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あたらしい自分と出会いたい
わたしには具体的な人生の目標はない。すごくお金持ちになりたいわけでもなく、見た目を究極まで磨きたいわけでもなく。今の生活も変えたらそれはそれで面白いとは思うけど、渇望するほどの情熱はない。まあなにごとも、熱い思いだけが自分を扇動してくれるってわけじゃないんだけどさ。
なんとなく消費的に生きている。なにかをインプットしていないとつらい。でも、それは何かの能力の向上というよりは、自分自身について考える
正しい選択肢なんて本当はなかったんだと思う
思い返すと、いままでの人生のなかで「なんでそんな選択肢を選んだの?」と言われることがよくあった。わたしとしては、進学先も、就職先も、仲良くする人も、付き合った人も、付き合わなかった人も、自分がそうしたくて選んできた自覚だが、いざそう聞かれてしまうと言葉に詰まる。だってきっと目の前の人がわたしに言いたいのはつまり、言葉通りの「なぜこの選択肢を選んだのか教えて」ではなく「この選択肢を選ぶ気持ちがわから
もっとみる誰かを求めることは即ち傷つくことだった
宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」のなかに、「誰かを求めることは即ち傷つくことだった」という歌詞があって、わたしがこの部分が大好きだ。
その通りだと思うし、誰かと「健全に」関わっているのならば、相手からなんらかの意思がこちらに伝わる。それは必ずしもわたしの価値観に適合したものではなくて、それを流すも反論するもわたしの自由であるが、なにか自分とは異なる思想に触れたとき、それが相手から悪
この美しき残酷な世界では
わたしが生まれてもうすぐ30年になる。決して満足のいった人生ではないし、満足するためにできるだけの行動をしてきたとも言い難い人生だっただろう。じゃあ満足するためにわたしは生きているのだろうか。わからない。わたしの幸せは何かを欲求しそれを得ることによって得られる「満足」だけにあるのだろうか。そもそも、満足ってなに?満たされる気持ち?それを得るのに時間や労力をかければかけるほど自分の中でそれの価値が上
もっとみる要求性能未達の社会的動物
最近のわたしはいつも行動することを躊躇っていて、なにもできていない。側から見たら「難しいことじゃないのになぜ」「どうしてできないの」という反応を受けるようなことであろうことも、事態が深刻ではないことも、わたしが客観的事実以上に自分の頭の中で繰り広げられた個人的見解の歪みに苛まれていることも、たぶん、頭ではわかっている。わかっているのか、これを書いている今も、はいはいわかってるからこれ以上わたしが既
もっとみる自分だけのライフスタイルを作っていく
ある人と話をしていて、つくづくわたしとは全然考え方もやりたいことも違う人なんだな、と感じた。わたしは元々は彼女のような、外向的で、明るくて、堂々としていて、人当たりがよく感じのいい人に憧れていた。
それはそういう人が周りにいることで場が華やぐからで、わたしも人にとって花のような存在になれたのなら、わたしが彼女に向けているようなポジティブな感情を、自分自身にも向けられるかもしれないと想像していたから
弱肉強食な世界に抗う
この世界はたしかに弱肉強食。そういうもの。でも、それに抗う自由は全員にあって、自分に突きつけられた現実にNOと意思表示する自由は誰にだってある。それをすることによってさらに傷つけられることもあるでしょう。できることなら、そんな仕返しは絶対に受けないとわかった状態で、安全圏から主張していたい。でもそんなのはきっと無理だ。わたしが自由ということは即ち、前の前の相手も自由だからだ。自分だけに自由が与えら
もっとみる誰にも解釈されたくない
子供の頃、どうして自分はこんなにも場を楽しめないのだろうと本気で考えたことがあった。小学二年生くらいの頃だったと思う。他の人の頭の中を覗いたわけではないけど、なんだかみんな楽しそうだし、誰かと関わりたそうにしているのに、わたしは楽しくない。とはいえぼっちになる勇気もなくて、誰かと一緒にいることが多かったけれど、なんとなく楽しくない。友達のことを好きかと聞かれると別に好きじゃなくて、ただ同じクラスに
もっとみる全部、まわりまわったら自分のため
苛立ちの感情は、だいたい時間差でやってくる。人に何かを言われたとき、その場ではなんとも思わなかったはずだったのが、後になってから「あの人のあの言葉、今思い返すとむかつくな」と感じる。苛立ちは、突き詰めるとだいたいの場合は悲しみのような気がする。わたしはきっと、その場で言い返せなかった、怯んだ、というよりは、その場で真っ向にその言葉を受け止めてしまう以上に、その場をいかに社会的動物としての「常識さ」
もっとみる「進撃の巨人」に出会えたわたしの幸福な人生
自分がどれくらい進撃の巨人を好きか、いくら言葉にしたところで伝えられる気がしない。
でも伝えたい。
その矛盾に自分が耐えられないので、今まで進撃の巨人についてnoteで語ることはしてこなかったのだけど、でもやっぱり伝わらなくても一回言葉にして残しておきたいと思ったので、書いてみます。
わたしは意味がわからないくらいにこの作品が好き。
これ以上に好きな作品に今後出会える気がしない。出会えたら幸福だ