやプライベートスペースでは、同性どうしでの使用を規定されていても、気を遣われる方・自分ができる最大限での配慮をされている方が、いらっしゃるでしょう。
そこに、生物学的な見た目や声質は明らかに男性だけど、「心は女性ですから、一緒に使わせてくださいね」と、一方的に、相手の返事も待たないで言われて来られた場合、言われた相手が、男性恐怖症の人ならば、どうなるのでしょうか。
ここで、最大限に相手の「人格と個性を尊重する」ことを配慮したとしても、生物学的に身体構造が男性である以上は、相手には命の危険も含まれる可能性がある脅威です。
一つひとつの事案に対して、
個別具体的に議論される必要があることを前提としても、
男女の、生物学的な身体構造の違いが、目に見えてわかる以上、一方的に「本人がそう言っているのだから、受け入れる努力をしなさい」というのでは、個人の尊重というよりも、逆に、相手の権利を侵害するおそれがあります。
犯罪者全員が「LGBT理解増進法」の全文を読んでいるわけではないと思うので、前後の文脈など考慮に入れず、「不当な差別はあってはならない」といった、都合のいい部分だけをかいつまんで、権利を主張する可能性も考えられます。
特に、小さな子どもさんが、大人にさらわれる場面を考えると、外見は明らかに違っていても、口では
「おじさん(おばさん)は、あなたと同じで男の子(女の子)だから、大丈夫だよ」
と言えば、信じてついて行ってしまうお子さんや、そういう人も居るんだと危機的状況の中で、自分で考え出してしまうお子さんもいるかと思います。
その間に、性的な被害を受けたり、最悪、手をかけられたり、誘拐されてしまうことも想定できることからも、「ここは日本であって、海外の複雑な状況とは全然違うのだから、そうした事態は起こりえない」とは、言い切れません。
残念なことですが、大人全員が、子どもや次世代の子を守るために、法律を守るわけではありません。
これを盾にして、自分の欲望を満たすことに使ったり、子どもの性を大人が「多様性の教育」と称して弄ぶことが起こったり、当事者様たちの気持ちはどうでもよくて、新しい顧客層を手に入れるために、ビジネスを展開させようとする人が現れます。
今回の法律に正式名称はあっても、「LGBT理解増進法」と認知が広まっているので「LGBTの人たちだから」という、特別視の眼差しを注がれる可能性も出て来るでしょう。
法律の条文では、国民に求めることに対して「努めるものとする」という記載がほとんどを占めますが、条文第八条6項では「多様性をめぐる情勢の変化を勘案しながら、施策の効果を検証、評価し、必要があると認めるときは、施策の変更をしないといけない」と明記されています。
努力するといっても、実際問題として評価されることであれば、気を付けて見ておかないと、施策目標を達成するための「義務」に、いつの間にか、差し変わっている場合もあるかもしれません。
義務にされたことによる反発として、ヘイトが出て来る可能性も、否定できません。
具体的な状態を示す記載がなく、条文第三条に「性的指向及びジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別」とあるのですが、どこからの表現や扱いでもって「不当」と定義出来るのか、明確な基準が文章の中でない以上、様々な判断ができてしまいます。
それが原因で、別々の地域で同じ事案があった時に、右では「差別に該当する」とあったのに、左では「差別に該当しない」という判断があった場合、当事者じゃない人たちは、余計に萎縮して、当事者様たちを腫れ物のように見る、いわれのない敵視を向ける人が出て来るかもしれません。
一定の基準が明記されていない以上、あらゆる「不当」(人によっては不当ではないと思われることも含む)を想定出来てしまう、今の条文でのLGBT理解増進法には、反対なのです。
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最後に、あとがきというのか、感じたことを綴ります。
ある発信で
「特権を求めているのではなく、普通に生きられる環境が欲しいだけ」
という、感想を目にしました。
立場や境遇は全然違うのですが、私自身が、普通の人よりもHSP気質が強いことで、いろいろと生きにくかった時期を思い出し、この投稿者様のお気持ちに共感しました。
最初は、法案成立に対して、賛成の立場でいました。
LGBTの当事者様たちの困っておられることや、社会に対する希望が、HSP気質で苦しんでいた時の私と、どこか似ている感覚を覚えました。
