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いろいろなHSP本から感じる、いろいろなHSP ③ part.16

みなさん、こんばんは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


昨日は、かなり強めの記事を書いたのですが、多くのクリエイターさんにお目通しいただけていて、私が一番びっくりしています。

自分の強めな主張や感性も出していいのかなぁという希望も持ちつつ、これからの記事にも、力を入れて参りたいです。


ついに、読了一歩手前まできました

「いろいろなHSP本から感じる、いろいろなHSP」

の日です。

HSPを考え感じていくことは、私にとって、多くの人とつながり、支援・協力し合える「人生の一目的であり手段」です。

一見、何の変哲もないことに見えますが、それは私を生かしてくれるものであり、またどこか使命のようにも感じられます。

必要としている誰かに、また受け取りたいと望んでいる方に、届きますように。


それでは、参ります。


読み進めていく書籍は、

イルセ・サン
「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」 
2016年,株式会社ディスカヴァー・トゥウェンティーワン

です。


「前回って、どんな話題だったっけ?」な方に向けて、前の記事を貼っておきます。


また「バックナンバーが見たいです!」な方に向けても、マガジンを貼り付けますので、好きな記事をご覧ください。

ナンバリングが続いていますが、原則1記事完結で読めるように書いていますので、よろしければご覧ください。

「HSP関連」の記事を収納しているマガジン↓



💟

はじめに


最初にお断りしておきます。


この記事は、「HSP」や「生きづらさ」に関連した本の、

レビューではありません。


この連載の構成は、

・読んだ部分の「感想」
・読んで「学んだこと」
・学んだことを「自分にどのようにいかすか」

という

個人の主観、思考や感性に基づいて、紹介する本を、みなさんに

「感じたよ」「学んだよ」「ここの部分をいかしたいと思うよ」

という「表現」を、共有させていただく記事です。


ここで書かれたことだけを鵜呑みにせず、少しでも、自分の中で、

何か「ひっかかった」・「気になって仕方ない」

と感じられた時は、

ご自身で、その書籍をご覧いただくことを、強くおすすめします。


ですので、

「HSP本の、それぞれの評価が知りたい」
「HSP本で、どれが読みやすいか、わかりやすいかを知りたい」
「HSP本の、本の中身を教えて欲しい」

という方は、申し訳ないですが、

・他のクリエイター様によるレビュー記事や、レビューサイト

・出版社のホームページ

で、お探しください。


以上の点をご検討いただいた上で、ご覧くださいますよう、

よろしくお願いいたします。



💟

【感想:おわりに HSPへの贈りもの 鈍感な世界に生きる敏感な人たち】


「私は多分、HSPとして今を生きることになるんだろうな……こんな時代に、どうやって」


初めてHSPを前にして、自分自身を見つめた時、喜びの一方で、ぼんやり思っていたこと。

ぼんやりというのは「理解してくれる・理解しようとしてくれる人なんて、いないんだなぁ」という不安。

もちろん、自分の気質に該当することが世の中にある分かって、嬉しい気持ちはあった。

ただ、今までの境遇や人間関係を考えた時に「私はもう終わりだな」とも思ったのだ。

5人に1人いるとはいえ、そんな人どこにもいない。

「みんな言わないだけだ」と聞くけれど、言わずともに生きていられるのだから、やっぱりそれを声に出す自分はダメなのだと、自分に「ダメ」のラベル貼りをやめられなかった。

そうでもしないと、今を頑張って生きている人たちに、申し訳ないと思っていた。


家族以外の全ての人間関係を捨てて、残ったのは、今まで認めてこなかった自分自身。

見た目は穏やかなのに、たくさんのものを失って泣いている。

失ったものを取り返すことは、物理的に不可能だ。

それが分かった時、私は自分の「敏感さ」を受け入れ始めることができた。


ネット世界で「HSP」を名乗り、仲間を探していくこと、そんな簡単にできるはずがないと思っていた。

どちらかと言えば、犯罪や事件に巻き込まれるイメージが強いからか、ネットでの関わりに、一線を引く人も多いだろう。

ただ一方では、仲間を探して、楽しく一緒に自分のなすべきことをしている人もいる。

方法や過程は違うけれど、似た理想や信念を持って、世界に発信している人たち。

「夢の見過ぎだ」「ちゃんと現実を生きているの?」と言われるけれど、私は私の生き方を考えた上で、こう言いたい。


私は私の「HSP」を、世界に表明した上で、自分と向き合い人生を生きたい。

各々の生きづらさを、支え励まし合える仲間を探して、それぞれの形でいろいろなことを発信したい。

深く考え感じられる物事に囲まれて、私は私を生きてゆきたい。



💟

【学んだこと】


この本も、次回を以て、読了です。

HSP関連の本としては、古い方に数えられるのかもしれないですが、昔からあってくれるからこそ、今の人たちの思考の礎になっているのは、間違いないと思います。


「おわりに」なので、特に解説はないのですが、そのおわりでも、さまざまなことを拾いながら、いろいろな解釈や思考を考え出すことができるのが、HSP気質ではないでしょうか。

