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すきなもの

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すきなもの

記事一覧

あたらしい自分と出会いたい

わたしには具体的な人生の目標はない。すごくお金持ちになりたいわけでもなく、見た目を究極まで磨きたいわけでもなく。今の生活も変えたらそれはそれで面白いとは思うけど…

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11日前

正しい選択肢なんて本当はなかったんだと思う

思い返すと、いままでの人生のなかで「なんでそんな選択肢を選んだの?」と言われることがよくあった。わたしとしては、進学先も、就職先も、仲良くする人も、付き合った人…

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2週間前
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誰かを求めることは即ち傷つくことだった

宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」のなかに、「誰かを求めることは即ち傷つくことだった」という歌詞があって、わたしがこの部分が大好きだ。 その通りだと思うし、誰か…

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3週間前
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この美しき残酷な世界では

わたしが生まれてもうすぐ30年になる。決して満足のいった人生ではないし、満足するためにできるだけの行動をしてきたとも言い難い人生だっただろう。じゃあ満足するために…

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1か月前
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要求性能未達の社会的動物

最近のわたしはいつも行動することを躊躇っていて、なにもできていない。側から見たら「難しいことじゃないのになぜ」「どうしてできないの」という反応を受けるようなこと…

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2か月前
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ごはんのあたたかさ

お米という意味ではない、食事全般を表す「ごはん」という言葉の無防備さが苦手だ。 丸裸で無垢な「ごはん」という存在を裏切ってはいけない、という気持ちが働く。 この…

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2か月前
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檸檬代わりの爆弾

何について書いたらいいのかわからない。書きたいことはとくにない。でも何かを書きたい。何かを書き殴れば、今感じている檸檬でいうえたいの知れない不吉な塊みたいなもの…

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2か月前

自動贖罪人形

罪を償う、罰を受けるという行為には、浄化作用はあるのだろうか。 わたしはあると思っていたんだと思う。だからやるべきことをやらなかった自分は幸せになってはいけない…

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3か月前
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【感想】映画「夜明けのすべて」

先日、たぶん一年以上ぶりに映画館に行った。ハイキュー!!を見たんだけどすごくよくて、やっぱり映画館で映画を観るのは家と違って全然いいなあなんて思いながら、早速もう…

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3か月前
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自分だけのライフスタイルを作っていく

ある人と話をしていて、つくづくわたしとは全然考え方もやりたいことも違う人なんだな、と感じた。わたしは元々は彼女のような、外向的で、明るくて、堂々としていて、人当…

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4か月前
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大河の一滴

わたしがわたしに生まれた以上は、わたしは自分を満足させるために生きる。自分は何が好きなのか、何をしたいのか。何が嫌いで、何をしたくないのか。どう生きていきたいの…

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4か月前
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弱肉強食な世界に抗う

この世界はたしかに弱肉強食。そういうもの。でも、それに抗う自由は全員にあって、自分に突きつけられた現実にNOと意思表示する自由は誰にだってある。それをすることによ…

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4か月前
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灰色の領域

自分のことを知ってほしいのに、でもやっぱり自分の内面を見られるのは怖くもある。 居場所がほしいのに、どこにも所属しない自由の身でもありたい。 何者かになりたいのに…

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4か月前

誰にも解釈されたくない

子供の頃、どうして自分はこんなにも場を楽しめないのだろうと本気で考えたことがあった。小学二年生くらいの頃だったと思う。他の人の頭の中を覗いたわけではないけど、な…

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5か月前
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全部、まわりまわったら自分のため

苛立ちの感情は、だいたい時間差でやってくる。人に何かを言われたとき、その場ではなんとも思わなかったはずだったのが、後になってから「あの人のあの言葉、今思い返すと…

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5か月前
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「進撃の巨人」に出会えたわたしの幸福な人生

自分がどれくらい進撃の巨人を好きか、いくら言葉にしたところで伝えられる気がしない。 でも伝えたい。 その矛盾に自分が耐えられないので、今まで進撃の巨人についてnote…

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5か月前
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あたらしい自分と出会いたい