私は明らかな差別を受けていませんが「敏感さ」が元で、嫌味を言われたり、あからさまに「そんなだから、あなたはダメなんですよ」と言われたことがあったので、LGBTの方も、そんな扱いを受けられたことがあるんだと、親近感を持った時もあります。
その苦しみが少しでも開放されるなら、法律になって欲しいと思ったのです。
ただ、自分で勉強していく最中で
「これって、”HSP”を特別視しないで欲しい。普通に一人の生きる人間として、困ったことがあったり、苦手なことがあるから、手が必要な時は助けてってお願いしたいし……共感されなくても、そういう人がいるんだという理解促進されて欲しい……というものと、似ていないだろうか?」
と、思い始めました。
私自身、職場復帰する際に、敏感さが過剰に働いて困っていることについて、具体的な状態を挙げ、その対策やどうして欲しいかを書き、職場の上司に「この一番上に書いている一つでいいから、聞いていただけませんか」と見せてお願いしたのですが、結局、理解されないまま終わりました。
その際、他の職員さんに対しても、自分として配慮すべき部分を確認し、実行していたのですが、その視線は、腫れ物を扱うかの如くで、とても辛かったです。
残酷かもしれませんが、受け入れてくれる相手の姿勢や気持ち、感情、自分が育ってきた背景にも、関わって来る部分があります。
しかし、それに関しては、いくら当事者であっても、口出しや指摘できるものではありません。
思想の自由が、日本国憲法第19条で保証されている以上、助ける助けないは、その人の感覚だとか態度の問題です。
状況が全然違うかもしれないですが「普通に生きていていい環境が欲しい」と思う感覚は、HSPの人も似たものを持っているかもしれないと、思いました。
ただ、今の条文では、当事者様たちが望む社会にできるには、難しいと感じています。
これが「HSP理解推進法案」みたいな法律だったら、正直、自分自身かなり気持ちが揺れると思いますし、賛成しているかもしれません。
「多数派の権利は?」と言われても「あなたたちは、社会でいうところの普通であって、守られているでしょ!私たちも、普通に生活出来るようにしたい!!」と言い張る未来もあるかもしれません。
今でも、賛成意見を見ると、その気持ちにも共感できるので、胸がきゅっと締まります。
みんなただ、普通に生活したいだけなのですから。
まとまりのない文章になり、申し訳ないです。
今の自分の精一杯を文章にしたのですが、これからも、この法案をめぐる事案について、動向を追っていきます。
私に関わってくださる方が、LGBTの方であっても、そうでなくとも、お相手様が、今日よりも生きやすい明日になることを祈っています。
そして、こんな私に関わってくださっていることに、心からの感謝と御礼を申し上げます。
ここまでご覧いただき、本当にありがとうございました。
2023.6.17 禧螺
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今回、この法案を考えるにあたり、参考にさせていただいたHPを掲載しておきますので、よろしければご覧ください。
与党が提出した条文↓
2023年6月16日の衆議院で、可決した修正案↓
条文を読むために参考にさせていただいたサイト様↓
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みなさんに、ここで出逢えて嬉しいです。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさんの本日が、素敵なものでありますように。
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【おしらせ】
2022年10月から、ワンコインミニセッション(500円)を開設いたしました。
詳しい申し込み方法、セッションの流れは、
に掲載しております。
ご自身のタイミングや縁で、必要になりましたら、ご利用いただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
また、セッションのご感想も別記事にて掲載しておりますので、よろしければご覧くださいませ。
上のかわいいお花の絵文字は「なるの推し活」様からお借りしました。
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