これまで会った多くのHSPの人は、自分がHSPだと知ってからしばらくの間、ぐったりしていたと言います。

世界中を探すと、同じ様な状態になっている人がいるのだと思うと、案外、外の世界にも、自分が認知していることと似たものがあるのだなと、親近感を持ったことがありました。

言語や文化は違いますが、世界をまたいで当事者会があった時に

「電気の明るさが~」とか

「マルチタスクが~」とか

で、会話が盛り上がった所を想像すると、面白くて、思わず笑ってしまいます。


「世界の人との交流」を想像した時に、異文化コミュニケーションだったり、自分の国を紹介することは、頭に浮かびやすいです。

しかし

「お互いの敏感さについて共有する」

とは、まず浮かんで来ないと思うのです。

むしろ、タブーになる話題とも、捉えられているかもしれません。

それでも、個人がこれだけ自由に発信できる時代になっているのですから、需要が出て来るかもしれないことは、想定できるものではないでしょうか。


サン博士は、本の最後を、こう締めくくられています。

敏感であることは過ちではありません。
それどころか、あなたの人格を豊かにしてくれるのです。

これには私も、おおいに賛成です。


「禧螺ってもう、普通の社会で生きていけないんじゃないの?」と思われることを承知で言いますが、

私は、現在の社会の中で、自分自身や他人を「生きるためには仕方ないから」を理由に、貶したり卑下しながら生きていくのはごめんです。

なので、今の社会で、厳しい波に揉まれて強くなろうとか、気をしっかり持とうとは、到底思えません。

それを頑張った結果、死にかけましたし、「助ける」と言ってくれた人は、みんな助けてくれませんでした。

今から考えれば、その人たち自身も、自分自身のことに手がいっぱいだったでしょうから、そこまで人に時間をかけられないのは、当たり前だと思います。
(ただし、その当時は自分の感情が高ぶっていたため、その人たちを心で責めて責めて責めまくっていました)

その時の一個人や団体の「仕方ないから」の意向で、自分を削りながら生きるのは嫌です。


そんな環境で生きていくのが、もう嫌だと思ったので、自分が敏感であること、または「HSP」だということを表に出して発信してきました。

その結果、受け取りつつあるのが、今の環境だったり、人間関係、自分のしたいと思うことなのかなと考えています。



💟

【自分でどのようにいかすか】


もう一言に尽きます。

「自分の敏感さで、自分を生きる」です。


私が生きる上で意識していることは、より善く死ぬために、より善く生きることです。

死ぬことを助長したいわけではなく、自分の好きなものやことに囲まれて、死ぬ時になって

「ああ、楽しかった。嬉しかった」

と言いたいだけです。


そうした言葉を言える状況に持っていくために、自分を「HSP」だと公言した上で、発信し続けているのですが、今の所、死に向かうどころか、ますます生かされつつあります。

「実際に会ってみたい」と思う人に出会えること、

「わぁぁ、こんな表現されるだなんてー!悔しいー!!私も、もっと表現をみがくもん!!絶対においついてやるぅう!!」と、向上心に火を付けてくれる人に会えること、

「最近どうしたのかな……何かあったのかな」と、心配したい人に出会えること、

すべて、私を生かしてくれようとしています。


これからますます、自分色が強い生き方をしていくだろうと思うので、どこまで、この社会の中で生きていけるのかどうか、わかりません。

それでも、私の生きる時間を信じて、また明日へと踏み出していきたいです。


今日も私を生かしてくれて、ありがとうございます。

今日もここでお出会いしてくれて、ありがとうございます。

今、画面の向こうのあなたを考えながらnoteを書けることに、生きていられることに、感謝です。



💟

みなさんからスキをいただけることが、どんなにありがたいことか。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!


それでは、今日はここまでです。

みなさん、よき休日をお過ごしください。



クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。