あたらしい自分と出会いたい

わたしには具体的な人生の目標はない。すごくお金持ちになりたいわけでもなく、見た目を究極まで磨きたいわけでもなく。今の生活も変えたらそれはそれで面白いとは思うけど、渇望するほどの情熱はない。まあなにごとも、熱い思いだけが自分を扇動してくれるってわけじゃないんだけどさ。
なんとなく消費的に生きている。なにかをインプットしていないとつらい。でも、それは何かの能力の向上というよりは、自分自身について考える

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正しい選択肢なんて本当はなかったんだと思う

正しい選択肢なんて本当はなかったんだと思う

思い返すと、いままでの人生のなかで「なんでそんな選択肢を選んだの?」と言われることがよくあった。わたしとしては、進学先も、就職先も、仲良くする人も、付き合った人も、付き合わなかった人も、自分がそうしたくて選んできた自覚だが、いざそう聞かれてしまうと言葉に詰まる。だってきっと目の前の人がわたしに言いたいのはつまり、言葉通りの「なぜこの選択肢を選んだのか教えて」ではなく「この選択肢を選ぶ気持ちがわから

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誰かを求めることは即ち傷つくことだった

誰かを求めることは即ち傷つくことだった

宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」のなかに、「誰かを求めることは即ち傷つくことだった」という歌詞があって、わたしがこの部分が大好きだ。
その通りだと思うし、誰かと「健全に」関わっているのならば、相手からなんらかの意思がこちらに伝わる。それは必ずしもわたしの価値観に適合したものではなくて、それを流すも反論するもわたしの自由であるが、なにか自分とは異なる思想に触れたとき、それが相手から悪

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この美しき残酷な世界では

この美しき残酷な世界では

わたしが生まれてもうすぐ30年になる。決して満足のいった人生ではないし、満足するためにできるだけの行動をしてきたとも言い難い人生だっただろう。じゃあ満足するためにわたしは生きているのだろうか。わからない。わたしの幸せは何かを欲求しそれを得ることによって得られる「満足」だけにあるのだろうか。そもそも、満足ってなに?満たされる気持ち?それを得るのに時間や労力をかければかけるほど自分の中でそれの価値が上

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要求性能未達の社会的動物

要求性能未達の社会的動物

最近のわたしはいつも行動することを躊躇っていて、なにもできていない。側から見たら「難しいことじゃないのになぜ」「どうしてできないの」という反応を受けるようなことであろうことも、事態が深刻ではないことも、わたしが客観的事実以上に自分の頭の中で繰り広げられた個人的見解の歪みに苛まれていることも、たぶん、頭ではわかっている。わかっているのか、これを書いている今も、はいはいわかってるからこれ以上わたしが既

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ごはんのあたたかさ

ごはんのあたたかさ

お米という意味ではない、食事全般を表す「ごはん」という言葉の無防備さが苦手だ。
丸裸で無垢な「ごはん」という存在を裏切ってはいけない、という気持ちが働く。

この言葉に限らず、食べたかったものが食べられない人を見ることも、勝手に切なくなってしまうから苦手だ。
何かを食べたいと言っている人に、それはないよ、と伝える時、強い言葉でNOを突きつける人が苦手だ。
なぜか自分が言われる分には大丈夫で、側から

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檸檬代わりの爆弾

檸檬代わりの爆弾

何について書いたらいいのかわからない。書きたいことはとくにない。でも何かを書きたい。何かを書き殴れば、今感じている檸檬でいうえたいの知れない不吉な塊みたいなものをすこし軽減させられる気がする。わたしの心全体を覆っている黒いもやもや、どっかいってほしい。檸檬みたいな何か爆弾のようなもの、今のわたしにとっては何がそれにあたるんだろう。
今のわたしの境遇が最悪ならば、それは誰にどんな嫌なことをされたり言

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自動贖罪人形

自動贖罪人形

罪を償う、罰を受けるという行為には、浄化作用はあるのだろうか。

わたしはあると思っていたんだと思う。だからやるべきことをやらなかった自分は幸せになってはいけないし、楽しんでもいけないと考えた。不幸になる方向に自分ら進んでいった。
わたしが当初目指した最終ゴールは「不幸」ではなかったはずだ。それなのに、どうして自分からそっちの方へ足を進めているんだろう。

セルフネグレクトには中毒性がある。簡単に

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【感想】映画「夜明けのすべて」

【感想】映画「夜明けのすべて」

先日、たぶん一年以上ぶりに映画館に行った。ハイキュー!!を見たんだけどすごくよくて、やっぱり映画館で映画を観るのは家と違って全然いいなあなんて思いながら、早速もう一つ気になっていた映画を観てきました。タイトルの通り、松村北斗さんと上白石萌音さんが主演の「夜明けのすべて」。ちなみに、わたしは原作の瀬尾まいこさんの小説はまだ読んでいません。

ここから下はネタバレを含みますが、正直、ネタバレしてもあま

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自分だけのライフスタイルを作っていく

自分だけのライフスタイルを作っていく

ある人と話をしていて、つくづくわたしとは全然考え方もやりたいことも違う人なんだな、と感じた。わたしは元々は彼女のような、外向的で、明るくて、堂々としていて、人当たりがよく感じのいい人に憧れていた。
それはそういう人が周りにいることで場が華やぐからで、わたしも人にとって花のような存在になれたのなら、わたしが彼女に向けているようなポジティブな感情を、自分自身にも向けられるかもしれないと想像していたから

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大河の一滴

大河の一滴

わたしがわたしに生まれた以上は、わたしは自分を満足させるために生きる。自分は何が好きなのか、何をしたいのか。何が嫌いで、何をしたくないのか。どう生きていきたいのか。どういう人が好きなのか。何に心を動かされるか。そんなことはわざわざ言語化しなくてもいいし、意識しなくたっていい。きっと無意識のうちにわたしは自分が行きたい方向に舵を切るのだから、そんなことは知っていても知らなくても、どちらでもいい。わた

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弱肉強食な世界に抗う

弱肉強食な世界に抗う

この世界はたしかに弱肉強食。そういうもの。でも、それに抗う自由は全員にあって、自分に突きつけられた現実にNOと意思表示する自由は誰にだってある。それをすることによってさらに傷つけられることもあるでしょう。できることなら、そんな仕返しは絶対に受けないとわかった状態で、安全圏から主張していたい。でもそんなのはきっと無理だ。わたしが自由ということは即ち、前の前の相手も自由だからだ。自分だけに自由が与えら

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灰色の領域

灰色の領域

自分のことを知ってほしいのに、でもやっぱり自分の内面を見られるのは怖くもある。
居場所がほしいのに、どこにも所属しない自由の身でもありたい。
何者かになりたいのに、自分が何どういう人間なのか、どこに括られるのかが決まってしまうのは嫌だ。
わたしはなんて欲張りでいいとこどりばかりしようとしているんだと思うけど、でも、それがわたしだ。誰にも迷惑かけずに(実はにじみ出ててどこかに迷惑かけてるようだったら

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誰にも解釈されたくない

誰にも解釈されたくない

子供の頃、どうして自分はこんなにも場を楽しめないのだろうと本気で考えたことがあった。小学二年生くらいの頃だったと思う。他の人の頭の中を覗いたわけではないけど、なんだかみんな楽しそうだし、誰かと関わりたそうにしているのに、わたしは楽しくない。とはいえぼっちになる勇気もなくて、誰かと一緒にいることが多かったけれど、なんとなく楽しくない。友達のことを好きかと聞かれると別に好きじゃなくて、ただ同じクラスに

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全部、まわりまわったら自分のため

全部、まわりまわったら自分のため

苛立ちの感情は、だいたい時間差でやってくる。人に何かを言われたとき、その場ではなんとも思わなかったはずだったのが、後になってから「あの人のあの言葉、今思い返すとむかつくな」と感じる。苛立ちは、突き詰めるとだいたいの場合は悲しみのような気がする。わたしはきっと、その場で言い返せなかった、怯んだ、というよりは、その場で真っ向にその言葉を受け止めてしまう以上に、その場をいかに社会的動物としての「常識さ」

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「進撃の巨人」に出会えたわたしの幸福な人生

「進撃の巨人」に出会えたわたしの幸福な人生

自分がどれくらい進撃の巨人を好きか、いくら言葉にしたところで伝えられる気がしない。
でも伝えたい。
その矛盾に自分が耐えられないので、今まで進撃の巨人についてnoteで語ることはしてこなかったのだけど、でもやっぱり伝わらなくても一回言葉にして残しておきたいと思ったので、書いてみます。

わたしは意味がわからないくらいにこの作品が好き。
これ以上に好きな作品に今後出会える気がしない。出会えたら幸福だ

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